概要
『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場するキャラクター。
たれ目に長いまつ毛、紫色の長い巻き髪が特徴の背が高い男性。スカタンクが相棒。
コンゴウ団に所属し、天冠の山麓の洞窟キング・マルマインのキャプテンを務める。
一人称は「ボク」か自身の名前である「ツバキ」で、敬語とタメ口が混ざったような喋り方が特徴。セキのことを「アニキ」と呼び慕っている。(ただしセキより背は高い。)
自信過剰で外見と比べて幼い性格で、洞窟キングのマルマインが荒ぶるのを「シンオウさまの加護」「力が増したのだからめでたいこと」と肯定。鎮めようとやってきた主人公を”ウマのホネ”と邪険にし
- 「暗所を好むポケモンへの配慮」という建前で、迷いの洞窟の松明を撤去して主人公を妨害
- 主人公に二回も勝負を挑み、敗北しても負けを認めない(一応主人公が勝ったことを認めてはいるが)
- 暴走するマルマインを「シンオウ様の加護で喜んでいる」と勘違い
等、キャプテンにあるまじき問題児であり、セキも困っている様子でよく叱っている。
終盤からクリア後においては、伝説ポケモン絡みの事件が偶然にも自身の管轄で立て続けに起こった為、割と登場頻度は多い。
当初は邪険にしていた主人公に対しても態度は柔らかくなり、有事の際には気にかけてくれる描写もある。(その際に「ツバキ賞」と称してアイテムをくれる)
キャプテンの中でもケンカ腰な性格や上記の問題行動が目立つものの、他のキング・クイーンのポケモンはシンジュ団(ドレディアはコンゴウ団のヒナツが世話をしているが、髪結いの仕事の都合で再戦の受付をするのはシンジュ団のユウガオとなっている)が世話をしているのに対し、マルマインのみはコンゴウ団の彼が変わることなく担当となっており、マルマインのキャプテンにふさわしいのはツバキ以外にいないというのがコンゴウ団の意思だとわかる。
「ヒスイの夜明け」でのヨネの話によると、幼い頃は引っ込み思案だったらしく、今の自信過剰な性格は、セキのために頑張ろうと前向きになりすぎたせいらしい。
シンジュ団のキクイとは反りが合わないようでよく言い争いをしているが、大大大発生の調査の際には一時共闘もした模様。
設定資料によると「美声」らしく、その歌声はポケモンが聞き惚れるほどの物らしい。
名前の由来はそのまんま「椿(つばき)」と思われる。
諸説ある誰の先祖かについて
- ジュピター:スカタンクとゴルバット(ヒスイの夜明け以降)が手持ち、紫色の髪、DPtのギンガ団幹部は全員先祖らしき人物が登場しており彼女だけ出ないとは考えづらいため。
- ゴヨウ:髪の色が似ている。
- セイボリー:性格と長髪に加えて慇懃無礼な話し方が似ている。
- クララ:巻いた髪、どくタイプ使い、ドラピオンが手持ちの点が共通している。
- ネズ:敬語とタメ口が混ざった喋り方、スカタンクを連れている点が共通している。
等の候補が挙がっているが、いずれも確証はない。
そんな中、新作であるポケモンSVのボタンが「目元が似ている」と注目を集めたが、残念ながら決定的な類似点は(現時点では)発見されなかった。
しかし彼女を引き続き候補として見た場合、その親族と推理されている人物たちまで候補になる可能性が出てきた。彼らはツバキ当人と似ている点はほぼ無いのだが、あえて挙げるなら「目元」と「名前の由来となった花が美しさで有名」な点だろうか。(母方の血筋だった場合、父方の人物は関係ない事になるが)
なお「椿と牡丹の花が似ている」といった事が根拠として挙がる事があるが、椿は常緑樹で10センチ程度の花、牡丹は落葉樹で20センチ近くの大輪の花で、二つをよく見比べればわかるがあまり似ているとは言い難いのでそれを根拠とするのは止めたほうがよいだろう。
また、ポケモンSVにはスカタンクを使用する新たなどくタイプ使いシュウメイも登場し、結果として候補が更に増える事となった。