プロフィール
概要
TPU特務3課主任。
基本的には人見知りで気が弱く、歳の割にお調子者で子供っぽい一面もあるなど、どこか憎めない性格の持ち主。…なのだが、経費の一部に過去の接待費をこっそり計上させるなど、裏では客観的に見てあまりよろしくない事もやっていた(経理担当のテルミにはあっさりバレてしまい、自業自得な結果になった)。
小心者でこの人と同じく胃痛持ちなご様子で、しょっちゅう胃薬を飲んでいる。
総じて中間管理職の悲哀を感じさせるどこか頼りなさそうな人物だが、一方でナースデッセイ号やGUTSファルコンの開発には技術者として真面目に取り組む一面も見せるなど、やる時はやる男である。
本人曰く「冷徹」と評するテルミには全く頭が上がらない一方で、メトロン星人マルゥルとは愚痴をこぼし合いつつも時折悪友のような仲の良さを見せる事もあり、GUTS-SELECTへ異動する事になったマルゥルの門出を心から祝福するなど、最終的に確かな絆が芽生えた。
その他の作品での活躍
ウルトラマントリガー
本編第24話でゲスト出演し、メガロゾーアとの対決で甚大なダメージを追ったナースデッセイ号の修理に尽力、機能の89%を回復させる事に成功するなど、技術者として優秀な腕前を見せた。
一方でマルゥルに対し、「お前らの扱いが雑だから気が気じゃないよ!」と苦言を呈してもいるなど、マルゥルとの関係は相変わらずの様子であった。
ウルトラマンデッカー
特別総集編に登場。60歳でも現役で働いており、それ故に白髪も前よりも目に見えるようになってきている。
どうやらマルゥルの後任達は長く続かなかったらしく、少ない人員で苦労も多かったらしい。
また、特務3課はGUTSホーク開発にも関わっていた事が判明する。同機の誕生を自身の手柄のように振る舞うもマルゥルにはあっさり別の人物が主導で開発を行なっていたのを見破られてしまう。しかし一人の技術者としてアサカゲ博士に尊敬の念を抱いているのは本当のようである。
出戻りで再び特務3課に戻ってきたマルゥルと再会。
雑談に花を咲かせ、新たに現れたウルトラマンデッカーについて考察していた際、うっかり口を滑らせた彼からトリガー及びウルトラマンに関する重要な秘密を知ってしまうが、「言い触らして良い事と悪い事の区別は付いてる」と伊達に歳を食っていない一面を見せ、秘密にする事を約束してくれるのであった。
そして最後に、「DG計画001」と表記された設計図を見せ、何か新兵器開発を手掛ける模様である。
その後、ある人物の裏切りにショックを感じて、マルゥルに励まされている事がGUTS-SELECT交流記に明かされる。またHANE2の移動式台座はホッタが制作していた。HANE2とカナタとマルゥル交えて会った際は、そのフランクさに『凄い人間味だな〜』と驚いていた。
特別総集編②でも登場。
前述の裏切り事件をまだ引きずっており覇気が無い様子であった。
また、彼も協力者疑惑をかけられてナイゲル局長に厳しく取り調べられたのだが、隅々まで調べた結果『ただの“冴えない”地球人』だったから解放されたというなんとも言えない目に遭っている(当然、ホッタはそれに対して「(なんで)冴えてるか、冴えてないかまで判るんだよ…?」と不服を零していた)。
一連の事件を通して、TPUの防衛兵器となる筈だったテラフェイザーが敵になってしまった事態に際し、マルゥルと、これまで現れたロボット兵器の事や、マルゥルがデバンから聞いた別次元で大暴れしたテラフェイザーによく似たロボットの話をしながら(その過程で、またしてもマルゥルが口を滑らせた事で、今度はシズマ会長が別次元からの漂流者だったという重大な秘密を知ってしまい、「最近多いぞ。口滑らし案件…」と窘めている)、改めてテラフェイザーの脅威を前にGUTS-SELECTメンバーの今後を心配するが、実際に彼らと対話したマルゥルから、「彼らやデッカーなら大丈夫」という言葉を聞かされ、「彼らが万全の状態で戦えるように装備を整えておく事が、我々特務3課の使命」であると決意を新たにする事で、心を切り替える事が出来た。
余談
演じる田久保氏は過去に『ウルトラマンギンガ』番外編でマグマ星人の人間態を演じた他、『トリガー』と近い時期にも『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズでバット星人の声を担当した。