概要
金山~栄~大曽根~名古屋大学~新瑞橋~金山間を結ぶ名古屋市営地下鉄の路線。日本唯一の環状運転を行う地下鉄路線である。路線名の由来は名古屋城からで、1969年に命名された。
1965年に栄町駅(現・栄駅) - 市役所駅(現・名古屋城駅)間が2号線として開業。その後1967年に栄駅 - 金山駅が延伸、1971年3月に金山駅 - 名古屋港駅(現・名港線区間)、12月に市役所駅 - 大曽根駅間が延伸開業し、2号線全通、1974年に金山駅 - 新瑞橋駅間開業、この区間は4号線として名城線の支線扱いだった。長らく運行は大曽根 - 名古屋港間を主に、一部大曽根 - 新瑞橋、金山 - 新瑞橋といった形態だった。
2000年、大曽根駅 - 砂田橋駅間が延伸、2003年に砂田橋駅 - 名古屋大学駅間が延伸、そして2004年10月6日に名古屋大学駅 - 新瑞橋駅間が延伸して全通、環状運転を開始した。同時にそれまで名城線のメインルート(2号線区間)の一部だった金山~名古屋港間は新たに「名港線」の愛称を付与され、金山-名古屋港間の区間運転も行われることになった。
名城線の路線自体は金山~栄~大曽根間が「2号線」の一部、大曽根~名古屋大学~新瑞橋~金山間が「4号線」に相当する。
列車の運転方向に関する案内では「内回り」「外回り」ではなく「右回り」(英語はclockwise、時計回りの意味)・「左回り」(英語はcounterclockwise、反時計回りの意味)が使用されている。これは名古屋市営バスの環状運転を行う系統での案内方法を踏襲し、かつ分かりやすさに配慮したもの。
現行車両は2000形6両編成に統一されている。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 読み | 乗り換え | 備考 |
---|---|---|---|---|
M01 | 金山 | かなやま | ||
M02 | 東別院 | ひがしべついん | ||
M03 | 上前津 | かみまえづ | 鶴舞線 | |
M04 | 矢場町 | やばちょう | ||
M05 | 栄 | さかえ | ||
M06 | 久屋大通 | ひさやおおどおり | 桜通線 | 1989年開設。名城線開業路線で唯一の追加新駅 |
M07 | 名古屋城 | なごやじょう | 副駅名「市役所・県庁」。名古屋城・愛知県庁・名古屋市役所最寄駅 | |
M08 | 名城公園 | めいじょうこうえん | 名古屋城観光客の誤降車が絶えず、この結果2023年1月に隣の「市役所駅」が「名古屋城駅」に名称変更した | |
M09 | 黒川 | くろかわ | ||
M10 | 志賀本通 | しがほんどおり | ||
M11 | 平安通 | へいあんどおり | 上飯田線(名鉄小牧線方面) | |
M12 | 大曽根 | おおぞね | ||
M13 | ナゴヤドーム前矢田 | ナゴヤドームまえやだ | 名古屋ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン) | ナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)最寄駅 |
M14 | 砂田橋 | すなだばし | 名古屋ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン) | |
M15 | 茶屋ヶ坂 | ちゃやがさか | ||
M16 | 自由ヶ丘 | じゆうがおか | ||
M17 | 本山 | もとやま | 東山線 | |
M18 | 名古屋大学 | なごやだいがく | ||
M19 | 八事日赤 | やごとにっせき | 八事日赤病院の最寄駅 | |
M20 | 八事 | やごと | 鶴舞線 | |
M21 | 総合リハビリセンター | そうごうりはびりせんたー | ||
M22 | 瑞穂運動場東 | みずほうんどうじょうひがし | ||
M23 | 新瑞橋 | あらたまばし | 桜通線 | |
M24 | 妙音通 | みょうおんどおり | ||
M25 | 堀田 | ほりた | ||
M26 | 熱田神宮伝馬町 | あつたじんぐうてんまちょう | 熱田神宮正門(南門)最寄駅 | |
M27 | 熱田神宮西 | あつたじんぐうにし | 熱田神宮境内の北西角に位置する。最寄駅の1つ | |
M28 | 西高蔵 | にしたかくら | ||
M01 | 金山 | かなやま | 名港線名古屋港方面 |
関連タグ
名古屋市 名古屋市交通局 名古屋市営地下鉄 地下鉄 第3軌条
オゾン:"大曽根"の英語表記が"Ozone"となってしまい・・・
環状線:環状運転路線一覧はこちら