ミナキ
みなき
概要
『ポケットモンスター クリスタルバージョン』で初登場したキャラクター。
『金・銀』のリメイク版である『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』にも登場。
名前の由来は恐らく「水晶」をそれぞれ「水(みな)」「晶(あき)」と訓読みしたもの。
スイクンを追う謎の青年。
普段は落ち着いた性格だが、スイクンの事になると周りが見えなくなってしまうため、
そのことでは友人のマツバからも呆れられている。
クリスタルとHGSSでは性格やセリフがかなり異なる。
作中ではやけたとうで初登場。古い友人であるマツバと一緒にスイクンの調査をしていた。
主人公がスイクン、エンテイ、ライコウと出会った後、スイクンを追い始める。
クリスタルではスイクンに認められることへの執着は薄く、研究家気質な性格。ジョウト地方の伝説全般に精通している。
主人公がスイクンを捕まえたあとは主人公の戦いぶりを褒め、スイクンがにじいろのポケモンを呼び寄せるという伝説を調べるために去っていく。
後述するHGSSとは異なりスイクンイベントを終わらせたあとでもスズのとうで会うことができる。
HGSSでは何かとスイクンと縁のある主人公を一方的にライバル視するようになり、タンバシティではスイクンに認められるため主人公に勝負を仕掛けてくる。一方で、スイクンの前では正直でいたいと言って主人公にヒントを与える一面もあった。
スイクンを追い求めてカントー地方にもやってくるが、最終的に主人公を潔く認めてスイクンとの勝負を見届けた後、満足して去っていった。以後彼と会う機会はない。
アニメ版
CV:江口拓也
2023年6月15日から開催された、ミナキとマジコスシルバーを主役にしたエピソードイベント「駆ける北風を追う男」にて初登場。
スイクンを追いかけているうちにパシオに上陸したミナキ。しかし追いかけていたスイクンはクリスのバディであり、そこでクリスとマツバに再会。シルバーとも出会う。
友人であるマツバがホウオウに認められるという夢を叶えたことに驚き、ジョウトでは共にスイクンを追いかけるライバルであったクリスがパシオでスイクンに認められたことに対してはクリスのような素晴らしいトレーナーであれば納得だと笑顔で祝福を送った。
その後も4人は会話を続けていたが、スイクンは突然姿を消し
なんと色違いのスイクンを連れて帰ってくる。
二匹のスイクンが並んでいる光景を目の当たりにし、その上マツバだけではなくシルバーまでもがホウオウに認められていたことを知ったミナキは、夢を見てるようだと驚きつつも去っていった色違いのスイクンを追いかけることを決意。
クリスとマツバはその手伝いを申し出るがシルバーはミナキには協力せず、スイクンをバディにするのも悪くないと宣言した
……にも拘らず焦る素振りを全く見せず、それどころか新たなライバルができたことを喜んでいるようなミナキの態度にシルバーは疑問を呈するが、それに対してミナキはスイクンがシルバーを選んだのなら仕方ないが、それでもスイクンに追いつくという夢は絶対に諦めないと答え、逆にシルバー自身の夢について尋ねた。
そんなものを持っているようにみえるか?というシルバーの返答を聞いたミナキは「いつか きみだけの 夢が みつかると いいな!」と激励を送りその場を立ち去った。
そのあともクリスやマツバをサポートを受けながらスイクンを追いかけてはいるもののスイクンはなかなか捕まらない。
ミナキと同じように珍しい色のスイクンを追いかけていた他のトレーナー達は完全に諦めており、ミナキのことを未だにスイクンを追い続ける現実が見えていない奴だと皆して馬鹿にしていた。
しかしそれからもミナキはスイクンに追いつけず時間だけが過ぎていく。
そんなミナキの姿を見ていたシルバーは、身近に自分と同じ夢を叶えた奴がいて、その夢を投げ出そうと思ったことや恨みごとのひとつくらいないのかと問う。それに対してミナキは、
一度だって誰かを恨んだり、ましてや夢を投げ出そうだなんて思ったこともない。スイクンを追いかけている今この瞬間はかけがえのないもので、夢のために費やしてきた時間も自分の財産だと笑顔で答えた。
その後、ミナキはスイクンが訪れ清めた水場を頼りに次にスイクンが現れるであろう居場所を特定する。ジョウトにいたときと同じように「スイクンの前では正直でありたい」という理由でシルバーにもスイクンの居場所を共有する。
そして予想通りの場所に現れたスイクンと対峙するミナキ。
「スイクンは 待ってますよ!
