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旧1号の編集履歴

2022-12-24 20:16:16 バージョン

旧1号

きゅういちごう

特撮番組『仮面ライダー』の第1話から第13話までにおける仮面ライダー1号のこと。

概要

世界初の仮面ライダー。オートバイレーサーの本郷猛バッタを素体に改造された改造人間である。


ヒーロー然とした新1号とは異なり、黒に近い濃紺のヘルメットに灰色のクラッシャー(牙)

、ピンク色の目というどことなく野暮ったい印象を受ける姿で襟足からは髪の毛がこぼれており、まさに『仮面』のヒーローだった。

仮面ライダー 旧1号

手袋とブーツも新1号の煌めくような銀色とは真逆の深緑色であり、『仮面ライダー』放送前まで白や金色などの明るい色合いが多かった特撮ヒーロー(月光仮面マグマ大使ウルトラマンなど)としては異例のダークな雰囲気の姿であった。もっとも、ベースとなったバッタ自体保護色を使う生物のため色が黒いのは当たり前であり、没案の「スカルマン」「クロスファイヤー」も黒が基調であった。そのくらい仮面ライダーとは革新的なヒーローだったのである。

石ノ森章太郎はわざと「気持ちの悪い」「異形の」姿のヒーローを描きたかったらしく、バッタを最終的なモチーフとしたのも、微妙にドクロに似ていたからと述べている。


旧2号との違いはクラッシャーの色とベルトの色(1号は白、2号は赤色。)


スペック

身長180cm
体重70kg
ジャンプ力一飛び15.3m
走力時速30km

能力

常人の十数倍の体力を持ち、15.3mの高さまでジャンプできる。


必殺技のライダーキックは岩をも楽々と砕くほどの破壊力で、幾多の怪人を倒してきた。

他にもはさみ蹴り「ライダーシザース」、一発で直径10㎝の金属棒をへし折る威力を持つ「ライダーチョップ」(講談社キャラクター大全 仮面ライダー 1号・2号編』より)、必殺の鉄拳を叩きこむ「ライダーパンチ」、相手を掴んで飛び上がり地面に叩きつける「ライダー返し」などが使える。


旧1号編の特徴

物語の導入部となる「旧1号編」は怪奇色が強く、出血などのグロテスクな描写も多かった。また、怪人がやられた後に爆発するのはコブラ男以降であり、それ以前は溶けたりすることが多かった。これは『仮面ライダー』の製作費が安かったというのもあり、チープさを補うためにスリリングな映像美とシナリオの巧みさが求められたからである。


当時は第一次怪獣ブームが過ぎ去った事もあり、特撮に子供たちを引き付けるにはさまざまな工夫が求められた。ライダーがバカ正直に「今だ! ライダーキーック!!!」などと叫んでいたのも、視聴者に技の名前を覚えてもらうためだったとする説があるほどである。


しかし、怪奇色を前面に出そうと暗いシーンが多くなった事で、旧1号の全体的に暗めのカラーリングが画面の暗さにまぎれてしまうと言う欠点となってしまう。また、第10話の撮影中に本郷猛役の藤岡弘、が事故を起こし重傷を負った為、以降は変身前の本郷の映像を継はぎして声だけを藤岡が当てる(戦闘中のボイスは、ショッカー首領役の納谷悟朗氏の実の弟である声優・納谷六朗氏が当てていた)という苦肉の策でしのぎ切る事になり、物語は新たなる主役・仮面ライダー2号の到来を迎えることとなる。


そして、藤岡の本格的な復帰を経て明るい配色に変更された新1号の出番となる。


関連イラスト

旧1号小さく、大きな命。


関連項目

昭和ライダー 立花藤兵衛 滝和也 緑川ルリ子 仮面ライダーSPIRITS

仮面ライダーTHEFIRST 異形 バッタ

仮面ライダー1型:モデルが旧1号の令和の仮面ライダー

仮面ライダー大戦:クライマックスでは変身時に一瞬だけ旧1号の姿が現れる。

スーパーヒーロー戦記:久々にこの姿で登場。

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