函館競馬場

はこだてけいばじょう

北海道函館市にあるJRA競馬場。

概要

北海道函館市に所在し、日本中央競馬会(JRA)が所有・運営。

1896年に開場し、現存する国内の競馬場では最も長い歴史を有する。

1991年まで地方競馬のホッカイドウ競馬も開催されていたが、休止を経て1998年に正式に廃止。

またかつて障害競走も行われていた。

コースは全て右回り仕様。

芝コースは一周1,626.6mで直線262.1m(Aコース使用時)。

ダートコースは一周1,475.8mで直線260.3m。

芝コースの直線はJRA競馬場では最も短い。

また洋芝を使用していることもあって、他の競馬場以上に出走馬のコース適性が問われる。

内馬場にはファミリー客向けの遊具などが整備されている。

重賞競走　GⅢ

競走名	施行時期	距離	出走条件	1着本賞金	備考
函館スプリントステークス	6月中旬	芝1,200m	3歳以上	3900万	サマースプリントシリーズ　2020年は札幌で実施
農林水産省賞典函館記念	7月中旬	芝2,000m	3歳以上	4100万	サマー2000シリーズ
函館2歳ステークス	7月下旬	芝1,200m	2歳	3100万

※2020年東京オリンピック開催に伴い、函館開催に変更される予定であった重賞競走(延期決定により札幌に戻されたもの)

重賞競走　GⅢ

競走名	施行時期	距離	出走条件	1着本賞金	備考
北海道新聞杯クイーンステークス	7月下旬	芝1,800m	3歳以上牝	3600万	通年は札幌
エルムステークス	8月中旬	ダ1,700m	3歳以上	3600万	通年は札幌

メインスタンドから海を望むことができる。

展望デッキも設けられており、函館山や市街地も一望が可能。

場内に競走馬用の調教用ウッドチップコース、温泉浴施設(源泉は湯の川温泉)、手術室が設置されており、いずれもJRA競馬場で唯一の施設である。

札幌競馬場でのレース開催期間中に、当競馬場に滞在して調教などを行う競走馬も少なくない。