CV：古川登志夫
概要
普段は腰の低い人物だが本性は慇懃無礼で、隊長の涅マユリを尊敬すると言いながらも能力は自分が上と豪語するなど傲岸な性格をしている。しかしその性格で作中では霊骸と本物のマユリを見抜けず、彼の疋殺地蔵を喰らう等過信してしまう面もある。
第七席でありながらその実力は隊長格をも凌駕しており、不安定な状態とはいえ虚化状態の黒崎一護の月牙天衝を打ち消すほどの高い実力を併せ持っている。恐らく七席という席次としては史上最強の人物。
十三隊の隊長達の霊骸を密かに作り尸魂界に反乱を起こした。
斬魄刀
- 『來空(らいくう)』
解号は「狂え『〜』」
普段は杖の姿をしており、解放時は両刃の薙刀になる。
能力は右回転させることで空間そのものを切り取りコピー、左回転させることでその空間を自在に復元して操る能力（早い話がカット＆ペースト）を持つ。
この能力のため日番谷冬獅郎の氷輪丸、更木剣八の斬撃、果てには山本元柳斎重國の流刃若火でさえも無効化するどころか相手に返すことが可能で、劇中では一護の月牙天衝と流刃若火の炎を切り取り同時に放出し山本総隊長に重傷を負わせた。
一方で霊圧消費が非常に激しい斬魄刀でもあり使用するとすぐにバテてしまうという欠点も存在する。
正体
実は改造魂魄であり、そのオリジナルは由嶌欧許と言う人物。かつては十番隊に所属していたが「戦闘能力が低く、頭が良い」と言う理由で技術開発局のある十二番隊に送られる。
そこで改造魂魄（モッドソウル）を開発するが上層部にその研究が危険と判断されて凍結、尖兵（スピアヘッド）計画が廃止になった際に改造魂魄に関する情報を特殊な霊圧に封じ込め、断界に放り込んだ。
その後、彼は九条望実と因幡影狼佐と言う二人の霊骸に自身の人格を義魂丸にして二つに分け、自身は植物状態となり幽閉された。
過去に由嶌欧許であった頃は、体の脆弱さから自分の実力を認められず他人に劣等感を抱いており、このことから「仲間」という存在を否定し、孤独こそが強さの証という概念を持つに至った。
そして自分を認めなかった尸魂界を破壊することが目的となる。
また、体が弱いことは非常に気にしており、霊骸の虎徹勇音に「弱いんですから！」と体を心配された時は馬鹿にされたと思って激高し、彼女を突き倒し、前述の疋殺地蔵の神経毒を喰らう事で回復した。(この時、とある薬を上司であるマユリに打ち込まれていたがそれを押しのける姿を見て上司も驚いていた)
物語終盤において望美との融合を果たし、元の欧許の身体に戻る（※CVは本来の人格を担当している三浦祥朗氏では無く古川氏のままでEDクレジットも影狼佐表記）。
不完全な全身虚化（※虚化習得前に仮面の軍勢との修行で全身虚化した時の姿）した一護と戦い彼を拘束するが、そこに朽木ルキア、阿散井恋次、石田雨竜、チャドが現れ彼らを自身の真の斬魄刀の力で圧倒していく。
しかし融合が不完全で一護に止めを刺そうとした時に自身の中に存在する望実に邪魔される。
その隙をつきコンが持ってきた義魂丸で一護は死神の力を取り戻し彼との決戦に望む。
一護との戦いで深手を負い自分もろとも尸魂界を破壊しようとするが自身の中の望美に阻まれた他、自身が作った霊骸の改造魂魄にも阻まれ、一護との一騎打ちに敗れ身体が望美と分離し、「私達は間違っていた」と過ちを悔い消滅した。
関連イラスト
