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檜佐木修兵の編集履歴

2022-11-24 11:20:34 バージョン

檜佐木修兵

ひさぎしゅうへい

「BLEACH」の登場人物。

「命を刈り奪る 形をしているだろう?」


「”自分の握る剣に怯えぬ者に、剣を握る資格はない” 俺はそう教わった」


CV:小西克幸小林ゆう(幼少時代)


人物像

護廷十三隊の九番隊副隊長及び瀞霊廷通信の編集長。

左頬に「69」刺青を彫っており、ノースリーブの死覇装を着ている。

首のチョーカーには爆薬が仕込んであり、外して相手に投げつけることで炸裂し隙を作る事が出来る。

顔の右側、額から顎にかけて三本筋の傷跡を持つ(これは学生時代に巨大虚につけられたもの)。

真央霊術院の入試には2回落ちているが、在学中にはすでに護廷十三隊への入隊が内定しており、その当時から席官入り確実といわれた優等生だった。同期の蟹沢には好意を寄せられていた。



110年前は流魂街に住んでおり、気弱で泣き虫な性格だった。友達と一緒にいる時に虚の襲撃を受けるが、偶然通りかかった当時の九番隊隊長である六車拳西に助けられた。「69」の刺青は彼に対する憧れから表れている。


霊術院六回生のころに一回生たちの魂葬実習の引率に出た際、巨大虚に襲われて蟹沢が死亡、自身も顔の傷を負う。それ以来戦いを恐れるようになってしまい、剣を握るたびに半歩足が下がるようになってしまう。

しかし九番隊隊長の東仙要「自分の握る剣に怯えぬ者に剣を握る資格はない」と恐怖を受け入れる大切さを説かれることで立ち直り、それ以後も東仙の教えを守りながら戦いに挑んでいる。

同じく当時の実習生であった阿散井恋次吉良イヅル雛森桃とは後輩関係で、彼らからは「檜佐木さん/先輩」と今でも呼ばれている。中でも記者仲間として吉良とは酒仲間とされている。



松本乱菊に好意を持っており、『カラブリ』やおまけ漫画ではよく彼女に言い寄られる妄想をしている。(当の乱菊からは何でも言うことを聞く後輩として雑に扱われることが多い。)

特技は料理。休日は趣味のギターの練習や編集者として活動。席官に就任した後の仕事で現世に駐在した時にギターに出会い購入。以後練習を続けていたが(苦情がきたので流魂街の山中で練習)尸魂界の争乱後に茶渡泰虎に教わるまで弾けずにいた。

東仙に代わって編集長に就いてからは練習の時間は減ったが、いつかバンドを組んでみんな(乱菊)に披露したいと思っている。


瀞霊廷通信で連載を持っているがよく打ち切りになっている。「教えて!修兵先生!!」は初回の順位が下から三番目。松本乱菊の書いた初回アンケートハガキ(檜佐木の連載に最低評価をつけていた)を見つけて編集長室から三日間出てこなかった。小説によると需要がある度に復活するが、再開しても数回で打ち切られることもある安定感のない連載物。


現世で買って帰ったバイクを瀞霊廷内で乗り回して物凄く怒られたこともあるとか。


小説「The Death Save The Strawberry」では、「黒崎一護に死神の力を取り戻させる協力」を求める朽木ルキアのメールが誰からも転送されず(恋次は乱菊、乱菊は恋次、一角と弓親は恋次か乱菊が送ると思い、送っていなかった)、拳西に「友達いないんだな」と言われて泣くのを堪えるという不憫な扱いを受けていた。そんな檜佐木の状態を察した吉良がメールを送り、届いたとき檜佐木は泣いた。吉良曰く「何かと可哀想な人」



…というように登場初期の彼はクールで真面目な先輩という立ち位置だったが、次第に作者やアニメスタッフの悪ノリによって残念なイケメンとしてのキャラが確立されていくこととなる。


千年血戦篇では、拳西と修行し卍解を会得したのだが…

最終回まで一切披露する機会が無かった。当然何という名前かも不明。

千年血戦篇の後その事に対し拳西と乱菊と冬獅郎に『卍解するするサギ』と野次られ彼の出番は終わる。

上記の通り最後まで残念な役だった。



しかしながら、かつて殺されかけたことが原因で、戦いへの恐怖・トラウマが今も身に染みており、常に戦うことを恐れているという姿勢は、「主人公」と言われてもおかしくない立ち位置である。

作者からも「シュッとしてるのにイジられキャラでもあり、憧れる人には振り向いてもらえないけど他の人には好意を寄せられ、泣き虫だったのにヒーローに助けられて同じ道を目指し、師に出会い自らの中の弱さに立ち向かい強くなっていき、やがて道を違えた師を止めるために対峙する」という面が「主人公っぽい」と評されている。


空座町での決戦では、かつて自分に戦いの道を説いた東仙要と対峙することになり、虚へと身を落とし、親友の狛村さえも手にかけようとした東仙を風死で貫いた。

その後は東仙と和解しかけるものの、東仙は藍染の手にかかり目の前で始末されてしまい、この出来事は檜佐木の心に深い影を落とすことになった。



ファンブック『13BLADEs.』収録の短編漫画では、滅却師との戦いに挑む前の檜佐木の心情について描かれている。かつて目の前で命を落とした蟹沢の墓参りに行き、戦いを恐れ救護専門の四番隊に入隊した青鹿から「自分とは違い恐怖をはね退けて戦うすごい奴だ」と励まされた。護廷十三隊の誰もが恐怖を跳ね除けた訳ではなく、ただ受け入れているのだ実感し、自身もまた前に進もうとする。

