「いっぱい成長して、大きくなーれー♪」
「さぁ、お前たちの時代の幕開けだ……ハハハハハハ……!」
「世界は我々のものだ……。デザイアグランプリを破壊しておいで!!」
演:春海四方
概要
『仮面ライダーギーツ』第11話「謀略Ⅱ:ジャマトの迷宮」より登場。
眼鏡と麦わら帽子を付けた、一見すると農家の装いをした、温厚な一般人の風貌だが、自らの育て上げたジャマトを我が子のように愛おしむなど、外見と不釣り合いな狂気を秘めている。
デザイアグランプリの運営側の人物だが、丹精を込めて育てたジャマトをゲームの駒として使い潰す運営に不満を募らせた末に、デザイアグランプリを破壊し「ジャマト達が幸せになれる世界」を目指す目的に目覚める。ゲームマスターと通信が可能な立場にはあるが、彼等にも人を食ったような態度で接するなど厳格な上下関係はなく(あっても無視している)、スポンサーであるベロバにしか従わない。
運営からはジャマト側と認知されており、ジャマトらは彼に危害を加えることはなく主人のようなものと認知されている模様。
人物像
育成したジャマトへ愛情を注ぎ、彼らの進化に歓喜する姿から分かる通り、その本質は典型的なマッドサイエンティスト。ジャマトが起こす惨劇で多くの犠牲者や退場者が出ようと意にも介していないどころか、学習し成長を遂げ続けるジャマトの様子に笑顔を見せるなど、周囲の被害に関心もない。
また、退場した参加者も「貴重な栄養源となる『肥料』」としか認識していないなど、倫理観の欠如が見られる。
現在はジャマトの栽培に陶酔しており、ゲームマスターからの着信を無視するなど運営とは反りが合わない様子。第13話にてようやく連絡が取れた際には、飄々とした態度で彼の抗議を適当に流しており、「ジャマトが強い方が仮面ライダーも戦い甲斐があるってもんだろう」と宣っていた。
動向
第14話では宝探しゲームで頭領ジャマトの原型になった個体を再度育成。自身の右腕となるその存在に「ルーク」と名付けた。
デザイアグランプリの全容が明かされた第16話では、偶然手に入った新たな実験サンプルに目を輝かせていた。利用価値がある為、そのサンプルが脱走するまで運営に彼の生存は報告していなかったと思われる。
とはいえDGP運営と完全に敵対しているかというとそうでもなく、第22話では次のゲームマスターから、最終ゲーム用のジャマトを送るよう催促されていた。
そして第23話では、「今あるジャマーガーデンはもう使い捨て」と判断したベロバがある方法でジャマーガーデンを破壊しようとするのを見て「おやめくださーい!せっかく育てたのに!」と悲鳴を上げる羽目になった。
余談
- キャラクター名の由来は『アルキメデス+メンデル』か。
- 或いは『アルキメデス+愛でる』、もしくは『ある木(の)芽(が)出る』、デザイアグランプリ運営の他のキャラに共通する目に関する言葉の由来から『ある木+目(が飛び)出る』という可能性もある。
- ???の脈拍を測った際に何故か彼の左手を舐めるという奇行を見せたため、視聴者達には一部でネタにされている(pixivでは「農家の爺さんに手を舐められるぞ」という謎タグまでできた)。
- 演者の春海氏は『仮面ライダーOOO』第39・40話以来の仮面ライダーシリーズ出演となる。あちらは「欲望」から生まれる怪人の一種である。
- また春海氏は80年代に活躍したグループ「一世風靡セピア」のメンバーであり、東映公式HPにもジャマトの集合写真に「一世を風靡してしまいそう」と前述を意識したようなコメントが書かれた。
関連タグ
ジャマト栽培おじさん…初見のインパクトと情報量の多さから彼の第一印象としてこう呼ばれた。
戦極凌馬/仮面ライダーデューク…こちらも仮面ライダーをサンプルとし、死んでいった者に対しても実験サンプルと称して何も感じないといったマッドサイエンティスト繋がり。
ヒラメキメデス…同じくアルキメデスが名前の由来。
アリキメデス…同じくアルキメデスが名前の由来のライダー怪人。
徳川清山…同じく一世風靡セピアのメンバーが演じた平成ライダー番外作品に登場する敵幹部。こちらは組織の首領。
ノーザ:14年前のプリキュアに登場する恐ろしい植物を育てている女性ヴィラン。