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イルーゴの編集履歴

2023-11-18 17:28:57 バージョン

イルーゴ

いるーご

イルーゴとは、「ウルトラマンブレーザー」に登場する怪獣である。

DATA

別名:汚染獣
身長:測定不能
体重:測定不能
出身地:東京朝木区のビル街
デザイン:川石テツヤ
スーツアクター:高橋舜

概要

ウルトラマンブレーザー』第18話「そびえ立つ恐怖」、第19話「光と炎」に登場する怪獣。

汚染獣イルーゴ汚染獣イルーゴ

下顎部分にもう一つ逆さまの顔が付いているウツボのような怪獣で、有害な気体を撒き散らす能力を持つ。

しかしその反面、正常な空気を嫌う性質であり、この行動は自身の生存本能でもある。


ブルードゲバルガの説明にて、その正体はゲバルガ幼体ということが判明しており、劇中では実際にゲバルガへ姿を変えている(言ってしまえばの様な関係)。

そのブルードゲバルガの背中からイルーゴが飛び出している。


能力・生態

口から所構わず「イルーゴガス」と呼ばれる特殊な気体を吐き出し、周辺一帯にガスを充満させる厄介な特性を持つ。このイルーゴガスは地球で言う硫黄酸化物や硫酸塩に近いらしく、吸うと目がチカチカしたり喉が痛くなるといった症状を起こす。この点は現実の光化学スモッグと同様だが、重症化するリスクが非常に高く深刻な被害を及ぼすため、イルーゴの出現後市民はマスクの着用を余儀なくされた。

かといって、下手に刺激すればかえってイルーゴが反動でよりガスを放出する関係上、まともに攻撃することも難しい。


これらのガスを放出するのは普通の空気中ではイルーゴの細胞の活動が弱体化してしまうために自分に都合の良い環境を作り出そうとしているのが主な原因であり、自身の縄張りを広げるための彼らなりの生存戦略と言える。


これらの生態からも分かる通り実はイルーゴそのものの防御力は大したことはなくアースガンでも撃破可能な程度の貧弱さなので、イルーゴガスさえ攻略してしまえば親と比べ戦闘能力はまだまだ未熟な様子。


なお、成長するとそれまでの細長い身体から一転、突然丸くなったゲバルガと同じ姿に変わって敵に突撃する(見た目の色は青いゲバルガと異なり、まだ黄色や橙色に近い)。ルックスこそ成体と瓜二つだが、成熟したゲバルガとは異なりまだ電磁パルス攻撃などは習得していない模様。


イルーゴガスは真空放電などによるプラズマの発生で無力化してしまうため、幼体のうちはまだ電磁能力には頼らず数匹の群れで活動しているようだ(成体のゲバルガがイルーゴガスを使っていなかったのも、空気汚染がなくとも自力で活動できる程度に成熟しているからだと考えられる)。


なお、こちらのゲバルガに似た姿はテレマガネットによれば「球体状のイルーゴ」と記載されているため、一応ゲバルガに進化する前段階の状態である。


活躍

18話

突如市街地の地中から出現し、口内から有毒ガスを放出。都市圏を大気汚染の恐怖で追い詰める。防衛隊による攻撃も効果を見いだせずにいた。

その夜帰宅途中だったゲント隊長テルアキ副隊長からの通信が届き、細胞構造が地球上のどの生物とも一致しない、即ち宇宙生物である可能性が高いことが判明する。


SKaRDは対策に乗り出そうとするも、上層部からなぜか待機命令を下される。そんな中、エミ隊員の独自調査で、イルーゴは例のV99案件の一つでバザンガ・ゲバルガにつづくサード・ウェイブではないかと疑われていることが判明する。

ゲントは何かあれば現場に出動させられると予想し、引き続き調査を進めるように指示を出す。


そんな中、防衛隊は航空機からのワイヤーで口を塞いでガスを食い止め、地上からレーザー砲を搭載した特殊戦車でイルーゴを切断するという作戦を行ったが、イルーゴの顎は想定以上に強力だった為ワイヤーを引きちぎり、戦車を咥えて投げ飛ばしてしまい作戦は失敗してしまう。これにより上層部は大混乱、レーザー砲の特殊車両内の乗員救出もままならない事態となる。


そんな中、調査続行していたSKaRDは実はイルーゴのガスは清浄可能だということを突き止める。ガスの成分を分析した結果、既存のフィルターにはこれを吸い取れるものがあることが判明したのだった。


さらに清浄な空気内ではイルーゴの細胞も弱体化すると判明し、アースガロンに大量のフィルターを搭載、メインエンジンによる吸気排気をフルパワーで行い周囲の空気を清浄化、大幅弱体化を狙う作戦に出る。


空気清浄化作戦は途中まで順調だったのだが、突如イルーゴは丸まったかと思えばゲバルガに似た姿に変貌、さらに背後からもう一体イルーゴが出現し一気に窮地に陥ってしまう。

特殊車両の乗員と逃げ遅れたTVクルーを救出中だったゲントはブレーザーに変身、アースガロン救出に向かうがゲバルガに阻まれ、さらに3体目のイルーゴまで出現し足に巻き付かれ身動きができなくなる。


そんな時、EGOISSはブレーザーのチルソナイトソードは電気を操ることを思い出し、これで真空放電を行い人為的にプラズマを発生させてのガスの浄化を発案。自らとブレーザーに絡みつくイルーゴを振り解き、この策を伝える。

その案を聞いたブレーザーはソードを天高く飛ばし、上空での放電から発生したプラズマでガスを一掃。これによりイルーゴたちは一気に弱体化。


このチャンスにアースガロンは腕のアースガンをイルーゴ口内に突っ込み体内から撃ち抜き爆散。残った2体のイルーゴもブレーザーのソードに切り裂かれ撃破された。


これにて事件は解決。事態は収束した…かに見えた。

後日、平穏を取り戻した首都圏に突如無数のイルーゴが出現。

新たな脅威はすぐそこに迫っていた……。


余談

この怪獣もゲバルガと同じくプレミア発表会ではお披露目されておらず、前半ダイジェスト動画で初出しされた。


何気にこれまで怪獣撃墜が無かったアースガロンが初めて撃破した怪獣である。


関連項目

ウルトラマンブレーザー ブレーザー怪獣


ユーゼアル:同じく、地球の空気に悪影響を受けるウルトラ怪獣。こちらはイルーゴと違い善良な怪獣である。

グワーム:主である宇宙人の住みよい環境にする為に大気を改造するガスを吐くウルトラ怪獣繋がり。


ベノラ/霧の怪獣:毒ガスを吐き出す円谷怪獣繋がり。

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