九十九誠一
つくもまこと
「やあどうもご無沙汰でした 八神氏ぃ!」
CV:宮本淳
概要
ボサボサ頭にメガネの見た目と、「〜氏」「〜ですぞ」などのネットスラング交じりで話す典型的なオタクキャラ。
容姿に違わず中身もオタクであるらしく、質屋で売りに出されていた「ラブスタ」というアニメの限定美少女フィギュアの回収を八神に頼んだこともある。
情報屋及び技術者としてはかなり優秀であり、「Yutter(元ネタはおそらくTwitter)」というSNSに管理者権限でアクセスして鍵の掛かったアカウントを覗くことが可能な程の高度なハッキング能力や、一個人が作ったにしてはかなり高性能な盗聴器を用意できる電子工作の腕前を持つ。
かつては引きこもりで鬱屈とした生活をしていたが、八神との交流のおかげで前向きな性格に変わり、家を出る決意ができたらしい。とはいえ『ジャッジアイズ』時代ではネットカフェ「mantai」でオンラインゲームに明け暮れながら生活しており、あまり外を歩かないので生活スタイル的にはそれほど変わっていなかった。
なお、意外とモテるらしく、本人曰く「こう見えてもリア充」らしい。
戦闘能力は無いものの神室町の住人らしく暴力には耐性があり、指の骨を折られるという大怪我を追ってもその怒りを原動力にする等、見た目よりもメンタルは強め。
劇中の活躍
JUDGE EYES:死神の遺言
八神の頼みで殺人事件の手掛かりとなる情報を提供したり、小型盗聴器を製作するなど彼のサポートをする。
情報屋という意味で本編に関わってはいるが、あくまでその他大勢の脇役という立ち位置。
LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶
前作から3年後の30歳。探偵として大いに活躍していた八神への憧れもあり、元窃盗団・杉浦文也と共に横浜・伊勢佐木異人町で探偵事務所「横浜九十九課(よこはまきゅうじゅうきゅうか)」を設立する。
(杉浦曰く「なんか波長が合う」とのこと。元引きこもり同士、性格的に通じるものがあったのだろう)
事務所の看板から見るに株式会社。役職上は彼が所長で、杉浦は実働役となる調査員となっている。
起業しネカフェ生活から脱出しても、特徴的なオタク口調は健在で、さらに杉浦曰く「意識高い系の企業を参考にした」らしく、「ブリーフィング」「アジェンダ」といった横文字を多用するようになった。
という経緯で物語の導入から登場し、いち脇役だった前作から海藤や杉浦に並ぶ主要人物級の待遇に格上げされている。
また、細かい違いとして『ジャッジアイズ』では「ツクモ」とカタカナで通称されていたが、本作からは普通に「九十九」と書かれるようになっている。
(一応『ジャッジアイズ』中のフレンドイベントで、漢字のフルネームを確認できる)
劇中では、学校でのイジメに関する依頼を八神探偵事務所と共同で遂行し、前作でも見せた警察顔負けの技術力を発揮し、相馬和樹率いる「RK」を追い詰めた。
最終決戦では、RKが潜んでいる倉庫をドローンを使用し偵察を行うなどして八神たち戦闘メンバーのサポートに徹し、彼らの勝利に貢献した。
総評して九十九が居なければ物語の進行上詰んでいたと言っても良い、主要人物の立場に恥じない活躍を見せている。
事件解決後、エンディングでは他の主要人物たちと共に八神探偵事務所にて祝杯をあげていた。
(この時、寿司は玉子しか食べないという旨の発言をしており、海藤から若干引かれていた)