WindowsServer

うぃんどうずさーばー

マイクロソフトが開発・販売しているサーバー向けOS

概要

WindowsNTは元々サーバー用として作られており、WindowsNT3.1(無印)は一般サーバーおよびワークステーション両用であった。

WindowsNT3.5からはサーバー版とワークステーション版が分離され、別のエディションになり、この状態がWindows2000まで続けられた。

WindowsXPも当初はサーバー版もリリースする予定だったが、コンピュータウイルスの問題が注目されたこともあって完成は延期となってしまった。

2003年 6月25日、ついにXPベースのサーバー版OSが完成したが、名称は「WindowsServer2003」となり、XPとは違うOSとなった。

これ以降、パソコン用OSとサーバー用OSが分離された。

WindowsServerは長期サービスチャネルに該当し、リリース日から10年間サポートされる。最初の5年間はメインストリームサポートで、後の5年間は延長サポートとなる。

Windows8.1以前の大型アップデートをしないサポート方式である。

Ver	製品名	発売年(日本語版)
NT3.1	WindowsNTAdvancedServerVersion3.1	1994年
NT3.5	WindowsNTServerVersion3.5	1995年
NT3.51	WindowsNTServerVersion3.51	1996年
NT4.0	WindowsNTServerVersion4.0	1996年
NT5.0	Windows2000Server	2000年
NT5.1	WindowsAdvancedServer,LimitedEdition1.1	2001年
NT5.1	WindowsDatacenterServer,LimitedEdition1.1	2002年
NT5.1	WindowsAdvancedServer,LimitedEdition1.2	2002年
NT5.1	WindowsDatacenterServer,LimitedEdition1.2	2002年

ベースOS	Ver	製品名	発売年(日本語版)
XP	NT5.2	WindowsServer2003	2003年
Server2003(SP1)	NT5.2	WindowsServer2003R2	2005年
Vista	NT6.0	WindowsServer2008	2008年
7	NT6.1	WindowsServer2008R2	2009年
8	NT6.2	WindowsServer2012	2012年
8.1	NT6.3	WindowsServer2012R2	2013年
10	NT10.0	WindowsServer2016	2016年
10	NT10.0	WindowsServer2019	2018年
10	NT10.0	WindowsServer2022	2021年

家庭向けメディアサーバーまたはホームサーバー用OSである。

HomeServer2011をもって展開を終了し、Server2012以降は通常版へ統合された。

ベースOS	Ver	製品名	発売年(日本語版)｜
Server2003R2	NT5.2	WindowsHomeServer	2007年
Server2008R2	NT6.1	WindowsHomeServer2011	2011年

Windows10にて導入された年2回の大型アップグレード方式を採用したチャンネル。サポート期間はリリース日から18ヶ月である。

コンテナ対応サービスがDockerからKubernetesへ切り替わっていき、長期サービスチャネルが主軸になっていったため、20H2をもって新規OSのリリースを終了。2022年の20H2サポート終了に伴い完全に廃止された。