概要
舞台けものフレンズ第3作目タイトル(=LOVE版舞台を含めると4作目)。
正式タイトルは「舞台けものフレンズ JAPARI STAGE!〜おおきなみみとちいさなきせき〜」。
本作ではシリーズ全体でメインを張ったフレンズ達は登場せず、舞台版では常連のフレンズや認知度が比較的低めのフレンズに焦点を当てている。
後に初公演から4年ぶりの再演(リニューアル)が決定し、それに伴いタイトルも「舞台けものフレンズ おおきなみみとちいさなきせき Re:JAPARI STAGE! 」と改名された。
公演期間
2019年9月27日~10月6日…品川プリンスホテル クラブeX
2023年10月20日〜10月31日…品川プリンスホテル クラブeX
あらすじ
ここはジャパリパーク。
サンドスターの不思議な力で生まれたフレンズたちは、姿かたちは違ってもみんな仲良しです。
今は、サバンナのフレンズが中心となって『ジャパリアカデミー』を作ろうとしていました。
パークの謎を解き明かしていくという新しい『しせつ』の誕生に、みんなワクワク。
ところが、最近現れた空のフレンズたちが、「私たちがパークを仕切る!」と宣言。
なんと陸のフレンズと空のフレンズが、リーダーの座を巡って対立することに…!
不穏な空気を察知した新入りのオオミミギツネは、「パフォーマンス対決で決めよう」と提案します。
同じ頃、パーク内には様々な不具合が生じていました。
かつて『ヒト』が作った『おひさまシステム』に障害が出ていたのです。
新しいエネルギーを生み出すには、山の上にある、止まったままの風車を動かすしかありません。
対立が続くフレンズたちは、力を合わせてパークを守ることができるのでしょうか…?
(公式サイトより)
キャスト
※公開当時は「日向みゆ」名義で出演していた。
その他スタッフ
脚本・演出:村上大樹
主催:ネルケプランニング(初演)・エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ(再演)
関連タグ
Back | NEXT | |
---|---|---|
ゆきふるよるのけものたち | おおきなみみとちいさなきせき | …… |
外部リンク
この作品、もう一つ舞台がある。それは、パークが出来る前にこの島にあった"学校"。
これまでの舞台シリーズでも音声や文章の形でヒトが登場することはあったが、今回はなんと"学校"の生徒や教職員として実際にステージに姿を現し、この島で過去に起きた出来事を目の当たりにすることができる。
ジャパリパーク側と場面が目まぐるしく切り替わりながら、時間を超えてフレンズたちと関わっていくシナリオの構成や、何より"学校編"の存在は事前に一切の情報が出ていなかったことなどから、観た人を少なからず驚かせた。
"学校編"のキャストは以下の通り。全員がフレンズとの兼役で登場する。
キャラクター | 演者 | 演者(再演) |
---|---|---|
サチコ(野鳥観察部副部長) | 森田涼花 | 森田涼花 |
ミリ(同部員) | 野本ほたる | 野口真緒 |
同部員A | 加藤里保菜 | 加藤里保菜 |
同部員B | 山本文香 | 黒木美佑 |
リカ(同部員C) | 長谷川里桃 | 水谷彩咲 |
キリカ(同部員D) | 御林杏夏 | 仲原ちえ |
アケミ先輩 | 野口真緒 | 脇あかり |
米村先生/オカダヤ先生(同部顧問) | 稲村梓 | 岡田帆乃佳 |
学長 | 宮本奈津美 | 平田裕香 |
鳥好きの度合いがちょっと危ないレベルでガチな奴と称されるサチコ、ワンシーンだけの登場でありながらキャラクター設定が強烈なアケミ先輩など、フレンズたちに負けず劣らずのインパクトを残してくれる。
尚、野鳥観察部の部長は元動物時代のシベリアンハスキーである。(たま駅長みたいなものだろうか。)
本作に登場するシベリアンハスキーのフレンズはこの個体の記憶を持っており、両陣営を繋ぐ鍵となってストーリーが展開されていく。
一人二役の演者は出番が大体区切られていたのだが、顧問の先生を演じる稲村梓(再演では岡田帆乃佳)は早着替えを要求されるシーンが結構あり、劇中でボヤいていた(メタなアドリブ)。
特定の登場人物を通じて過去と未来が繋がる話で有名なのは『火の鳥太陽編』だが、その太陽編の主役の名前は、狼面の男・犬上宿禰であり、今作の重要フレンズとは『人型の犬』繋がりという共通点がある。また、サチコが漫画火の鳥とそのモデルになった鳥に言及する場面があることから、今作の脚本が火の鳥をイメージして書かれた可能性がある、というのは『冷奴』が過ぎるだろうか?
また、重要アイテムを未来に贈る手段が、漂流教室を彷彿させるという声もある。