シェフィ(プリコネ)
しぇふぃ
当記事の一部には、本作品におけるメインストーリー第2部のネタバレが含まれています。
概要
シェフィはCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
本作のメインストーリー第2部の鍵となる人物。
無印版では登場しない、Re:Diveの新規キャラクター。
人物
空から突如降ってきて、それ以前の記憶を失い赤ちゃん状態になっていたドラゴン族の少女。シェフィという名は、ヒヨリが彼女に名前を尋ねたときに発した「しぇ…、ふ…」という言葉から便宜上コッコロがつけた名前である。
空から降ってきた彼女は主人公のとっさの行動によって助けられたのだが、その際に何らかの力が干渉したことで、彼はしばらくの間再び記憶を失ってしまう。記憶喪失は以前よりもひどくなり、シェフィと同様の赤ちゃん同然となってしまっていた。
その後は【美食殿】のギルドハウスで【トゥインクルウィッシュ】のメンバーと共同で主人公と彼女の育児が行われていた他、キャルは覇瞳皇帝の腹心として暗躍していた罪をこの育児(を含めた【美食殿】への奉仕活動)を条件に執行猶予を受けている状態になっている。
ペコリーヌもいろいろと手を回して調査などをしていたが正体については不明らしく、種族はドラゴン族ということだけがわかった。
初登場時からしばらくの間は上述の通り幼児退行した状態であったが、メインストーリー第2部第3章の出来事によって年相応の少女の状態に復帰した。その後は他の仲間たちとも普通に会話をしている。
口調は大人びたクール系のものであり、キャルと同じく魔物料理には抵抗感を示すなど、復帰後の彼女は常識人寄りの性格。戦闘時は氷系の能力を使用し、アイススケートのブレードのようなもので地面を滑るように移動して攻撃を行っている。
ただし意識が赤ちゃん状態から復帰しただけで、空から降ってくる前の「過去の自分」の記憶は戻っていない様子。
赤ちゃん状態だった時の記憶に関しては残っている上に、その頃の癖は抜けておらず、意識していないとコッコロのことを「ママ」と呼んだり、主人公のことは「おにーたん」と呼んでしまう。また、パニックなどを起こすと一時的に再び幼児退行してしまう模様。
2020年10月に公開されたメインストーリー第2部第4章後半をもって【美食殿】へ正式に加入する事になり、当ギルドの5人目のメンバーになった。そしてその後、プリコネRリリース3周年となる2021年2月15日に満を持してプレイアブル実装された。
上記のメインストーリーの段階では公式サイトのキャラクターページへの記載は無かったが、プレイアブル化に合わせて公式ホームページに【美食殿】の一員として記載された他、アルバムの【美食殿】の項目やギルドストーリーでも【美食殿】の一人として記載されている。
これまで【聖テレサ女学院(なかよし部)】や【ドラゴンズネスト】というRe:Diveからの新キャラによる新規ギルドの追加こそあったが、既存のギルドにそのような新キャラが追加される事例はシェフィが初となる。
ストーリー
メインストーリー
メインストーリーでは、概要にも記した通り第2部のキーキャラクターとなる人物。【美食殿】や【トゥインクルウィッシュ】のメンバーと共に活躍していく。
赤ちゃん状態だった第2章第3話では、再登場したラビリスタと鉢合わせた際に、なぜか彼女に対して袖を噛むといった赤ちゃん状態なりの嫌悪感を示している。
後にネネカが【美食殿】のギルドハウスを訪ねた際にも嫌悪感をネネカに対して向けており、後述の覇瞳皇帝の件も含めて七冠と何らかの関係があることが示唆されている。
第3章では赤ちゃん状態のまま【サレンディア救護院】で起きた【レイジ・レギオン】とヒヨリ・レイ達の抗争に巻き込まれてしまう。
主人公を含む戦える者が次々と倒れていく中、アゾールドの「万能人形」が彼らにとどめを刺そうとしたその時、主人公の「プリンセスナイト」の力がシェフィに流れ込んだことで、ついに赤ちゃん状態から復帰。彼の剣を取り、アイススケーターのような攻撃スタイルで大量の万能人形をたった一人で殲滅した。
第4章では王女ペコリーヌの護衛として、彼女やキャルと共に【ルーセント学院】へ来訪。プール開きの際は、生徒のスズナやミサキ達と一緒に選んだ水着の姿を披露した。
第10話では以前の自身の記憶が無いことによる葛藤を、彼女達の担任の先生であったイオへ打ち明ける。イオはそんなシェフィへ「友達との楽しかった記憶は心を救ってくれる」とアドバイスし、彼女を迎えてくれる場所でたくさん思い出を作ってほしいということを伝えると、シェフィは【美食殿】のギルドハウスへ戻り、主人公達にギルドへ加入したいことを伝える。
もちろん主人公やペコリーヌ達はシェフィを歓迎し、めでたく【美食殿】の正式なメンバーとなった。
第8章では、主人公一行が【レイジ・レギオン】のアジトへ乗り込む際に同行し、その時に同じドラゴン族であるゼーンが一行に立ちはだかる。そしてゼーンとの激闘が始まるのだが、その中でシェフィは謎のざわつきを覚え、ゼーンのことをかつての知り合いではないかと疑った。また、ゼーンもシェフィへの攻撃を躊躇したり、シェフィが名前を呼ばれたのを聞いて動きが止まるなどしているが…?
