「処刑人か、救世主か」
概要
2013年7月から同年9月もしくは10月初めにかけてTOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、チバテレビ、tvk、ABC、テレ玉、テレビ愛知、BS11、アニマックスで放送。全13話。
タロットカードが物語のキーとなる。また、舞台のモチーフは長崎県とされる。
人々を化け物「ダエモニア」にしてしまうタロット「ディアボロス・タロット」とそれに対抗するタロット「エレメンタル・タロット」を扱う少女の戦いを描いた作品。ダエモニアとなってしまった人を元に戻す手段は無く、救うには殺すしかない。メインキャラの親しい人物が巻き込まれる場面もあり、全体的にハードでシリアスな作風である。悩み苦しみながらも仲間と友情や絆を育み、自らの戦う意思や答えを見出し成長していく姿を描いている。
超常的な力で戦うバトルもの・魔法少女的であるが、変身しても衣装は変化せず、髪型と表情のみを変化させる表現がなされている。
タロットの絵柄は完全なオリジナルであり、使用するキャラをデフォルメしたようなモノとなっている。
EDは(アニマックス主催の)第6回全日本アニソングランプリ優勝者の岡本菜摘が歌う-Mirage-。
次回予告ではタロットの説明とキャラによる雑談が交わされる。
その後、パラレルワールドにおける過去篇WEB小説『幻影に舞う白銀』が展開。
2018年2月10日からシリーズ完結編『幻影のメサイア』が同じくWEB小説として連載開始。
なお、AICにとっては本作が最後の30分アニメであった(ミニアニメを含めれば「愛・天地無用!」がAICの事実上の最終作)。
登場人物
本作の主人公。エレメンタルタロットは「太陽」。明るく優しい性格はしばしば「太陽」に例えられる。何故かダエモニアとなってしまった人の声を聴くことが出来る。苦しみ悩みながらも守るために戦う。
エレメンタルタロットの使い手のひとり。エレメンタルタロットは「星」。自分を常に鍛えており、強くなる事に固執している。自分にも他人にも厳しい。
エレメンタルタロットの使い手のひとり。エレメンタルタロットは「月」。財閥のお嬢様だが跡目争いから周囲にひどく扱われてきたため、引っ込み思案な性格。
エレメンタルタロットの使い手のひとり。エレメンタルタロットは「節制」。大阪出身の関西人。貧乏な時期を経験してきたため、少々お金にがめつい。
○エティア・ヴィスコンティ(CV:遠藤綾)
セフィオ・フィローレ永瀧支部の隊長を務める。エレメンタルタロットは「世界」。あかりの母・ひなたとは戦友である。過酷な運命を背負うあかり達の身を案じている。
○アリエル・ヴァルティエル・ウェストコット(CV:井上喜久子)
セフィロ・フィローレ永瀧支部の副長を務める。エレメンタルタロットは「審判」。冷静沈着な性格で、エティアを常に支えている。
○プリシラ・トワイライト(CV:青木瑠璃子)
メルティナとコンビを組む先輩タロット使い。エレメンタルタロットは「愚者」。投げナイフなどの遠距離戦やトリッキーな戦いが得意。
○メルティナ・メルヴィス(CV:東山奈央)
プリシラとコンビを組む先輩タロット使い。エレメンタルタロットは「魔術師」。魔女のような外見で箒に乗り、爆弾を召喚して戦う。
いつき、むつみ、ななせ。なんとホムンクルス。タロットカードは「運命の輪」。ほとんど同じ容姿の3人で衣装の色や目の色くらいでしか違うところが無く、三つ子というより体が3つある。白髪のボブカットの前髪を二つに括ったの幼い容姿。セリフは、いつきが全文→むつみで短く→〆にななせが「○○なの~。」
あかりの従姉妹で下宿先の伯父夫婦の娘。読むのも書くのも好きな文学少女であり、あかりの大親友。
あかりの母親。生前はセフィロ・フィオーレ所属のタロット使いとしてダエモニアと戦っていたが3年前に他界している。
セフィロ・フィオーレの上層組織・レグザリオの命令伝達・監視を行う使い魔。自分は駒だと割り切っている。
レグザリオの意向伝達と支部の監視を任務とする使い魔だが、気分屋なところがある。運命論ではラプラスとは相容れない。2匹揃ってらぷしゅれ☆らしい。
エレメンタル・タロットとは対になる存在であるディアボロス・タロットを操り、人々の心のスキに入り込み、半強制的にダエモニアにしている。姿形は自由に変えられ、普段はローブを羽織った青年風の姿。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
アキハバラ電脳組…類似を指摘されていた作品の一つ。
戦ー少女イクセリオン…両2話で戦った異空間がほぼ同じもの。敵も剣士?タイプ。
プリキュア墓場…こちらもヴィジュアル的にだいたい準拠?