同じく『13BLADEs.』収録の小説では、藍染に荷担した東仙と市丸の副隊長であった彼と吉良は意図的に協力していたのではないかと疑われ裁判にかけられた。四十六室の再編成を終えるまで全部の案件が審議停止となっていたゆえ藍染の投獄後に行われた。

檜佐木は雛森と同様「完全なる被害者」との見方が強かったが、度々「尸魂界の敵となったら迷わずに東仙要に刀を向ける、だが離反した事情も鑑みるべき」「あの人の心に気付けなかった俺にも責はある」と減刑を望むかのような発言から審問されることになった。

雛森も同じ傾向が見られたが、彼女の場合は藍染の長年の洗脳の結果と裁判するまでもなかった。裁判中も「元隊長の親友を殺した死神に対し、四十六室はしかるべき裁きを与えたのでしょうか」と直接関係ないことを口にしたため裁判官達の心証を良くさせなかった。

彼と吉良は何度か裁判の結果、降格処分や除隊などは免れた。

最大の理由は隊長格の人材不足。数人の隊長格の嘆願や平子達の隊長格復帰に関する論議、マユリが強制的に部下を自爆させた嫌疑の裁判が控えておりあまり時間が取れなかったためである。



斬魄刀

  • 風死(かぜしに)

解放と共に二刀の鎖鎌のような形状になる。鎖を用いた変幻自在な戦法が可能。ただ、本人は鎌の形状が「命を刈り取る形」に見えるため嫌っている。

なお後述の理由により「二刀一対」の斬魄刀ではない。

解号は「刈れ」。



関連タグ

BLEACH 東仙要 六車拳西 護廷十三隊 阿散井恋次 吉良イヅル 雛森桃


風死:自身の斬魄刀。下記の小説にて、アニオリである斬魄刀異聞篇から逆輸入で実体化した姿として登場している。拳西曰く、戦闘能力は始解の段階ではかなりの高威力を持つと評価されている。

平子真子:同じく下記の小説において卍解を初披露した者同士。中の人同士、付き合いが長い部類。

















































ネタバレ

小説版『Can't_Fear_Your_Own_World』は檜佐木修兵が主人公の物語であり、彼が卍解に至るまでの詳細が描かれている。


大戦でリジェ・バロの万物貫通に貫かれたが、その力があまりに鋭過ぎたために体組織の損傷が少なく九死に一生を得ることになった。その大戦の傷がまだ完全に癒えてない半年後の事、瀞霊廷通信の編集長として、大戦の回顧録作成のため取材に追われていた。

そんな折、護廷十三隊総隊長・京楽春水から四大貴族「綱彌代」の新当主就任を祝う号外作成の依頼が舞い込んでくる。 件の新当主・綱彌代時灘は先代の九番隊隊長・東仙要の親友・歌匡の夫であり、彼女を斬り殺した当人だった。

様々な情報を掴むべく、浦原喜助への取材をするため現世に降り立った後、そこから彼を中心とした様々な戦いの火蓋が切られた。


千年血戦篇で卍解への習得を行ったのだが、実はこの段階では習得に至らず、単純に自身の戦闘能力アップだけで終わってしまったのだ。拳西と白の修行では半分殺す気で行ったのだが、追い込んで卍解に至る…という段階ではできなかった様子。その後の結果は上記通りの形にて終わってしまう事になる。

だが、その段階で拳西は一つ疑問に思った。何度とも檜佐木は死ぬ思いを経験してきたが、最終的には無事であることを何度か聞かされていた。死ぬほどの傷を負うことがあっても生還できたのは果たして「たまたま」なのか?


檜佐木によれば、「風死」の本体は黒い影や水たまり、竜巻のような姿で現れ、しばしば「命を差し出せ」「血を捧げろ」といった物騒な言葉を投げかけてくるというが…



風死絞縄


「臆病者なりの…折り合いのつけかたって奴をな」


卍解 「風死絞縄(ふしのこうじょう)」


産絹彦禰によって両断された瞬間、ついに風死の本質を理解し屈服に成功する。

始解が「命を刈り取る形を成し、魂を世界に循環させるもの」だとすれば、この卍解は「命の流れを止め、世界を停滞させる封印の鎖」である。

形状は始解とさほど変わりないが、鎖が大量に寄せ付けあい、漆黒の太陽と思わせる球体を形成する。その球体から鎖が伸びて檜佐木と対戦相手へと絡みつき、両者の霊圧を吸って蓄積をしていく。

この状態の時、如何なる場合でも逃げることは不可能のため、鎖を破壊しようにもすぐさま再生されてしまう。

繋がれた者は、首を切られようが胴体を真っ二つに両断されようが大穴を開けられようが、蓄積された霊圧を使って即座に傷を回復させられる。

ただし、この回復は両者の残存霊圧を均等に吸いあげていくので、負傷するたびに両者の霊圧が減っていき、やがて衰弱していくことになる。

これは信頼できる第三者がいて初めて成立する卍解であり、お互いに体を傷つけ合い敵が衰弱したところで卍解を解除し、味方にトドメを刺さしてもらうのが理想的な戦い方となる。

京楽曰く「縛道系の卍解の極地」。

また「二刀の鎌が本体ではなく、その鎌をつなぐ『鎖』こそが風死の本質」であると推測している。


風死は常々「命を差し出せ」と言っていたが、これは「死ね」と言っていたわけではなく「死ぬも生きるもひっくるめて命を自在に操れ」という意味だった。

命の循環を止め生と死の境目を無くした卍解は、死ぬことを恐れ、師である東仙を斬って以降は誰かを斬ることも恐れていた檜佐木にふさわしい能力であると言えるだろう。

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