その他
【美食殿】に加入してから2021年2月時点ではまだ間もないためか、ストーリーイベントへの出演は同時点では未登場だった。
ただしその後、2021年4月に実装されたメインクエスト45章におけるボス戦のやり取りにて、キャルが用意した「秘策」として、通信魔法で呼ばれたシェフィが参戦。本人は一時的な助っ人のつもりでやって来たようだが、他メンバーに歓迎されたことで彼女も一緒にエルピス島を冒険することになった。
2021年8月時点でもシェフィが本格的に出演するストーリーイベントは未実装だったが、リリース3.5周年記念のログインボーナスではペコリーヌ・コッコロ・キャル・カリンと共に出演するなど、【美食殿】の一人として少しずつ出番を増やしている。
そして、2021年12月27日に行われた年末スペシャル映像にて、12月31日から始まる、『新春美食メモリーズ シェフィのおつかい大作戦!』でイベントストーリー初出演を果たすだけでなく、当イベントの主役も務めた。
「プリコネフェス2022」のスペシャルキャラライブでは、初となるシェフィの歌唱パートが入った「Connecting Happy!!」を披露した。
何かと特殊な出自を持つシェフィだが、キャラクターストーリー第4話及び第8話では他のキャラと同様、「あちら」の世界におけるストーリーが展開され、彼女の本名などを知ることができる。詳細はネタバレ防止のため後述。
また、赤ちゃん状態からの復帰後のストーリーとなるため、かつては第2部3章の幕間まで読了しないとキャラストーリーが解放されなかった。しかし現在は「ストーリー解放機能」によって第2部第9話までメインストーリーが自由に解放されている為、早期に彼女のキャラストーリーが見れるようになっている。
実はメインストーリー第2部よりストーリー内の半年前、すなわち覇瞳皇帝との戦いの3か月前、覇瞳皇帝の暗殺未遂事件を起こしている。その事件はキャルの耳にも入ってはいたが、外で色々と動いていた時期だったためその場には居合わせていなかった。
それから半年後、なぜ空から降ってきたのか、なぜ過去の記憶を失ってしまったのか。
今後のストーリー展開でこれらの謎が解き明かされるのだろうか?
スキル
通常
ユニオンバースト | 舞斬・月下氷竜 | 敵単体に物理特大ダメージ+氷竜の印(※)5つ追加 |
---|---|---|
フロストファング | 敵単体に物理特大ダメージ+氷竜の印(※)7つ追加(【凍る湖】のフィールド展開中、自分に継続TP回復状態を付与(TPの回復量は【氷竜の印】の数に応じて増加)) | |
スキル | 雪沓 | 敵単体に物理小ダメージ+物防小ダウン(ダメージは氷竜の印の数に応じて増加)+氷竜の印1つ消費 |
雪沓+ | 敵単体に物理小ダメージ+物防中ダウン+物理攻撃力小アップ(物理攻撃力の上昇量とダメージは氷竜の印の数に応じて増加)+氷竜の印1つ消費 | |
凍る湖 | 物理攻撃力小アップのフィールド展開(物攻の上昇量は氷竜の印の数に応じて増加)+氷竜の印1つ消費 | |
EXスキル | アクセルロンド | 物理攻撃力中アップ |
アクセルロンド+ | 物理攻撃力大アップ |
※氷竜の印…バトル中にユニオンバーストを使用する度に、追加する印の数が1つ増える。最大10まで追加され、星6になった際は、最大20まで追加される。
ニューイヤー
ユニオンバースト | 天舞・初春氷竜 | 前方範囲内の敵全てに物理大ダメージ+TPが無くなるまでの間【氷竜の牙】が顕現 |
---|---|---|
スキル | 春沓 | 自分を中心とした範囲内の味方の物理攻撃力中アップ+TP上昇小アップ(【氷竜の牙】が顕現中、このスキルの効果値が増加) |
氷閃 | 前方範囲内の敵全てに物理中ダメージ+物理防御力小ダウン(【氷竜の牙】が顕現中、敵全体に追加で物理中ダメージ) | |
EXスキル | スパークルジャンプ | 物理攻撃力中アップ |
