概要
バット星人が怪獣墓場で確保した、過去にウルトラ兄弟を苦しめた強豪怪獣たちの死体をベースに、宇宙球体スフィアの細胞を移植して製造した生物兵器で、スフィア合成獣の発展系。
生物兵器とは言うものの、その実態はバット星人の指令にのみ従い暴れるだけのリビングデッドであり、ゼロからは「怪獣とはいえ命を弄ぶとは許しがたい」と吐き捨てられている。(そもそもベロクロンは超獣と言う生体兵器だと突っ込んではいけない。)
不気味に白く濁った目と、胸から身体各所に張り巡らされたスフィア細胞の発光器官が特徴で、その出力は生前を遥かに凌駕するとされる。
しかし、多くの戦いをくぐり抜け、歴戦の猛者となったウルトラ兄弟の敵ではなく、全ての個体がウルトラ兄弟(バードンのみウルトラマンゼロも参加)により撃破された。
怪獣兵器一覧
各個体の詳細についてはリンク先を参照。
「怪獣兵器」というカテゴリについて
これらバット星人のゾンビ兵器群に限らず、侵略用の兵器として扱われる怪獣は総じて「怪獣兵器」と呼ばれる傾向がある。
これら以外にも、明確に怪獣兵器と称されているものとして、映画『THE BLUE PLANET』に登場したスコーピスが存在する。
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の登場ユニット群は当初、プロモーション側の都合で「ロボット」と定義されていたが、現在では公式で「怪獣兵器」と認定されている。
余談
この怪獣兵器として登場した怪獣達は、全て『ギンガ』および続編の『ギンガS』にて、着ぐるみを再改造された上で登場している。
スフィア合成獣の発展系とされているが、同じく怪獣が合成元になっているネオガイガレードと違い、名前はネオバードン、ネオアントラー、ネオキングパンドン、ネオブラックキング、ネオベロクロン、ネオタイラントにはなっていない。ネオが付かないのは既にネオパンドンがいるからネオキングパンドンだとややこしいからだろうか?また、スフィア合成獣の能力である亜空間バリアは使用しなかっただけなのか、それとも使用できないのかは不明。
このシーンがカットされた理由としては、「すでにウルトラマンサーガに合体変身するという最大の奇跡が起こっているため、ウルトラ兄弟の登場という奇跡が連続して起こるのは不自然」「そもそもウルトラ兄弟がどうやってフューチャーアースに来たのか説明できない」「サーガとハイパーゼットンの戦いが始まってしまっているため話のテンポが悪くなる」といったものがあるらしい。
2021年4月27日発売のウルトラマンゼロ10周年記念ブルーレイBOXにて、ディレクターズカット版が収録された。
当初、レオと戦うのはタイラントではなくシルバーブルーメやブラックエンドなどの案があった。
関連タグ
ハイパーゼットン バット星人 宇宙球体スフィア スフィア合成獣 サイボーグ
ヴァイタル・ガーダー、T-ウィルス感染者、三式機龍:似た者同士
超獣:同じ改造型の侵略兵器だが、こちらは生きた動物のみをベースにしたれっきとした生物であり、痛覚も死の恐怖も持たないが高い知能と戦闘力を有する。一部ではこれらも怪獣兵器と称される。