プロフィール
※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するキャスタークラスのサーヴァント。
期間限定イベント『カルデア重工物語』の主要キャラクターである。
消滅したはずの微小特異点「維新都市SAITAMA」に現れ、高杉重工を乗っ取る形で設立した「吉田コンツェルン」の総帥として君臨する。
真名
長州藩士にして『松下村塾』の創立者、『吉田松陰』。
高杉晋作を始め、攘夷派の維新志士達を育て上げた。
人物
江戸時代末期の人物だが、眼鏡に青のシャツ、白スーツの上にコートといった当世の装いに身を包んでいる。これは、聖杯から自身の死後の知識を得ているためであり、つまりはゴールデンやなぎこさんと同様のイメチェン。
全身絵によるとコートは和柄で、腰には帯刀している。
一人称は「僕」。
本来は穏やかで優しい人物らしいが、何故か劇中では冷酷で傲慢なフィクサーと化している。
関連人物
生前
松下村塾時代の教え子であり彼からは慕われているが、SAITAMAにて再会した際には「クズ」「慮外者」などとこき下ろして会話を拒否するほど嫌っている。
高杉同様、松下村塾時代の教え子。
今のところ、彼だけは名前が挙がっていて、高杉とは違い高く評価している。
また彼は実妹・文の夫でもある。
吉田稔麿、入江九一
松下村塾時代の教え子達で、上記の高杉と久坂を含めて、松下四天王と呼ばれた。
伊藤博文、山県有朋、品川弥二郎、野村靖、前原一誠、寺島忠三郎
その他の松下村塾時代の教え子達。
生前の知人。あまり面識があるわけではないが高く評価している。
楫取美和子
実妹(三女)で旧名は文(ふみ)。
後に教え子の久坂玄瑞と結婚したが、夫の久坂が禁門の変で自害し未亡人となるも、後に病死した姉(次女)・久(ひさ)の夫だった楫取素彦(小田村伊之助)と再婚した。
Fate/Grand Order
本来はカルデアに所属するサーヴァントだが、聖杯の力で部下として従えている。
関係性自体は可も不可もないと言った所。
余談だが、吉田の『他者に否定されようとも己の道を信じて突き進む』と言う在り方は黒化する前の在りし日の彼に似た所がある。
敵対したカルデアのマスター。
個人としての評価は終始高めであった。
元々は高杉の部下であり、従業員。
高杉重工を乗っ取った際にまとめて接収した。
真相
※ イベントネタバレ注意!
全ての発端は『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』の劇中で語られた『戊辰聖杯戦争』、その最中に江戸城で起きた『流血開城事件』にある。
本来なら明治維新の立役者として歴史に名を連ねていた人物や江戸幕府の関係者達が命を落とした惨劇の後、滅ぼされた江戸幕府の怨念と呼べる存在が発生。
名前すら喪い極めて不安定な状態の怨霊が器を求めて聖杯を使い召喚した英霊こそが吉田松陰であり、生前とは異なる悪しき振る舞いは彼に旧幕府の怨念が憑依した事が原因である。
しかし、吉田の胆力の強さ故に完全には支配しきれず抑え込まれてしまい、表に出ることができなくなった。
聖杯を手にした吉田は「徳川に対抗できる者」として高杉を選定し再び維新都市に現界させたものの、怨念の影響で生前から内に秘めていた「日本を飛び出して外の世界を見たい」という願望が暴走。手始めに食した者を心酔させる作用がある松陰大福を市民中に売り捌いて資金調達すると、それを元手にかつて日本に襲来した脅威・黒船を模した「戦艦・クロフネ」を建造、さらに『外の世界』への入口と言えるカルデアの接収を目論むなど、一連の事件を引き起こした。
カルデアと手を組んだ高杉に吉田が倒されると、全ての黒幕である怨霊が分離してクロフネと融合し「第16代将軍・徳川クロフネ」を名乗って暴れ始める。
これに対抗すべく吉田は高杉が建造し宝具へと昇華させた機動兵器「アラハバキ」に搭乗、自らを欠損していた魔力炉の代用とする捨て身の策を敢行。
そしてカルデアとの共同戦線の末にクロフネを打ち倒した吉田は高杉に本当の胸の内を明かし、彼とカルデアの若者に未来を託して退去した。
なお、クロフネは戦艦の残骸を依代にして逃げ延び、エミヤ・オルタに高杉たちの暗殺を命じたものの、最初から「聖杯にまつわる害悪の後始末」を目的としていた彼に宝具を撃たれて消滅するという末路を辿った。
(なお、エミヤ・オルタには味覚が無い事が彼のバレンタインシナリオや幕間で判明しており、先の大福が通用しないため元から食べていない事はマスターたる主人公なら当然把握済みの案件である。そのため終盤にて一人飲んでいた彼のもとに出雲阿国がやって来たのは、主人公はエミヤ・オルタがとった一連の行動の真意を全て察知していたがあえて黙っており、せめてもの労いのためこっそり彼女を向かわせた可能性が推察されている)