データ
運行事業者 | JR東日本・富士急行 |
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運行区間 | 新宿駅~河口湖駅(3号は千葉駅始発) |
運行路線 | 中央本線(中央東線)・富士急行線(大月線・河口湖線)、3号は総武本線も経由 |
運行開始 | 2019年3月16日 |
使用車両 | E353系3両編成(定期列車、JR東日本松本車両センター所属)、E257系5両編成(臨時列車、JR東日本大宮車両センター所属) |
備考 | E353系使用の定期列車は、JR線内あずさまたはかいじと連結運転 |
概要
富士山方面への観光需要を目的として、2019年3月のダイヤ改正に合わせて設定された特急列車。
主たる事業者であるJR東日本の列車が、協業者の富士急行線に乗り入れる形となっている。
土・休日運転の臨時列車であった「ホリデー快速富士山」「快速富士山」を前身としている。
同改正にて定期列車化と特急格上げが行われたが、同時に特急「成田エクスプレス」の河口湖駅発着の臨時列車の運行が終了している。
「全車指定席化」と「座席未指定券制度」を実施しているが、富士急行線内のみの乗車は「座席未指定券」だけの発売となる。
また富士山~河口湖間のみの乗車の場合は乗車券だけで空席を利用できる。
停車駅
E353系使用の定期列車3往復は、千葉・新宿~大月間で特急「あずさ」もしくは「かいじ」との併結運転を実施。そのため列車番号は「あずさ」「かいじ」に合わせている。
このほか土・休日運転の臨時列車が1往復(富士回遊91・92号)設定されており、E257系5500番台による5両編成での単独運転がされる。
下り列車を早朝新宿駅に出発するダイヤに変更する日もあり、2021年11月28日には「富士回遊95号(富士マラソン号)」、2022年1月1日には「富士回遊93号(富士初詣号)」を運行した。(上り列車は通常と同じ)
余談
- なお、2021年11月まではE257系500番台の波動用編成(基本的にNB-10編成、NB-11、12編成による代走あり)を使用していた。5500番台登場後も、未更新(500番台)のまま残っていたNB-12編成を使用していたが、12月に同編成が5500番台化更新工事のため運用を離脱すると、5500番台(基本的に元NB-10編成であるOM-53編成)が使用されるようになった。
- ちなみに、この列車の源流は富士急ハイランドが開園したあとの1962年4月に誕生した気動車準急「かわぐち」である。富士急行製のキハ58系を使用し新宿駅~大月駅まで糸魚川駅行きの急行「白馬」(のち「アルプス」&「八ヶ岳」)に併結された。1975年3月改正で165系電車化され併結相手は急行「かいじ」に変更。中央東線から昼行急行が全廃され特急「あずさ」に統合された1986年11月まで運転された。