「人がプロポーズするところ、初めて見ました~!」
CV:稲垣好
概要
アスティカシア高等専門学園経営戦略科1年生。地球寮所属。学籍番号MS119。
ふくよかな体型をしているが、人当たりがとても良く性格に表裏も少ないためか、誰とでも仲良くなれるようで、男子生徒からも密かに人気が高い(ただし、そのせいで逆恨みされてしまう事態が……。後述を参照)。
人物像
思春期の女の子らしい純朴な性格で、恋バナが好き。そんな性分だからかグエル・ジェタークがスレッタ・マーキュリーへ向けたプロポーズを見て黄色い声を上げる、エラン・ケレスが『氷の君』と呼ばれ少数の女生徒から「そのクールな佇まいが良い」と話題になっている事情を知っている等、良い方向でゴシップに詳しい。
もっともスレッタを介してエランの暴言を知ると、すかさず「ヒドいです!」と義憤を示しており、真っ当な感性の持ち主である。美人でも癖が強かったり、性格に難あり女子が多いアスティカシア内で男子人気が高いのも当然かも知れない。
また意外にも胆が座っており、適応力と行動力が共に高い。ミオリネ・レンブランが立ち上げた新事業に巻き込まれた直後こそ動揺していたが、翌日にはすんなりと受け入れた上、同日のミオリネと地球寮の寮生との会議では率先して進行を受け持ち、実質的に同企業の社長秘書ポジションに就いた。
オジェロとヌーノが〈決闘〉で20万スった際や、宙間戦闘用の装備を持ち合わせていなかったスレッタを慰めたりと、何かと面倒見がよく寮のメンタルケアにも貢献している。
動向
第1話から〈決闘〉の観戦客の形で登場しているが、台詞などがあったのは第4話から。
下馬評を覆しグエルにスレッタが勝利した際は、彼のプロポーズに喜ぶもマルタンにツッコまれる。ニカとアリヤと会話し実技追試に追い込まれたチュチュに対して「妨害したスペーシアンに問題がある」とフォロー、同じく再試のため人員を探していたスレッタを発見するが、スペーシアンである彼女への協力を渋る。
インキュベーション・パーティには不参加だったが、ニカとマルタンから話を聞きながらスレッタが編入以来「彼女を巡って騒動が起き台風の目となっている」と評し、アリヤから「異性をめぐってトラブルに見舞われる」と告げられ満更でもない様子であった。
グラスレー寮との団体〈決闘〉ではレネ・コスタからの指名により(リリッケ自身もそれを聞いて〈決闘〉メンバーに自薦したのもあって)出撃、ハンドガンと飛行ユニットを装備した標準タイプのザウォートに搭乗し、レネから逆恨みを受け一方的に攻撃されるも、なんと非戦闘員でありながら鍔迫り合いに持ち込むが、ティルが助太刀に入り体勢を立て直そうとした矢先に、彼がエナオに撃墜され続けざまにリリッケも撃破された。皮肉にも〈決闘〉前に告げられていたアリヤの占いが的中した形となる。
無事起業が認められると、営業として「人体は宇宙空間での生活を前提としていない」事実を力説。GUND義足のPV撮影のためスレッタがホルダー権限で〈決闘委員会〉のラウンジを借りた際は、ミオリネのインタビューに目を輝かせ、オジェロが地球寮を「雑草」と自嘲した際は「食べられてしまう」と天然ボケを発揮した。
余談
- 彼女の学籍番号はMS119と地球寮としてはかなり若いが、M期生の経営戦略科の希望者が少なかったのか、もしくはアーシアンでありながら強力なバックを持っているのかは不明。
関連タグ
主要人物
- スレッタ・マーキュリー:後に地球寮の寮生として迎え入れた。
- ミオリネ・レンブラン:寮に所属していないにもかかわらず居座り、起業の際に強制的に入社させられた。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀
アナザーガンダム
- ミレイナ・ヴァスティ:周囲に比べて恋愛に敏感な点や、主人公陣営のなごませ枠であるポジションが似ている。
- サザキ・カオルコ/ギャン子:似た体型の先輩。こちらも初登場からコアな人気を誇り、その話題性はマーベルコミックのジョーカーに勝った時もある。
- ビスケット・グリフォン:似た様な体型に反して有能さを発揮した先輩。ただし、ビスケットは本質的にネガティヴ寄りで、一旦躊躇すると動けなくなる点がリリッケと異なる。更には……。
他作品
- 幸地ゆきえ:全体的に似た体型・空気を醸す少女。