概要
自由の女神(じゆうのめがみ、英語:Statue of Liberty)とは、自由を象徴する像として建造されている記念碑。アメリカ合衆国のニューヨーク州ニューヨークに立つ物が有名であるが、同様の女神像やレプリカは世界中に多数存在しており、日本のお台場(東京)にもそれがある。
ニューヨークの女神像
1876年7月にアメリカがイギリスから独立して100周年を迎えるのを記念し、推奨国であったフランスから友好関係の証として寄贈された。1885年6月に像がニューヨークに運送された後、1886年10月に除幕式が執行され、1984年10月にはユネスコの世界文化遺産に登録された。所在地はアッパー・ニューヨーク湾のリバティ島で、ミス・リバティという愛称がある。
2001年9月11日に同時多発テロが発生し、女神像の王冠部分にある展望台が2009年7月まで一般公開が中止される事もあった。現在は保安上の理由から王冠部分に立ち入るには予約が必要になっており、非常に人気なので半年前に予約するのがお勧めである。
基本的な女神像の特徴
- 頭部に7つの突起を持つ王冠(7つの大陸と海を象徴)
- 右手に純金製の炎の松明を持ち、空高くに掲げている
- 左手にはアメリカの独立記念日(1776年7月4日)が刻印された銘板を持っている。
- 足元に引きちぎられた足かせと鎖があり、女神はこれを踏みつけている。
※その他の女神像の詳細は外部リンクを参照。
シンボル
アメリカと聞けば星条旗と同様に自由の女神を思い浮かべるほど世界的に有名であるが、それが災いしてか特に映画などの作品(インデペンデンス・デイとか猿の惑星とかアイアン・スカイとかバキとかファイナルウォーズ)ではこの像が破壊されてしまっている光景が『致命的レベルの被害を被り荒廃したアメリカ』を表現するのに最も効果的な手法として何度も使われており、事あるごとに無惨極まりない姿を描かれてしまっている。
怪盗の孫に盗まれたり妖怪退治屋の助っ人をしたり、周囲の街ごと異世界に転移したりした。最近では隕石によって元超人の神にトランスフォームし、遂にはコロニーレーザーにも似た兵器に改造されたりもした。もっとも上に書かれた事態は全てフィクションで現実では無い。
余談
- 自由の女神の正式名称は「世界を照らす自由(Liberty Enlightening The World)」である。
- 右手に持つ松明の部分は灯台としての機能を有するように設計されたが、光が雲に反射して船舶の航行に支障が出る事や、光が予想より弱かった事で現在の形になった。
- 地図上で見ると境界線では隣のニュージャージー州に属しているように見えるが、実際はニューヨークの飛び地として扱われている。
- 1956年8月にリバティ島に改称される以前はべドロー島と呼ばれていた。
関連イラスト
関連タグ
民衆を導く自由の女神:女神像の参考になったとされる。