概要
クッパ軍団の部下でカメック達のリーダー。名前の元ネタはおそらく「カメ」+「ウィザード」。
ケローズやドゥカティで何度か登場しており、ノコヤンとクリジェンヌがカジオー軍団との戦いに音を上げてリタイアした中で彼だけはクッパ城にたどり着いたもののカジオー軍団に洗脳されてしまいその影響からか衣装が赤くなっており物語終盤でマリオ達に襲い掛かってくる。
ちなみにクッパ城の6つの扉のバトルコースに初めて突入した時はカメザードが現れてモンスターを召喚させている。
戦闘時は「ほのおのかべ」「でんげき」「カチカッチン」などの属性技、「ばくはつ」「ウィルオーウィスプ」「すいじょうきばくはつ」などの無属性と多彩な技を使用する。
魔法使いのため魔法攻撃力は全モンスターでも上位だが、逆に防御力は低いため通常攻撃で攻撃すれば大きなダメージを与えられる。
しかし、一定ターン毎にモンスターを召喚して盾にするため倒さないとカメザードに攻撃できなくなる。
召喚するモンスターはバトルコースでナンジャロも召喚していたドッシー、ペパットの切り札でもあったキングボム、モンスタウンで戦えるジャッキーの偽物のニセジャッキーの3体。
特にニセジャッキーは防御面は本物を下回るものの使用する技は本気を出した本物と同等のため早めに倒さないとパーティーが半壊する恐れもある。
キングボムはしばらく何もしてこないが時間が経つと「ちょうじばく」でやはりパーティー全体が大ダメージを受けるためHPが減っていたら回復させておきたいが、もし耐える事ができると…?
勝利後に赤くなっていた衣装は元の青色に戻り、この時にクッパから「赤かった時(洗脳されていた)のことは全て水に流す」と言われる理想の上司ぶりを発揮するシーンが見れる。
その後はマリオたちに協力してくれるようになり、無限にコインが出る宝箱を出してくれる他に話しかければいつでもHPとFPを全回復させてくれる。
ヨッシーアイランドのカメックとの関連性
「キイーッウキイーーッ! あの時の赤んぼう!?」
ゲーム終盤では服装が赤くなって正気を失った洗脳状態のカメザードと戦うことになるのだが、マロのなにかんがえてるのを使って心を読むと、『ヨッシーアイランド』での側近のカメックを思わせる上記のセリフが出てくる。
そのため、ファンの間では側近カメックとカメザードが同一人物ではないかとされることも多い。
一方で、両作の開発期間が近い点や、普段のカメザードは落ち着いた丁寧語であり『ヨッシーアイランド』で見せていたようなハイテンションな言動が上記のセリフのみ(もっともそちらはヨッシーとベビィマリオに対しての言動であり、そちらもベビィクッパに対しては丁寧語だった)、そもそも「なにかんがえてるの」のセリフはどれもパロディネタ要素が強い等、単にスタッフのお遊びとして仕込まれたとも取れる。
また世代が離れすぎていることや赤い衣装の連想から、コカメックの一人がその後昇格してカメザードになった説なんかも。
一応、公式で「カメザード」の名前で登場したのは『スーパーマリオRPG』のみで、その後の作品では側近カメックがこの名前で言及されたことは一度もないのだが、二次創作等では上記の件から側近カメックの本名や称号として扱われることも。
なお、「英語版のカメザードはKamekという名前だから同一人物確定」などという噂が一時期流れていたが、実際の英語SNES版『SUPER MARIO RPG』でのカメザードは「Magikoopa」、つまり種族名での登場である。なので、こちらも同一人物であるかは断定できない。
おそらく英語のSuper Mario WikiのKamekのページに本作のカメザードについて記載されていたのを誤解したものが広まった可能性大。
さらに、英語リメイク版では「Wizakoopa」という新たな名称が与えられており(命名の由来は日本版と同様「Wizard」+「Koopa」だが、切る場所が逆になっている)、カメックとは異なる存在である可能性も出てきた。
意識したのかスーパーマリオくん50巻のスーパーマリオRPG編では、カメックの一人がカメラ目線でピースしており、その近くに赤ちゃんルイージが登場している。
クッパがまだ幼いころから世話役を務め成長後も側近を務めてるためクッパ軍団の中でも年長と思われるが特にそれがハンデになってる描写はない。