────すべての人間は道具でしかない
過程は関係ない どんな犠牲を払おうと構わない
この世は勝つことが全てだ
最後にオレが勝ってさえいれば それでいい────
プロフィール
学籍番号 | S01T004651 |
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誕生日 | 10月20日(天秤座) |
身長 | 176cm |
所属 | 1年Dクラス→2年Dクラス |
学力 | C(51) |
身体能力 | C+(60) |
機転思考力 | D+(37) |
社会貢献性 | C+(60) |
総合 | C(51) |
一人称 | 「オレ」 |
CV | 千葉翔也 |
概要
本作の主人公。高度育成高等学校の1年Dクラスに所属している男子生徒。
普段は目立たず、クラスでも影が薄い存在。容姿は中肉中背の体格で外ハネの茶髪。地味ではあるが整った顔立ちをしている。
目立った特徴は無く、周囲の人間からは平均的な能力の生徒だとみなされているが、実は極めて高い身体能力と頭脳を持っており、一般的な高校生として穏やかに過ごすことを目的としているために実力を隠している。
略歴
生まれた時から天才を人工的に育成する教室機関ホワイトルームで英才教育を受けていた過去をもつ。
彼は、その ホワイトルームの「最高傑作」である。そこで育ってきた人間は皆 "綾小路清隆を超えるような存在となれ" と教え込まれるほどの存在であった。
本編開始より8年前、すなわち7歳の頃に父親の付き添いでホワイトルームを見学していた坂柳有栖に存在を知られている。
本編開始の1年前には、ホワイトルームは一時的に稼働を停止しており、その隙に執事の松雄の手引きにより高度育成高等学校に入学することになる。
人物
クラス内でも特に目立たず、やる気のない性格をしており抑揚のない喋り方をする。何事にも動じず、常に冷静に物事を見極めながら、場の空気に合わせて多数派の中に溶け込んでいる。
事なかれ主義を自称しているが、隣人の堀北鈴音には「好きになれそうにない考え方」と大批判されている。
クラス内では影が薄く、あまり目立たない存在。交友関係はあまり広くなく、きっかけがないと他人との距離を縮めるのが苦手で、本人もそれを少し気にしている。
しかしその本性は冷酷な性格をしており、基本的には他人の事を道具としか見ていない節があり、軽井沢恵に大きく指摘されている。
基本的には誰に対しても、良くも悪くも平等に接しているので、綾小路自身が動いて手助けするのは今後自分にとって利用価値を持つ可能性がある生徒に限る一面も持ち合わせており、根っからの善人とは程遠い。
ただ、一概に悪人かと言われるとそうでもない。
親切心で人助けしたりする場面も非常に多く、基本的に自分に無害な相手には手を出すことはない。
実力
周囲の人間からは平均的な能力の生徒だとみなされているが、実際は、常人とはかけ離れた頭脳と身体能力を有している。
学力・頭脳はテストの点数配分を理解しスコアを制御できるだけでなく、他者の陰謀を把握したうえで、掌上で躍らせて自分のために貢献させるなど常軌を逸した次元での深謀遠慮を行える。
身体能力も極めて高く、大人の戦闘のプロと渡り合えるほど。
その一方で常識に欠ける点から交友関係が薄く、自分に対する協力者が限られているのが弱点。
とはいえ、物語が進むにつれて堀北や平田のほかにAクラスの坂柳、Bクラスの一之瀬、Cクラスの龍園といった各クラスの中心人物と独自のコネクションを形成しており、これらを活かして様々な交渉や策略を行う。
この様に相手の狙いを見抜くなど、コミュニケーション能力が全く無い訳ではない。
学校では現在本気で取り組んでおらず査定評価はそれほど高くない。
孤立気味で他の生徒から大きな注目を浴びたりはしないが、一部の人間は綾小路の本質に興味を抱いている。
クラス内では男子たちとは絡む機会が意外に多く、女子たちからは普段の言動から「人畜無害そう」と警戒されていない。
そのため、クラス内で男女の間に溝が深まった際も、普段通りに女子とコミュニケーションを取った。
入学当初は生活用品の物価などの常識をはじめ「一般的な高校生」の実態を知らなかったため、普通の高校生を演じるのに苦戦していた。
動向
1年生編序盤では堀北鈴音に半ば強制的に協力させられる形でAクラスを目指す様になる。その動きの一環として、気まぐれで須藤健の危機を2度も救っている。
5月中旬頃に櫛田桔梗の裏の顔を偶然目撃してしまい、彼女に「誰かに言ったらアンタにレイプされたって言いふらしてやる」と脅迫されている。
夏休み前に茶柱佐枝に呼び出され、父親の話を引き合いに脅迫され、本格的にAクラスを目指さないといけない状況に追い込まれる。
無人島試験で、孤立奮闘する堀北を気遣ったりと優しい一面もみせるのだが、それは全て彼の計算内だった等の黒い一面も見せる。
────オレはおまえを仲間だと思ったことはないし、クラスメイトとして心配したこともない。
この世は『勝つ』事が全てだ。過程は関係ない。
どんな犠牲を払おうと構わない。最後にオレが『勝って』さえいればそれでいい。────
その無人島試験では、全て綾小路が単独で動きDクラスの圧勝という結果で終わっている。
その後の船上試験では、本格的にAクラスを目指す為に必要な手駒として軽井沢恵に目を付ける。
その際に平田や真鍋たちを通じて軽井沢が中学時代虐められていた過去と平田との関係は自分を守る為の嘘だった事を知り、彼女を守る代わりにAクラスに行く手助けをしてもらう取引を持ちかける。
無人島試験、体育祭、ペーパーシャッフルを重ねるごとに、櫛田の裏切り等の要素も含みながら乗り越えていく。
