連坊小路アキラ
れんぼうこうじあきら
「スゥゥゥゥパァァァァァー!!」
「敵は、出て行けえええぇぇぇっ!!」
「やった…やったよ山田…!」
「余計な事しないで。怖いんじゃない。私は好きでここに居るの。ここには嫌いな人が居ない。バカは自動的に淘汰される。クリーンでジャスティスな 私だけの世界。」
プロフィール
概要
アニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』の登場人物。
中立国ジオールにある咲森学園の女子生徒。
作中世界のSNS「WIRED」の創始者。HNはRAINBOW(本名の連坊小路を虹に引っ掛けたものと思われる)。生徒会長のサトミの妹だが、普段は学園内の立ち入り禁止区域に建てたダンボールハウスに引きこもり生活をしており、授業には出ていない。
人物像
一人称は「私」。優秀なクラッキングの腕を持ち、SNSサービス「WIRED(ワイアード)」を開発した天才少女。自身の性格は一切不明だが、過去に受験を控えながらも熱を出したサトミを助けたい一心で試験問題をハッキングした事から騒ぎになってしまい、学校で虐めを受け、重度の対人恐怖症に陥っている。それゆえ無口で自分の感情を表に出すことはない。
そのため、校舎内に設立したダンボールハウスで引きこもり生活となり、WIREDのユーザー・「RAINBOW」として接触している。サトミとは顔を合わせて接触できる程度には気を許しているが、自身へのいじめに対して見て見ぬふりをされていたため、少々邪険に扱っている。
ハッカーとしての腕前は高く、ARUS軍の暗号通信を傍受・解読し、監視カメラの映像をハッキングする事も出来る。
ショーコとは、初対面は恐怖から取り乱して拒絶する一方、その頃、拘束されていたところ縄を解いてあげたショーコに「ありがとう」と言おうとしたが、しかし、泣いているショーコをどうすればいいのかを悩んでいた。ショーコがポテチにラー油を食べたことで、「月についたらスーパーに行こうよ!」と約束する。隠してあったウエハースが好きだったようで、「福神漬けのせがおいしい」、「オリーブオイルで焼くと異次元のおいしさ」という無意味なウエハースの組み合わせでショーコとの交流を深め、彼女の心を開いていく。
身長はやや平均的。ボサボサで長い赤髪を後ろで無造作に束ねている。前髪と頭頂部にアホ毛が3本ある。髪の長さが前と後ろで違うのは先述の虐めの一環で同級生によって切られたため。
本編の活躍(ネタバレ注意)
※この記事は本編のネタバレを含みます。未視聴の方は注意。
過去
受験を控えながらも熱を出したサトミを想い受験校の試験内容をハッキングするも、その事が露見して警察へ補導されてしまった経緯から、小・中学校時代にかけて学校で酷い虐めを受け、同時にサトミからも見放された事が原因で重度の対人恐怖症に陥っており、心を許した人間以外との会話を拒み、見知らぬ人間が現れたらストレス状態に陥り、大きく取り乱す。
1stシーズン
ドルシア軍がジオールに侵攻してきた際にはヴァルヴレイヴの映像を「WIRED」で拡散させ、サキと共にハルトが世界中から注目される遠因を作っている。
チャンネルを探るためハッキングをしている最中、サトミが携帯電話を介して避難を呼びかけても「うるさい」と無視して通信を切る一方、偶然彼女が住まうダンボールハウスに人影を見たあたりを探していたショーコと遭遇していた際、エルエルフの予言で地震が起こり、必死でモニターを抑えている。自分の存在を他言無用とするよう念押ししたり、ショーコを恐怖から取り乱して拒絶してしまう。「あなた、咲森の生徒?」と知られてしまったため、「私の事は誰にも言わないで」とガタガタ震えて訴えながらショーコに懇願する。
モニターでタカヒにフラれたサトミを見て笑っていたアキラだが、映像を切り替えた先で、エルエルフがなにやら消火器を触っているシーンを見てカメラに気づいたはずが、すでにエルエルフの策によって拘束されてしまう。
学園が独立してからも引きこもっていたが、引きこもっているアキラを心配したショーコが来てからは、余計な詮索をしなかった。その頃、ショーコは拘束されていたところを見つけ、縄を解いてあげた。ショーコに「ありがとう」と言おうとしたが、しかし、櫻井アイナの死にショーコは突然泣き出してしまう。涙を流すショーコを見た際には戸惑いながらも慰めようとするが、するとそこへ空気を読まずに差し入れを持ってやってきたサトミがダンボールハウスに入ろうとするが、クッションで「見るな」と蹴り飛ばし誰にも見られたくないとサトミを追い出してしまう。
