プロフィール
真名 | アルトリア・アヴァロン |
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クラス | キャスター |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
出典 | Fate/Grand Order |
地域 | 星の内海、潮騒のティンタジェル |
属性 | 中立・善・星 |
好きなもの | 虫料理以外ならなんでも |
嫌いなもの | 嫌いなものはないがアルビオンの竜は苦手 |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇 |
CV | 川澄綾子 |
概要
アルトリア・キャスターが巡礼の旅の果てに『聖剣の騎士』の概念と一体化し、『守護者』となった姿。『星を脅かす脅威に対抗するもの』の助けとなる人理補助装置であり、カルデアに召喚されたサーヴァントとしての真の姿である。
その誕生
まず、アルトリア・キャスターは、選定の杖に選ばれた騎士王アルトリア・ペンドラゴンのIFではない。
プロフィールに記載されている出身地「潮騒のティンタジェル」も厳密に言うなら間違いである。
彼女の実際の出身地は星の内に存在する楽園こと妖精郷であり、ティンタジェルは地上に出てきた際に流れ着いた場所でしかないのだ。
最も彼女自身楽園内部での記憶は無く、なんの為に自分がどういう使命を帯びて旅をするのかも旅の途中で知ることになったのだが。
彼女の正体、それは1万4千年前にセファールの来襲の際、鋳造されなかった聖剣エクスカリバーの再発注の為に星より遣わされた『楽園の妖精』と呼ばれる存在であった。
聖剣の作成にはその時代の人類の在り方を材料にする必要があり、彼女はより毅く、より善い聖剣を象るための集積器だったのだ。
キャスター(Caster)という単語には鋳造者という意味も含まれている。
彼女の名の「キャスター」には様々な意味が込められているが、その1つは己の全存在と引き換えに聖剣を形作る「聖剣の鋳造者」という在り方だった。
彼女は異聞帯のブリテンにのみ成立する存在であり、第2部6章終盤ケルヌンノスを倒すために全魔力を使い切ったのち、『楽園』へと帰り永い眠りにつくはずだった。
しかし消滅する過程で、彼女は自身が役目を終えた後も『嵐の中で輝く小さな星』と、その嵐から自分をずっと庇ってくれていた小さな希望の為に戦い続けることを選び、『聖剣の騎士』の概念、そしてアルトリア・ペンドラゴンという概念と一体化し、守護者となった。
こうして聖剣鍛造の為の集積装置から、人理補助装置として生まれ変わったのがこのアルトリア・アヴァロンである。
ただし、妖精はその存在意義を中心に構築されているため、聖剣鍛造の為の集積装置から人理補助装置へと変わった彼女は、文字通り生まれ変わった存在だと言える。
ゆえに、主人公達が旅を共にした『楽園の妖精』アルトリア・キャスターと、召喚された『サーヴァント』アルトリア・アヴァロンは、厳密には同一存在ではない。
第2部6章において主人公達の前に現れた彼女は既に『抑止の守護者』として英霊に至っており、消滅したアルトリア・キャスターの記憶から、ケルヌンノスとの最終決戦前に交わした「一度だけの恩返し」を果たすために召喚に応じたものである。
また、カルデアが召喚した彼女が霊基第一・第二でアルトリア・キャスターの姿を取っているのはその誕生の過程、『楽園の妖精』ではなく『予言の子』として旅をした春の記憶を彼女がエミュレートしたためである。
言うなれば、アヴァロンの彼女は成長して大人になった、王になったアルトリアであり、キャスターの彼女は成長前の、童心に戻ったアルトリアだと言える。
人物
『聖剣の騎士』の概念そのものである為、聖剣にまつわる逸話であればほぼコンプしている状態。また同時に『ブリテンの守護者』として、当時の『予言の子』アルトリア・キャスターすら知らなかった、妖精國ブリテンにまつわる記憶・記録を全て有している。
人格のベースとなっているのはかつて共に妖精圏を旅したアルトリア・キャスターだが、『聖剣の騎士』の概念という半ば超越的な存在であること、そして巡礼の旅を経て答えを見つけた後の姿であるため、生来の彼女に見られた弱さ・いじけ気質・悲観主義は鳴りを潜めている。曰く『一つだけ年を取って、気持ちを切り替えたアルトリア』。
