概要
アンパンマンの顔を模した車両で、ジャムおじさんが製造。運転しながら車内でアンパンマンの新しい顔を焼く事が可能。
が、その実は超多機能・超万能性特殊戦闘車両である。そのあまりの性能ゆえ、製造者ジャム氏(師)に対して恐怖を覚えたり、アンパンマン号の「号」の部分を「剛/豪/硬/號/強/業/轟」なとの漢字に変換して呼ぶ者もいるとか。
車両の構造自体も実際の戦車に似ており(参照)、内部には高性能な電子機器を装備しており、陸海空宇宙の全領域に対応可能。
鼻の部分はノーズパンチと呼ばれる装備で、アンパンチと同等の威力を持つ(操縦は普段はめいけんチーズやジャムおじさんが打つが、コキンちゃんが打った時はバイキンUFOを吹っ飛ばした)。
他にも、
などの装備が充実しており、明らかに大型キッチンカーどころかレスキュー車の域を超えている。
とてつもなく汎用性が高く、ボタン一つで車輪を格納し翼やプロペラ、ロケットモーターを展開変形できる機能、挙句の果てにはスペースシャトル状に変形する改造を施され、宇宙空間でも活躍する(しかもこの時は原子炉を搭載した)。バイキンUFOやアンパンマンはそもそも宇宙を飛べるが。
絵本では『アンパンマンともぐりん』、アニメでは『消えたサンタクロース』が初登場となる。
ばいきんまんがジャムおじさんの変装をして悪事を働く為、もぐりんをアンパンマン号風に偽装してゲストキャラを騙すシーンもしょっちゅうあり、アンパンマンワールドの住人が「信じて疑わない」性格とはいえ、違和感丸出しの形となっている。
故・やなせたかし氏曰く、「ジャムおじさんもばいきんまんも両方メカおたくみたいなところがある」(『アンパンマン伝説』より)とのこと。
劇場版では
ゲストキャラと共に旅をするアンパンマン一行の移動手段であり、同時に、戦闘におけるアンパンマン号の有利・不利性は戦況を推し量る指標になるらしい(参照)。
というのも劇場版に限らずアンパンマン号はアンパンマン達の顔を焼くためのかまどがあり、それが無ければアンパンマン達のサポートが無いのと同じになるため『アンパンマン号がピンチ=アンパンマン達のピンチ』に繋がる。
映画『ばいきんまんの逆襲』では、へんしん玉でドラゴンになったばいきんまんが繰り出す強風をアンパンマン号の鼻に搭載されているファンを使い、風の通り道を作りだした。
余談
Twitterで話題になった画像や動画には、アンパンマン号が検挙・移送されたというものもある。
2018年の箱根駅伝では、アンパンマン号を模した改造軽ワゴン車が選手より目立ってしまう放送事故クラスの迷惑行為が発生した。この車がフロントナンバーをつけてない違法改造車だったことに加えて、一年間努力してきた選手たちの晴れ舞台を自分が目立つために利用した悪質な行為には非難が殺到したためか、これ以降は出ていない。
関連タグ
グラタン:『ふしぎの海のナディア』に登場するアンパンマン号によく似た車両