スパークルジャンプ+ | 物理攻撃力大アップ |
キャラステータス
通常
【物理】
中衛で氷雪を操り敵を凍滅する、氷竜の少女。
ユニオンバーストで獲得する【氷竜の印】を消費して、スキルの効果を増幅し、清廉な剣技で敵を切り伏せる。
リリース3周年と同時に、サポーター寄りの物理アタッカーとして実装。周年記念キャラとしては初の恒常キャラとしての実装となっており、ピックアップ期間が過ぎた現在でも仲間にすることができる。
配置はハロウィンミミの直後(実装時点)と、中衛の中でもかなり前寄り。
ユニオンバーストを使用することで【氷竜の印】という専用のステータスを溜め、それをスキルで消費することでダメージやバフの量が増加するという、ルナのおともだちに近い性能を持っている。
あちらと異なる点は、氷竜の印がシェフィの根本的な軸となる点。また、初動の行動パターンの最初には、あちらと同じように特殊行動として氷竜の印を4つ追加する特殊なスキルが含まれている。
自身の火力はそこまで高いわけではないが、バフとデバフを同時にこなせるうえに、氷竜の印が溜まった後の支援性能はなかなかに強力。
似たような性能を持つ限定キャラはラビリスタや正月ペコリーヌがすでに登場しているが、シェフィは恒常キャラなため、それらを狙いづらいプレイヤーにとって優しい。
クランバトルでは、正月ペコリーヌを一度使用した後に追加の物理バフ要員として、別パーティで編成するといった例も考えられる。
氷竜の印を溜めるまでのスキル性能は低めだが、UBを連発できるような状況であれば彼女を積極的に使用する機会が出てくるかもしれない。中衛というポジションもあるため、前衛に対して厄介な攻撃を仕掛ける敵が相手の場合にも役に立つだろう。
ゲーム上には表記されてないが、ユニオンバーストとスキルには特殊な読みがなが振られている。内容は以下の通り。
- 舞斬・月下氷竜 → シュニー・シュタンツ
- 雪沓 → フィールグルック
- 凍る湖 → ゼーゲフローレン
- 氷竜の印 → ケンツァイヒン
上述のストーリーの項目に記したイオとのやり取りによって、バトルの際は彼女との掛け合いボイスが用意されている。掛け合いはギルドメンバー同士以外だと、ユイとマコトのような元々設定としてあるキャラ同士がほとんどであり、メインストーリー中の出来事が掛け合いボイスに反映される例はかなり珍しい。それだけイオとのやり取りがシェフィにとって心の支えになったのだろう。
2022年2月8日に、専用装備『氷竜剣』が実装。装備すると『雪沓』の性能が底上げされる。
★6
「愛する人を守るために、私は戦うわ…!」
2022年11月7日、『★6才能開花』によってシェフィに『★6』が実装された。
ユニオンバーストが「舞斬・月下氷竜」から「フロストファング」に変化し、セットボーナスによって物理攻撃力・物理クリティカル・TP上昇・HP吸収が大きく上昇する。
キャラストーリーについては、実装日の時点ではメインストーリー第2部第15章幕間まで解放しても第9話と第10話までしか見れない様になっている。
ニューイヤー
【物理】
前衛で、雪花舞う晴れ空をゆく新春氷竜少女。
UBで顕現させる氷竜の牙で味方への強化スキルを高め自身の範囲攻撃技と共に苛烈な攻撃で敵陣を凍滅する。
イベント『新春美食メモリーズ シェフィのおつかい大作戦!』に合わせて実装された、期間限定ガチャの晴れ着姿のシェフィ。
関連項目
ペコリーヌ / コッコロ / キャル / 主人公…後に同じギルドに所属。
トゥインクルウィッシュ…ギルド所属ではないが、赤ちゃん時代は美食殿と共同で彼女の育児を担当していた。
ムイミ…第1部ではキーキャラクターとなっていた人物。シェフィは自身の記憶の大部分を失っている人物であることに対し、ムイミはほぼ全てのキャラが失った記憶を鮮明に覚えているという点が対照的。
ネタバレ
※この先ネタバレに注意
正体?