しかし、Cクラスのリーダーである龍園に堀北を隠れ蓑に様々な試験で動いている事を察知され、冬休みの1日前に、自身と繋がりがある軽井沢を学校の屋上に拉致されてしまう。
しかし、これまでの一連の流れは全て綾小路の掌の上だったこともあり、軽井沢を助ける為に自ら屋上で正体を晒す。
その際に龍園を含むCクラスの武闘派生徒たちを纏めて叩き潰し、さらに軽井沢からの依存を深めさせたりと計算通りの行動をとっている。
冬休みでは堀北学に南雲雅の改革を止める様に進言されたり、軽井沢と更に関係を深めたりしている。
1年生編の中盤から終盤にかけて、自身の過去を知っている坂柳有栖に目をつけられ、一之瀬を攻撃する事で誘き出されることになる。
その後、綾小路の父親の息のかかった月城理事長代理が主催で退学者を決める試験であるクラス内投票が発生する。堀北鈴音の成長を促す一方で一之瀬帆波や龍園翔等の他クラスのリーダーの手助けもしている。
1年生編終盤にて坂柳と学年末試験で死闘を演じることにる。堀北や橋本を混ぜたチェスゲームで一進一退の攻防を繰り広げるも、月城に介入され、綾小路が敗北する。
正々堂々と勝負できなかったことに腹を立てた坂柳とは一時休戦し、今後は外部から狙ってくる敵の排除に尽力するようになる。
その後
11.5巻にて、1年間の学校生活を通して綾小路は二つの欲求に駆られることになる。
一つ目は「堀北鈴音の成長を見守る事」である。クラス内投票や学年末試験では平田に代わってクラスのリーダーをやり遂げ、兄から脱却した彼女の今後に期待している。
最早、隣人の枠を越えて「教師と生徒」のような関係とも言えるかもしれない。
ただし、堀北たちとは最終的に敵として立ちふさがり何でも上手くいくとは限らないと教えると心中では考えている。
兄の堀北学からは「生徒たちの記憶に残る存在になれ」と激励されており、ホワイトルームにいた頃とは違った価値観を抱くことになる。
二つ目は「恋愛を体験してみたい」という高校生の男子からしてみれば、ごく普通の当たり前の欲求に駆られることになる。
そして、その相手に軽井沢恵が選ばれることになる。
7巻時点やそれ以降の絡みから見ても、綾小路が軽井沢を相手に選ぶことはハッキリ言って必然とも言える行為であり、彼女からの好意は一応知っている様子だったので、タイミング的にも丁度良かったのかもしれない。
2年生編
月城曰く、新学期からホワイトルーム生を1名呼び出しているらしく、最高傑作である自分を退学させる為に刺客としてやってくる。
そして、2019年10月25日『ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編』公式ホームページにて新情報が開示された。
この中に綾小路を狙うホワイトルームの刺客がいる。
人間関係
隣人。初期から行動を共にする事が多いが、自信にとっては隠れ蓑に過ぎない存在だった。
しかし11巻辺りでは「アイツを変えてみようと思う」と言わしめるほど、綾小路にとって重要な存在になっていき、最近では駒のような扱い方も変わり、純粋にポテンシャルと将来性を認め、堀北の成長を見守るような立場になる。
船上試験で綾小路に過去を知られ、その後は綾小路がAクラスを目指す助手として、色々な面倒事を任せるようになる。
綾小路曰く「堀北よりも信用できる(4.5巻時点)」らしく、軽井沢も龍園との一件や冬休みのやり取りで綾小路に強い好意を抱くようになる。
1年生編ラストで恋人になる。
クラスメイト。
堀北同様に初期から行動を共にする事が多かったが、体育祭の一件で完全に敵対関係にある。その後、堀北を通じて櫛田の過去を知ってしまった為、彼女には退学にさせるターゲットに入れられてしまっている。
同じグループの友人。
ストーカーから助けた事で好意を抱かれる。
その後、綾小路を中心とした友人グループが出来上がり、意を決して彼らの仲間に入れてくれるように頼まれる。
担任の教師。
綾小路の裏事情などをある程度知っており、それをネタに綾小路を脅してAクラスを目指す戦いを強制される。
しかし7巻で茶柱の脅しがハッタリだとバレてしまった為、それ以降は綾小路に頭が上がらなくなっている。
1年生編で何度も助けたことにより、強い好意を抱かれることになる。
2年生編4巻で告白されるが、4.5巻では‥‥。
自信の過去を知っている数少ない人物。
8年以上前に一方的に知られており、ずっと会えなかった幼馴染のような心境を抱かれている。
また自信を慕っている為、月城のような外部から綾小路を狙う存在については容認していなかったりと、立場によっては味方してくれる存在でもある。
腐れ縁。
序盤の須藤の暴力事件から2学期末まで一応の決着が着くまで長い付き合いになる。
7巻の一件で実力を認められており、龍園からは一方的に目標にされている。
良くも悪くもお互いの性格や行動を熟知してるので、今ではある意味理解者の一人になりつつある。
同じく腐れ縁。
序盤で知り合っており、しかも初対面にも関わらず一方的に喧嘩を仕掛けられている。
その後は自信の実力を直感で感じ取っており、南雲に対抗できる生徒として何度か生徒会に誘ったりするなど、強い興味を抱かれている。
父親の息のかかった人物。
自身のことにもホワイトルームの内情にもかなり詳しい存在。
南雲の見ている前で新1年生たちに2000万ポイントを持ち出して綾小路を狙わせたりと、自信が学校生活を送る上で最も警戒している存在でもある。
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吉井明久:似たような設定の作品の主人公で、髪型が似ている。ただし学力と性格は大きく異なる。