概要
「夢」とは、CygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』に登場する用語の一つ。
主に、登場人物の一人であるアメスが主人公や各ヒロインの女の子に対して見せる世界のことで、アメスは「あっち」と呼ぶことが多い。ピクシブ百科事典においては「あちらの世界」と表記される場合もある。
ゲーム上では各キャラクターストーリーの第4話と第8話にて「夢」の話が展開される(★6実装キャラは第11話でも描かれる。期間限定キャラや一部のコラボキャラは第4話のみ)。
その世界の建物などの様子は、本作のメイン舞台である「ランドソル」とは大きく異なる現代的な雰囲気となっており、ひと目で普段の世界とは違う場所であることがわかる。
キャラやストーリーによっては、キャラの立ち絵が学生服を着たものとなってる場合もあり、そうでない時も普段の衣装とは異なる私服のような姿の立ち絵となる。髪型や髪の色、言葉遣いなど、普段の世界とは印象が大きく異なるキャラも少なくはない。
会話ウィンドウに表示される名前も、普段の世界とは少し異なっている。
「夢」のストーリーの終わり際は、アメスによる「はい、お疲れさま」といった言葉と共に彼女との会話を挟んで、普段の世界に帰還するといった流れが定番となっている。
なお、「夢」の世界は文字通り夢のようなものであるため、主人公やヒロインたちは、「夢」の中で起きた出来事はうろ覚え程度にしか覚えてない。
また、「ルナの塔」におけるストーリーにも「夢」の世界における話があるが、そちらはアメスの力を介さずに展開されるものである。
アメスによると、「夢」の中の世界は主人公にとっての故郷らしいが…?
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概要(ネタバレ)
ここから先は、本作のストーリーのネタバレを含みます。
その「夢」の世界の正体は、前作である『プリンセスコネクト!』における世界のことである。
前提として、無印版となる『プリンセスコネクト!』は、現実世界とVRゲーム『レジェンド・オブ・アストルム』というゲーム世界の二つが舞台となる世界観である。
メイン舞台はゲーム世界である「アストルム」の方になっているが、前作ではそれとは別に現実世界におけるストーリーも展開されており、その様子はサブストーリーやパートナーストーリーで垣間見ることができた。
しかし、メインストーリー第10章時点の半年前、平和なゲームに戻ったはずのアストルムに「ミネルヴァの懲役」と呼ばれる異常が発生し、ログインしていたプレイヤー(キャラクター)たちはゲーム世界に閉じ込められてしまう事態に陥る。
そしてこれは、開発者兼ゲームマスターでもあった「七冠」(セブンクラウンズ)達すらも例外ではなかった。
同時に「世界の謎」によって、ほぼ全ての者は本来の現実世界のことをほとんど忘れてしまうことになり、ゲームの世界が作中のプレイヤーにとっての現実世界、という設定・認識に塗り替えられてしまった(一部の対人関係などは維持されている)。
『Re:Dive』のメインストーリー第8章9話では、本来の世界の記憶を維持してるムイミによって、メインストーリーでは初めて、キャラクターたちが今いる世界がゲームの世界であり、本当の現実が別の所にあることが明かされる。
TVアニメ版においても、第1期の時点ではハッキリと明かされてはなかったものの、ユウキたちが今いる世界とは別の「現実世界」があるかのような描写がいくつかなされている(第1期第12話にてユウキが書類に日本語を書くシーン、2期3話における森での事件など。第4~5話では現実の世界であろう場面が描かれていた)。
第9章幕間および第10章1~4話ではコッコロが、記憶改変から逃れたラビリスタこと模索路晶と共に、不完全ながらも現実世界へと一時帰還。
晶から上記の「ミネルヴァの懲役」など現状の説明を受け、現実世界とゲーム世界の橋渡しとして、両世界をある程度自由に行き来出来るようになった。とはいえ、それ以後はアストルムでの王都終末決戦など大事が続いたため、現実世界に帰る機会は中々なかったが。
第12章10~14話では、アメスの力によってペコリーヌとコッコロがキャルの精神世界へと潜入。正確には現実世界ではないのだが、そこには現実と同じような光景が広がっていた。
第2部第3章では、主人公が自身の精神状態を元に戻す治療薬を飲んで眠った際に見た「夢」の中にミネルヴァが現れ、いま彼らのいる世界が「アストルム」というゲームの世界であることを彼に改めて告げた。
この時ミネルヴァは、今のアストルムが「現実」に帰るための機能が消失している(具体的には魂が肉体に還れないように制限されている)ことなどの問題があることを語り、それらを解決するために主人公に協力を求めている。
このため、無印版のフィオ改め、Re:Diveのアメスは作中のキャラクターたちが元の世界に戻るために奮起しており、その一環として「現実世界」をもとにした「夢」を主人公たちに追体験させ記憶の回復を図っている模様。
殆どは「現実にもあった出来事」として、ヒロインたちの記憶の欠片から再現されている。その為、夢の内容は主に無印版のシナリオをリメイクしたものが多い。
なお一部は情報を受け入れやすくするため、意図的に過程や人物関係を改竄したものもあるとアメスは発言しており、特にサレン等は主人公のことをよく理解している人物であるため、その些細な違いに気づきかけている。
だがあくまで記憶の回復とそれによるプリンセスナイトの力の増大を意図したものであり、内容の真贋は特に重要視されていない。
そして、これら真相が知れ渡った第二部終了に伴い…。
余談
キャラクターの本名一覧
ここでは、本作のキャラクターの現実世界における名前、いわば本名を一覧形式で紹介する。
※他作品コラボのキャラは、また違った世界からの来客であるため含めていない。
BGM
Re:Diveの「夢」の世界で用いられるBGMは前作で使用されたBGMと同じものが使われている。
モデル
本シリーズにおける現実世界の舞台の一つである「椿ヶ丘」は吉祥寺がモデルとなっている。
第10章1話内のアニメパートやキャルのキャラストーリーなどで使われてる駅周辺の背景と比較すれば分かりやすい。
関連作品
二次創作物の中には、現実の世界に帰還した後を描いた作品も投稿されている。