カシオペア座

かしおぺあざ

星座の一つ、北極星の目印にもなる

本田「あれは王妃カシオペアが椅子に腰かけた姿だと言われてます」

両津「どこがだよ!!」

本田「それより先輩の眉毛の方が似てるかも」

両津「うるせー!!」

（集英社『こちら葛飾区亀有公園前派出所　両さんの天体大達人』より抜粋）

概要

　88星座の1つで、5つの星がそのまんまジグザグに並んだだけというシンプル極まりない星座。

　全て2等星と3等星のみというわかりやすい形から、初心者でも簡単に発見できる秋の星座の1つ。かなり北の方に存在するため、北斗七星同様にほぼ一年中見ることが出来、ある方法を使えばカシオペア座を使って北極星を探し出すこともできる。

　日本ではその独特の形状から錨や山に喩えられた。

　エチオピアの王妃「カシオペア」は常にその美しさを鼻にかけていた。そして彼女の愛娘であるアンドロメダもカシオペアに輪をかけた美貌の持ち主だった。

　ある日カシオペアはふとしたはずみから「アンドロメダは海の妖精達よりも美しい」と言ってしまい、それが原因で怒った海神ポセイドンは大海獣ケートスを送り込み、「アンドロメダ姫を生け贄に差し出さないと津波で国土を押し流す」と脅迫した。

　結局アンドロメダは英雄ペルセウスにより助け出され、ケートスも倒されたのだが、カシオペアは死後もポセイドンから怨まれ続け、休む間も与えられずずっと空に座らされ続けているのだという。