誰よりも 自分への 熱意を
持ってくれている トレーナーを!」
「あれだけ 大口たたいたんだ
夢の ひとつくらい かなえてみせろよ」
クリスとシルバーの激励を受けたミナキは切り札のマルマインを連れてスイクンへと挑む。
激闘の末、バディストーンの反応と共にミナキは10年以上も追いかけてきた「夢」を叶えることとなった。
ミナキは自分を認めてくれた新たなバディの美しさに感動しつつ、夢を叶える手助けをしてくれた友人達に感謝を述べる。
そしてシルバーは初めて会ったときに聞かれた問の答えとして、ミナキに「自分のポケモン達と共に世界最強の男になる」という「夢」を語った。
それを聞いたミナキはシルバーの夢を称え、夢をかなえる手助けになるかもしれないとジョウトを旅していたときに偶然手に入れたふしぎなタマゴをシルバーに手渡す。
タマゴの中身は今のところ不明。
ミナキ&スイクン
2023年6月13日にマジコスシルバーと共にミナキ実装が発表されたがバディは明かされず、ミナキのバディについてネット上で様々な予想が飛び交う中、2023年6月15日に実装された。
タイプはみず、ロールは特殊アタッカー。
トレーナーわざ「追いつづけるぜ!」は1ターンで特攻6段階、急所3段階、味方全体に状態異常防御状態を付与する完全自己完結バフ技。その代わりにわざゲージを3消費する。
メインウェポンはシンクロわざである「清浄のなみのり」
みずタイプのとくしゅわざで20%ひるみの追加効果を持つ。
わざの開放条件は「自分が2回行動したとき」で一度開放すればバトル終了まで使い続けることができる。
攻撃対象は相手全体だが、威力分散が発生せず追加効果の確率も下がらないので全体に大ダメージを与えつつ20%のひるみをかけ続けることができる。
消費ゲージは4でトレーナーわざの3ゲージ消費も合わせるとかなり重たいが、パッシブスキル「命中時技ゲージ増加9」のおかげで相手全体に技が当たるたびに3ゲージ回復するため、最初の4ゲージさえ確保できればあとはかなり動きやすくなる。しかし単体相手には1ゲージしか回復しない点には注意。
そのほかの技は相手一体をバインドにする「うずしお」と全体こおり技の「ふぶき」
どちらも命中不安技だが、パッシブスキルに「必中化」を持つため外れる心配はない。
またパッシブスキル「相手バインド時Ꮲ技B技威力上昇5」を持つことや「清浄のなみのり」が2手で開放されることから
T技→うずしお→清浄のなみのり
というふうな動きをすることが想定されているものと思われるが、うずしおは単体技なので全体に威力上昇をかけるには工夫が必要。
バディストーンボードには「特攻↑分B技威力上昇」「相手拘束時B技威力↑5」「天気変化時P技B技威力↑3」などのB技威力上昇系パネルが揃っている。
前半2つは自力で発動できるが、「天気変化時P技B技威力↑3」は天候変化技を持つ他のバディーズに天候を変えてもらう必要があるため、ミナキと同じくスイクンをバディとし「あまごい」使いであるマジコスクリスとはとても相性がいい。彼女が持つマスターパッシブ「ジョウトの先導」の威力上昇効果はシンクロ技を含む通常技に適応されるため「清浄のなみのり」の火力強化にも繋がる。
またマジコスマツバも「にほんばれ」を扱うことができ、ポケマスの晴れには水技威力半減効果が無いため「天気変化時P技B技威力↑3」を発動することができる。
EXカラーは白を基調としたスーツに水色の蝶ネクタイ、青いマントと色違いスイクンを意識したカラー。