めぐみ熱田の御やしろは
三種の神器の一つなる
その草薙の神つるぎ
あふげや同胞四千萬
―― 鉄道唱歌(東海道篇)三三番より
概要
今から1900年前、第12代景行天皇の御代に、三種の神器の一つである天叢雲剣(別名を草薙剣ともいい、神話では八岐大蛇の尾から出たと伝えられる)をご神体として創祀された。
そのご神体を御霊代としてよせられる天照大神がご祭神である(熱田大神と申し上げる)。
熱田神宮の鎮座は、古代の英雄である日本武尊のご事績と、深いかかわりがあることがよく知られている。
日本武尊は東征の途次、伊勢神宮奉仕の倭姫より天叢雲剣を授けられ、剣の力によって草を薙ぎ払い、賊を討って難を逃れられたと伝えられる。
日本武尊の薨後、尊の妃・宮簀媛のもとに置かれたままの剣を、当時尾張氏が斎場としていた熱田に卜して奉安された。
平成25年5月8日、創祀千九百年大祭が斎行された。
また今から百年前、大正3年4月7日には、「日本武尊千八百年祭」が行われている。