「なら心して受け止めて見せよう!お前達の愛の力を!」
機体スペック
分類 | モビルファイター |
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形式番号 | GF13-021NG |
全高 | 16.3m |
本体重量 | 7.3t |
所属 | ネオ・ドイツ |
搭乗者 | シュバルツ・ブルーダー |
GFアビリティポイント
ステータス | |
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POWER/力 | 22.31 |
SPEED/速さ | 24.06 |
OFFENSE/攻撃力 | 26.62 |
DEFENCE/守備力 | 24.58 |
SEARCH/索敵能力 | 23.02 |
ADAPTATION/適応能力 | 29.16 |
TOTAL/総合 | 149.75 |
概要
黒と銀色の配色が特徴のモビルファイター。
ネオドイツが持つ最新技術が組み込まれた当機は高い機動力を持ち、ガンダムファイターであるシュバルツ・ブルーダーの「ゲルマン流忍術」を遺憾なく発揮して高い格闘能力を誇る。
また、背景と完璧に同化できる光学迷彩が装備されているため、忍者さながらの神出鬼没な行動を取ることも可能。
ネーミングはドイツ語で「鏡」を意味する。
これはシュバルツ自身のとある事情に由来したものだろう。
その並外れた強さから決勝大会では優勝候補の一角とされ、事実ゴッドガンダムとの最終戦を除いて全戦全勝を成し遂げた。
しかしその最終戦でガンダムファイターのシュバルツが酷く負傷したため、バトルロイヤルには参加できなかった。
武装
- シュピーゲルブレード
両肘に装備されたナイフ状の大型実体剣。
ネオドイツ製でありながら日本刀のノウハウが融合されており、その鋭い切れ味は人毛を縦に10本に切り分けることも可能と噂されているらしい。
不使用時は肘から後ろへ伸びるように畳まれているが、使用時は手側に展開する構造をしている。
折り畳み式のグリップも搭載されており、ブレードの展開後に握ることで腕とブレードの接合部が折れてしまうリスクを軽減する狙いが見受けられる。
- メッサーグランツ
苦無の型をした、シュピーゲルの掌くらいの実体小型刃。
爆薬が仕込まれており、時限式爆弾のように使うことも可能。
中てた数次第ではモビルスーツを余裕で爆散させることもできる。
- アイアンネット(アイゼンネッツ)
鋼鉄製の網。
発射する際は某気功波のようなモーションを取る。
対象をただ拘束することはもちろん、電撃を流して追い打ちをかけることも可能。
アニメ劇中ではビームのようにピンク色に光っている場面が多かったが、これはビームコーティングを施されていることによるものらしい(実際に黒い状態の時もある)。
技
- 分身
回避技。
本当に複数体に分かれるわけではなく、後にゴッドガンダムが使用した「分身殺法・ゴッドシャドー」のような技である。
新宿シティ戦でマスターガンダムのディスタントクラッシャーを回避した際、披露した。
- 目眩まし
幻惑技。
掌から光球のようなものを出して地面に投げつけ、着弾すると強烈な閃光がほとばしる。
※武装の可能性もある。
- 畳返し
防御技。
バイキングガンダム戦で銛を投げつけられた際に使用し、リングの床板を跳ね上げたが貫通して串刺しになってしまった。
- 変わり身の術
幻惑技。
上述の畳返しを無効化して勝ち誇ったバイキングガンダムに対して使用し、虚をついて一気に接近して両腕を切り飛ばした。
必殺技
展開した両腕のシュピーゲルブレードが水平になるように腕組みをしてから一本足立ちし、そこから独楽のように高速回転して突撃を仕掛ける大技。
その様はさながら黒い竜巻である。
斬撃の竜巻であるため防御や回転そのものを止めるのは不可能に等しく、また当然ながらシュバルツが目を回して技が途切れることなどないため突撃から逃げ切ることも不可能に等しい。
バリエーションか回転力の差か不明だがギアナ高地脱出作戦でも使用しており、滝を破壊して水流を急激に増加させることでデスアーミー軍を一気に押し流して包囲網を崩すことに成功した。
コミック版では名前が共有されていなかったのか、連載時は「シュツルム・エクスプロジオーン」となっていた(改訂版では修正されている)。
立体物
1/144シリーズにてラインナップ。
劇中同様、シュピーゲルブレードの展開ギミックが再現されている。
元祖SDガンダムシリーズでもラインナップ。
劇中同様のギミックが再現されているほか、シャイニングガンダムが同梱されたセットも販売された。
玩具『モビルファイターシリーズ』にて立体化。
配色こそメッキのかかった玩具的なものだが大きさが1/100程度であったため、MGが発売されるまでは1/100HGと並べることができる貴重なモデルであった。
MGとしてはゴッドやシャイニングに続いて立体化された。
劇中に登場したギミックや装備をほぼ網羅している。
デザインについて
デザインを担当した大河原邦男氏曰く
『ドイツ兵のヘルメットやゾウリンゲン社のナイフのデザインを組み込んだ』
とコメントしている。
客演
ヒーロー達の心強い味方として登場。
初登場はウィズダム・キューブにてネロスガンダムに襲われ絶体絶命の中、影から颯爽と駆けつけてヒーロー達と出会うことになる。
彼の目的はデビルガンダムの在り処とマスターガンダムの陰謀を探るためで、このキューブに来てヒーロー達と出会った後は手を組みつつデビルガンダムを追うことに。
しかしデビルガンダムがウィンド・キューブにいることを聞きつけてデビルガンダムの元に向かったところ、マスターガンダムに見つかって殺害されてしまった。
サブクエストにてゴッドガンダムへ置き手紙を残しており、修行をすることを薦めていた。
その後、ゴッドガンダムの修行中に幻として現れ、なんとボスキャラとして戦うことになる。
幻影のシュピーゲルを倒した後、ゴッドガンダムは失われた力を取り戻すことができたのであった。
味方なのにも関わらずアシストキャラではないのは死亡したからだけではなく、ボスキャラとして登場するからだった(もっとも、敵ではなく師としてであった)。
原作同様頼もしい存在なのは間違いないだろう。
因みに、ゲームクリア後には闘技場で再び戦うことが可能になる(前作に登場したザムシャーに似たポジションかも知れない)。
関連イラスト
関連動画
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ガンダムAGE-1スパロー:同じく忍者がモチーフのガンダム。
なんとか復帰したシュバルツとともにランタオ島へ侵入し、マスターガンダムの妨害に苦戦するゴッドガンダムへ助太刀に入る。
しかしシュバルツが万全の状態ではなかったために思うように戦えず、最後はデビルガンダムへシュツルム・ウント・ドランクで特攻を仕掛けると、バルカンの集中砲火を受けて粉々に破壊・爆散した(シュバルツは爆散の直前に脱出してデビルガンダムのコックピットへ到達)。
実はDG細胞に感染しており、類い稀なる再生能力を有している。
コックピットが見えてしまうほどに胸部を破損しても極短時間で何事もなかったかのように万全の状態で現れたり、クルーも連れずにいたのに常に万全の状態だったりしたのはそのため。
本来なら三大理論の「自己進化」「自己増殖」も同時に有しているのだが、この2つはシュバルツの強靭な精神力で封じ込められて不活性化しているらしい(残骸から再生しないかどうかは不明)。