その為、生来の彼女が持つ負けず嫌いな気質が強調されており、第2部6章の最終決戦においても黒幕に対して痛烈な言葉を発している(主人公曰く「二倍言い返した」「このアルトリア、めっちゃキツい」(最も主人公も人の事は言えないだろうが))。
一方で、同時にアルトリア・キャスターのお転婆さも鳴りを潜め、王としての威厳を手にしているため、「もっと気安く接しなさい」と言っても主人公達からはつい畏怖されて構えられてしまう模様。
英霊となった彼女は「星に住む生命を守るもの」。地表の命が生み出すかけがえのない紋様の輝きを知るものであり、その意味では汎人類史も特異点も異聞帯も彼女にとって「守るべきもの」としての評価は同じ模様。
しかしその人格自体は主人公達と旅を共にしたアルトリア・キャスターである為、「マスターは私の命」であると相当な依怙贔屓ぶりを見せ、世界よりも主人公に肩入れしている。
能力
『聖剣の騎士』の概念である彼女は、アーサー王伝説に登場する武器の数々を魔術触媒として使用する。
第2部6章実装前はその種類の多さから「彼女こそがグランドセイバーではないか」という考察もあったが、実際は左記の通り彼女が『聖剣の騎士』の概念そのものであることに起因する。
ただ初期案の話ではあるが、第2部開幕前に描かれていた第2部6章のプロットではアルトリア・アヴァロンがグランドセイバーとして登場予定であり、紆余曲折あって没になった模様。
宝具
真円集う約束の星(ラウンド・オブ・アヴァロン)
- ランク:A++
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~999
- 最大捕捉:味方全て
「あり得ざる妖精の王よ……」
「最果ての島、罪の都、最後の竜は我が胸に。如何なる滅びにも我らは屈せず。集え、円卓の守護者たち!『真円集う約束の星(ラウンド・オブ・アヴァロン)』!!」
『ブリテンの守護者』となったアルトリア・アヴァロンの宝具。
効果としては黄昏のキャメロットを顕現させ、共に戦う者に『円卓の騎士』のギフトを与えるもの。
なお、ゲーム上の性能は「きみをいだく希望の星」と同じ。
また第1、第2の霊基のときとBGMは共通である。
竹箒日記によると、第2部6章で選曲されたアヴァロンのフィールド曲をアレンジしたもので、こちらの曲は元々セイバーウォーズ2のフィールド曲候補のひとつだったものを使用しているとのこと(アヴァロン・ル・フェで使うから待ってくれと頼んだらしい)。
また、第2部6章クリア後のボイスにて「第二、第三宝具、展開。アルトリア・アヴァロン、出るぞ」というものがあり、『真円集う約束の星』を第一宝具とするのであれば残り二つ宝具を持っていることになるが、現時点では詳細不明。
関連人物
汎人類史におけるマーリンは彼女の魔術の師とは違う模様。
だが、それを差し置いても『次に会う時は斬首する』と告げ、不死身の夢魔を処する魔術すら編み出すなど、詳細は不明だが相当な恨みを買っている模様。
『アルトリア・キャスター』に魔術を教えたのはマーリンではないのだが、マイルームでの発言を統合すると守護者となった後に本物のマーリンに魔術を教えてもらったらしい(キャスパリーグもその際に押し付けられた模様)。
ブリテンの守護者として全てを知ったアルトリアは、美しいものに出会ってしまった彼女の境遇を嘆き、彼女がサーヴァントとして召喚されたことを非常に喜んでいる。一時でも悲しみではなく、喜びの涙が流れることを願って。
「ビースト候補があんなんで良いのでしょうか?」とあからさまに嫌っている。
「うちのキャスパリーグと比べないでほしい」と言っているが、これがカルデアの善き人々に倒された第四の獣と同一なのかは不明。
生命の未来を奪う宿敵としながら、人々から生まれた幻想としての同胞とする存在。自身が人を知らない一方で、彼は人を知りすぎたとし、叶うのならと再会を望んでいる。
契約したマスター。生前での経緯が経緯だけに「マスターは私の命」「もっと気安く接しなさい」と言うほど距離感が近い。
関連イラスト
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Fateシリーズ Fate/GrandOrder Cosmos_in_the_Lostbelt 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