ダンボールハウスにて、ショーコが用意されたラー油かけのポテトチップスを一口で食べた後に「おいしい」と喜ぶ。すっかりアキラと心を通わせたショーコだが、「月についたら一緒にスーパーに行こうよ!」という約束を取り付ける事になる。すると、モニターの下に隠してあったウエハースが好きだったようで、「福神漬けのせでめちゃうま」のほかにオリーブオイルで焼いたウエハースという意味の分からないウエハースの組み合わせから次第に交友を深めていく。
ショーコの総理大臣就任のお祝いメールを送信し、「どういたしまして」とメールで返そうとしていたが、今までコミュニケーションがとれなかったため、ショーコへ賛辞の言葉をかけた。記念撮影して盛り上がる生徒たちの声に戸惑い、ショーコが「アキラも来ないか」と誘われる。だが、そのショーコが「外の世界も楽しいよ。友達も増えるし」と不用意な一言のほかに、「外の世界を見なくては」とアキラのために言った両親や、「友達になってください」と言ってきた同級生たちの過去に追い詰められたトラウマが蘇りパニックが錯乱。そして、モニターの通信が切れてショーコとサトミを拒絶してしまう。
ヴァルヴレイヴVIのパイロットとして
目の前で父が亡くなった事で泣いていたショーコにモニタリングしていた一方、何か声をかけようとするのだが、「外へ来ないか」と言われてパニックに陥った事を思い出してしまう。
しかし、ドルシア軍がモジュールに攻め入り、ドリルが学園に迫りくる中、毒ガスが放出されているというピンチになったときも、出ようとせず、サトミがショーコにアキラを助けるように懇願するも、「余計なことしないで」とメッセージを送り、「怖いんじゃない。私は好きでここにいるの。ここには嫌いな人がいない。バカは自動的に淘汰される。クリーンでジャスティスな私だけの世界。私は一人で生きて、一人で死ぬから」と結局出て来ようとしない。
ショーコは安易に死を選んだアキラに腹を立ち、アキラの部屋へ乗り込んでいこうとするが、「あなたもどうせ同じ私を笑って哀れんで、外に出ろって私を怒る」と抵抗し、「もう、怒ってるよ!」と言うショーコに対して足止めをするためにハッキングでスプリンクラーやフォークリフトを作動させるも、それでも自分のために行動するショーコが作業機を飛び越えて、カメラにぶら下がり「私たち、友達でしょ?」と語った直後にドリルが通過してその衝撃で飛ばされ、倒れてしまう。どうしようか迷った結果、気絶してしまうショーコを見たアキラは、いじめの記憶が蘇りながらも苦悩しながらも彼女を助けるために「ショーコと一緒に月でスーパーへ行こうと言ってくれ」と約束を果たすためダンボールハウスから外の世界へ飛び出す。
向かった先はすでに崩壊したがれきで通路がふさがれていた。そして隙間からヴァルヴレイヴVI「火遊」を発見し、偶然迷うことなくそれに乗り込み、マギウスとなった。そこには気を失っていたショーコを発見し、ドリルが学園の表面を貫こうとしたその時、6号機の武器により、ハッキングに成功し、モジュール77を貫いていたイデアールのドリルをハッキングし停止させた。
2ndシーズン
地球降下作戦に参加し、基本的にヴァルヴレイヴⅥのコックピット内に引きこもっままで周りの人と顔を合わせていない状態が続いていたが、夜中に食糧を調達しようとコクピットから出てからは、お菓子をくれたことをきっかけにショーコの親友でもあるマリエとも友人になる。
大気圏降下の際、過去の贖罪を果たそうとするサトミの姿を見て幾分軟化し、地球降下後のドルシア潜入作戦以降は、外に顔を出す様になり、サキと友誼を交わした。
その後は、ハッキング能力を駆使して輸送艦の奪取に貢献し、作戦遂行時における大きな戦力となっている。
しかし、友人になったばかりのマリエが死亡し、二度とマリエとは会えなくなった。
モジュール77奪還作戦
その後モジュール77に帰還した際には、カミツキの存在が世界に暴露されたことがきっかけとなり、ショーコとの間に溝が生じてしまう。
ハルトの火人を回収する際には、総理大臣の責任を果たそうとするショーコの態度が理解できず、唸る場面が見られた。
最終決戦の際には、ハッキング能力を駆使して、エルエルフがアマデウス・K・ドルシアの正体を暴く作戦に貢献する。
この戦いが終わった後、ハルトの死はアキラの口から、ショーコに伝えられることになった。
サキと共にマギウスの中では数少ない生き残りとなった。
未来のアキラ
その後のサトミの結婚式には、ショーコも同席する姿が見られており、和解を果たしたようである。
約200年後の第三銀河帝国においては、「教母」という重要な立ち場に就いている様子。
スパロボDD
関連タグ
鹿目まどか…『魔法少女まどか☆マギカ』より。人間をやめた悠木碧キャラの先輩。こちらは最終的に人としての実体すら保っていない神様のような存在にまでなった。
佐倉双葉…中の人、トラウマをかかえての引きこもり、ハッカーなど共通点が多い。
ライエ・アリアーシュ…容姿や反社会的性格などの共通点がある。