こらえる
こらえる
概要
第2世代から登場したわざの一種。
気合を入れて相手の攻撃をこらえ、そのターンの攻撃でひんし状態にならずHPが1残るようになるわざ。
連続して使うと成功率が低下する事から、まもるやみきりに近い性能といえる。
主にHP低下時発動のきのみやじたばた・きしかいせいとセットで採用する事が多い。
しかし環境の変化で先制わざの重要性が上がった事から、たとえHP1で耐えたとしても次の攻撃でやられるリスクが増えるだけなので現環境での採用は厳しい。
時は移って第8世代。わざレコードになったことで多くのポケモンが習得可能になった。
また、7世代までと違い、ダイマックスという仕様が戦局の鍵を握る8世代の環境においては、ダイマックスターンの制限である3ターンの内の1ターンを消費させることができるという点から価値が激増。
まもるではダイマックス技はダメージが貫通してしまうが、こらえるであればHPが1の状態からでも耐えることが可能であるという点が注目され、ダイマターン枯らしにちょくちょく採用される機会が増えた。
ただし、ダイロックやダイアイスによる天候ダメージは防ぐことができないので注意が必要。とはいえこれまでの世代と比べ習得者数が増え、戦術的価値も認められたこの第8世代において、この技がかつてないほど活躍できる環境であることは間違いないだろう。
その一方、ダイマックスアドベンチャーでは懸念される技と化した。このモードにてリザードやウッウ等がこの技を使ってくるのだが、敵に使われた際は確実に1ターン耐えられ、その分こちらもPPを無駄に1消費するだけでなく、討伐ターンも無駄に経過してしまうである。
このモードではPPを回復させる手段が持ち物として登場するヒメリのみしかなく、たった1回無駄撃ちするだけでもかなり危険。ましてや1回の戦闘でプレイヤーが行動出来るターン数は10ターンしかなく、それを無駄に消費されるだけでも致命的なのである。幸い、伝説ポケモン達の中にこの技を使ってくるポケモンがいないことが救いか。
ならこちらが使う時はどうかというと、必ずしもこちらを狙うとは限らないのにNPCが優先的に使用して空振りする場面が多々あり、基本的に役に立たない。(勿論、たまにこらえるを使用したポケモンに攻撃することがあり、その時だけは盾役として活躍はしている)
総評として、対戦とは違ってハズレ枠の技と言えるだろう。