第3章で、ネネカの依頼によって、主人公を元に戻すための薬の材料となる、主人公が誤飲した水晶と同じものを採取しにソルの塔へ向かった【トゥインクルウィッシュ】一同だったが、同章第11話、一行はシェフィの髪の毛のようなものが封印されたようなクリスタルの破片を見つける。
そのクリスタルの破片から「コードCFF9FE」「コード6384CD」というエラーコードが流れた。
このうちコードCFF9FEをカラーコードで表現すると彼女の髪の色になる。(参照)
さらに、クリスタルから浮き上がった文字でD型検体0005b"アガトシフナ"という名前が登場している。上述の6384CD、0005b(0)もカラーコードで表現すると全て青系の色となり、彼女を構成している色である。
後にレイとコッコロはこの検体こそがシェフィなのではないかと考察している。
シェフィという名前の由来になった「しぇ…ふ…」という言葉ももしかすると上述のカラーコードである「#CFF9FE」もしくは「アガトシフナ」と言おうとしていたのかもしれない。
また、第2章でランファとの戦闘後、ギルドハウスに寝かせてきたはずである赤ちゃん状態のシェフィがなぜか戦いを見に来ていたことをレイが目撃しており、これもレイがシェフィのことを「検体」として訝しがった要因の一つとなっている。
以降、シェフィのキャラクターストーリーに関するネタバレを含みます。
キャラストーリー4話にて明かされる、「あちら」の世界での名前は「阿賀斗 紫布菜(あがと しふな)」。
上記の項目に記したD型検体0005b"アガトシフナ"と一致する。
恐らく、「しぇ…ふ…」というのは「シフナ」と言おうとしての事だったのだろう。
「あちら」の世界ではフィギュアスケートの選手であり、大会で優勝するほどの実力者。
しかし、無理な練習が祟って足を故障し、選手生命を絶たれてしまい、慣れない松葉杖で転びそうになっているところを主人公に助けられる。
その後、主人公に「願いが叶うゲーム」の話を振り、ゲームの中では自分はまた飛べるのかもしれないのかとぼやいていたところを兄が迎えに来た。
この「兄」の声は、【レイジ・レギオン】のゼーンのそれと同一である。第8章幕間では紫布菜が電話の向こうの兄を「善兄さん」と呼んでいる。また、先述の「コード6384CD」の色もゼーンのカラーリングと似たものとなっている(参照)。
更に、ゼーンとシェフィは同じ希少なドラゴン族である上に、先述したシェフィが未遂に終わった覇瞳皇帝の暗殺というものは、ゼーンが所属する【レイジ・レギオン】が掲げる「七冠の捕獲」という目的に限りなく近いものとなっている。
これらの事から、シェフィは元々兄と一緒に【レイジ・レギオン】に所属しており、その目標達成のために覇瞳皇帝の身柄を狙ったのではないか、という説がまことしやかに囁かれている。実際、精神年齢が幼児だった頃にラビリスタやネネカに対して反抗心をむき出しにしていた描写にも合致するのだが、真相が判明するのはまだ先だろうか。
なお以前のシェフィが行った行動は覇瞳皇帝の「暗殺」とされるが、その発言を行ったのが王宮貴族のゴウシン議長であったことを考慮したうえで上記の説を当てはめると、暗殺というものはゴウシンが曲解していただけの可能性もある(彼らの目標は七冠をスポンサーに捧げて願いを叶えることであり、命まで狙う必要は無い)。
第12章にて、エリスとミロクの自分とゼーンの事を検体と呼んでいた事で「自分達は元々エリスの手先だったのでは」と疑い始める事に。
実際、カスミの「内通者」に関する推理にて、3人の容疑者の中で一番可能性の高い人間として挙げられ、ラビリスタも「エリスが覚醒状態の時にシェフィを通じて情報が入る」と分析している。
その予感は的中、実はエリスが廃棄予定にしていた「端末」であり、ドラゴン族のアバターだったのも、エリスが覇瞳皇帝暗殺の為に管理者権限を利用してアバターを強化したからである。廃棄予定だった所をミソラの進言によって主人公達の元へ送り込まれ、無意識に「内通者」として遣わされていた。
更にエリスの力によって操られる事も意味しており、夢世界でラビリスタに剣を差してしまう。
この事の危険性を感じたシェフィは、情報を漏らさず、皆の安全を確保する為、主人公達の元を去ってしまう事になった。
そして第14章、ホマレを頼って【ドラゴンズネスト】を訪れる。彼女の漫画のアシスタントを引き受けたついでに彼女にチートツールで覚醒が出来る様にして貰う。その様子についてもキャラストーリー第10話にて語られる事になる。
そしてソルの塔でのゾンビゼーンの戦闘で、彼がゾンビ化した事で理性を失っている事も合わさって互角に渡り合えたが、その後に現れたエリスの城に2人共侵入してしまう。
そして第15章、何とかゾンビゼーンと決着を着け、城からも脱出した所を皆に発見された。