概要
カミナたちが獣人からかっぱらったギャンザを改造して作り出した「グレン」とかつて螺旋族が生み出した「ガンメン」の「ラガン」が合体して生まれた巨大ロボット……と書いてはいるが、実際の身長は5m程度とされている。
数あるロボットアニメの中でもかなり小さめの主人公機(※)だが、まさかロボットアニメ史上ぶっちぎり最大の主人公機になろうとは誰が予測できただろうか。
※これより小さい有人主人公機は『忍者戦士飛影』の飛影(3.6m)、『魔神英雄伝ワタル』の魔神龍神丸(3.75m)、『装甲騎兵ボトムズ』のスコープドッグ(3.8m)くらいであろうか。
搭乗者はラガン側はシモンで固定。
グレン側は時期によって入れ替わり、第1部では主にカミナ、第2部ではロシウ。
第3部以降は大グレン団に加入したヴィラルがブータと共に搭乗する。
また、操縦は基本的にラガン側に主導権があるが、グレン側に移譲することも可能。実際に第1部ではほとんどの場面でカミナが操縦している。
グレンに搭乗者がいなくてもラガンだけで操縦は可能だが、機体の真価を発揮することは出来ない。
単体では空を飛べないが、獣人軍の空戦用ガンメンを取り込みグレンウィングへと変化させた事で飛行が可能となった。また、ヘルメットはエンキから奪って取り込んだもの。
このロボットのキモとなっているのは頭部に位置するラガンであり、搭乗者の螺旋力によってエネルギーを引き出し、ドリルを突き刺すことであらゆるガンメンを取り込んで進化することが出来る。
グレンラガンは寄せ集めガンメンであるグレンをラガンが取り込んで合体することで進化した形態なのである。
機体自体は特別大した能力を持たないが、搭乗者自身の気合いと根性で無限に強くなるという、他に類を見ない珍しいロボットである。
搭乗者であるシモンの螺旋力によって能力が大きく左右されるという特徴があり、シモンの闘志が燃え上がると無敵の強さを誇るが、反面彼の精神が不安定になると能力も下がってしまう。
ちょっとした傷程度なら螺旋力によって自己修復することも可能だが、修復前にラガンが分離するとグレン側の損傷はそのままになってしまう。
武器や必殺技も螺旋力に応じて変幻自在に変わるため、多種多様な戦闘を可能としている。
武装・必殺技
・燃える男の火の車キック
・トロイデルバースト
・グラサンカッター
・スカルブレイク
・フルドリライズ
・グレンブーメラン
派生機体
アークグレンラガン
超弩級戦艦アークグレンとグレンラガンが合体した形態。
超銀河グレンラガン
月に擬態していたロージェノムの旗艦カテドラル・テラと合体変形したグレンラガン。
天元突破グレンラガン
グレンラガンを核として大グレン団の生き残り達が螺旋力を全開にして合体した形態。
超天元突破グレンラガン
劇場版に登場。
アンチスパイラルが放ったインフィニティビッグバンストームの膨大なエネルギーを丸ごと螺旋力に変換し、その力を全て取り込んだグレンラガンが到達した究極形態。
グラパール
グレンラガンから得られたデータを元に開発された量産型グレンラガン。
螺旋力エンジンを再現出来なかったので、この機体はガンメンではない。
グレンダンラガン
アニメ『天元突破グレンラガン』15周年を記念に作られたグレンラガンがキングキタンDX、ダヤッカイザー、ツインボークン、ソーゾーシン、アインザー、キッドナックル、モーショーグンの7体(キングギタンの武器になっているキヤルンガを含めたら8体)のガンメンと無限合体した形態。
余談
システム上、ラガンとシモンの組み合わせさえ維持されていれば、グレン側のパイロットは誰でも良いし、何ならボディ部に何のガンメンを持ってきても問題なく合体できる。
実際にグレンは複数人が乗り換えているし、合体相手のガンメンに関しても漫画版ではヨーコの操縦するホーダインと、DS版付属DVDではカミナが強奪したウサピョン(ザウレッグ)との合体を披露している。
……まぁ上記二例はともかく、平時に無理にグレン以外と合体させようとしても、中核たるシモンのテンションに影響しそうだが。