基礎データ
進化
メノクラゲ→ドククラゲ(Lv.30)
概要
初代『赤・緑』から登場している古参のみずポケモン。
名前のとおりクラゲがモチーフだが、赤い水晶体のある大きく肥大化した頭部や、長く太めな2本だけの触手と、どこか宇宙生物のような姿をしている。
クラゲだけに泳ぐ力は強くなく、普段は浅瀬や海面付近を波に逆らわずに漂っている。そして近づいてきた獲物に触手に絡ませて身動きを封じ、先端についている毒針で仕留める。
接触したものは何であろうとそうして襲いかかる習性を持つ上、99%が水分で出来た半透明な身体は水中で視認しにくいため、釣り人が間違って釣り上げ刺されてしまったり、海水浴中気づかぬうちに刺されてしまうなどの事故が多い。
水分以外の1%に毒を作る器官が含まれており、刺されたら病院へ急げという図鑑説明から、血清の類や治療法は確立されている模様。
メノクラゲ自身の触手もちぎれることがあるが、時間が経てば生えてくるじこさいせい能力を備える。
触手の付け根付近に白い目があり、ものを視ているのもそちらだが、頭部の赤い水晶体も目玉であるらしく、そちらは不思議な光のビームを発射するための器官。
浴びた太陽光を透き通った体内で屈折させることでエネルギーに変え、空からの襲撃にも応戦できるビーム技として撃ちだしている。
一方、波任せな生態が仇となり、砂浜に打ち上げられ、水分を失い干からびてしまった姿もしばしば発見される。
だがその状態でも生きている事が多く、水に浸ければ元に戻るタフなやつであるため、干からびたメノクラゲを見つけたら海に返してあげることがトレーナーのマナー。
名前の由来は恐らく「目のクラゲ」か「瑪瑙+クラゲ」。いずれも頭の水晶体が目でもある事が由来となっている。恐らくモデルはハコクラゲの一種、アンドンクラゲ。
ゲームでの特徴
『ポケットモンスター』というゲームにおいて、殆どの地方の海でウザイ程登場してくるポケモン。完全に登場しないのはイッシュ地方のみ。
ガラル地方では、ガラル本土ではなくDLC『鎧の孤島』の舞台であるヨロイ島に生息が確認された。
意外に素早いので、先頭が遅いポケモンだと「まきつく」で逃げられなくなったり「ちょうおんぱ」でこんらんさせられたり、どく状態にされたりと散々な目に遭う。
とは言え、ウザイ程出現するということは、努力値稼ぎにはうってつけの相手ということでもある。特防努力値を稼ぎたいなら出現場所を調べておいた方がいいだろう(特に、野生ポケモン狩りが一番効率のいい努力値稼ぎ法である第6世代までは)。
設定通りビーム技も、「はかいこうせん」は無理だが「オーロラビーム」「れいとうビーム」等を覚えてくれる。
他媒体
アニメや漫画版などではよく群れており、こちらでも大量に繁殖して他の生物が近寄れない状況を作ってしまう事がある模様。
アニメ版
無印19話「メノクラゲドククラゲ」では住処を壊されたメノクラゲたちが人間たちに復讐する。また三倍酸の化学反応で通常より大きくなったドククラゲやニャースを操るメノクラゲが登場した。
実はAG103話で幼いハルカが海で泳いでいた時現れたメノクラゲに「何だこれ~面白いかも~」と触っていたらいつの間にかメノクラゲの大群囲まれて悲鳴を上げた時、母親のミツコがハルカをメノクラゲと間違えてゲットしようとした事が最初の頃のポケモンが苦手という理由になったという。
新無印では第8話で波止場で大群にいた群れの1体をゴウがゲット。当初は強そうな個体を狙っていたが、避けられたため、その隣にいたこの個体にボールが当たり偶然ゲットされた。
ポケモンフーズが無くなった事件ではタマンタたち共々、ポケモンたちの喧嘩に巻き込まれるも、マユルドを助ける為にジュゴンと共に「れいとうビーム」で池を凍らせた。
その他
無印 | 151話(イメージ)・168話 |
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AG | 191話 |
XY | 39話(回想) |
SM | 31話・42話・86話 |
新無印 | 2話・8話・20話(映像)・44話(冒頭) |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』第2章で、イエローが海の底に沈む進化の石を手に入れようとクチバ湾の沖で釣りをしていた際に、大量のメノクラゲが出現している。
余談
近年の作品では毒の触手での攻撃方法は刺すだけでなく、噛むという表現も使っている。か、噛む?(関西地方の表現で蚊などに刺された際に使う表現らしい。)