概要
山猫の特性を備えたオルフェノクで、本編中のある人物が変身する。
余談
山猫がモチーフの怪人は仮面ライダーフォーゼに登場したリンクス・ゾディアーツ以来である。
実はポスターに横顔がチラッと映っていたが、気づいていないファンの方が多かった。
関連タグ
仮面ライダー555 仮面ライダーVシネマ パラダイス・リゲインド オルフェノク
【CAUTION】これより先、ネタバレ注意!!
ネタバレ注意
CV:芳賀優里亜
スーツアクター:野川瑞穂
変身者は園田真理。
自身を疎む胡桃玲菜に拉致され、スマートブレイン社の医師たちの施術によって体内に埋め込まれていた「オルフェノクの記号」を人為的に活性化されたことで覚醒してしまった。
激しい爪連撃でライオトルーパーを次々となぎ倒していくほどの戦闘力を有している。
また、対となるウルフオルフェノク同様高速戦闘を得意とする。
巧を嘗ての「オルフェノクと人類の共存のために戦う戦士」に戻そうと説得しようとするが、真理自身の身体に「F」の記号が埋め込まれていることを把握していた胡桃玲菜が突如現れ気絶させられてしまい、前述の仕打ちを受けてしまう。
それを自覚することがないまま帰宅したものの、コウタの裏切りによりスマートブレインのオルフェノク殲滅部隊の奇襲を受ける。
その際に北崎がコウタを殺害する一部始終を見てしまい激昂。ワイルドキャットオルフェノクに変身してライオトルーパーを圧倒し全滅に追い込んだ。しかし、オルフェノクとしての本能により殺人衝動に苛まれ助けに来た海堂達を襲ってしまう。
駆けつけた巧すらも襲ったが彼の説得により思いとどまることはできたものの、オルフェノクとなった自身を受け入れられず、皮肉にも嘗ての木場のようにスマートブレイン社の屋上から飛び降り自殺を図る。しかし、オルフェノクになってしまった以上そう簡単に死ぬわけがなく巧に救助され廃校の保健室に運ばれた。
目覚めた直後、巧に裏切りと自身を助けた真意を聞くものの納得する答えを貰えず、逆になぜ飛び降り自殺を図ったのかと問われ「昔のお前らしくない」と指摘されてしまう。その一方で、巧は悩む彼女に対し「今を生きろ」と励ました。しかし、その言葉を素直に呑み込めずその場の空気がいたたまれなくなり出ていこうとするが……巧が零した言葉から彼もまたオルフェノクの寿命に対する恐怖心を抱いていることを知った真理は巧に寄り添うことを選び、オルフェノクとしての姿のまま互いの愛を確かめ合った。
互いの孤独と不安に寄り添い分かち合うその行為を以て、2人はかつてとは異なる形ながらも誤魔化しなく語り合える関係へと至ることができた。
しかし、それもつかの間、玲菜達オルフェノク殲滅部隊に見つかってしまいオルフェノクの姿で交戦。直後に乱入した北崎に巧/ウルフオルフェノクとともに立ち向かうが、彼がアンドロイドだったこともあり苦戦し、撤退を余儀なくされる。その後、玲菜が追跡するも彼女は2人を手にかけることができず逃がそうとするが、北崎が彼女の裏切り行為を見逃すわけがなくそのまま玲菜は惨殺されてしまう。
激昂した巧がネクストファイズに変身して北崎に応戦し、自身は援軍として参戦した草加に連れられ逃げようとしたが突如草加が変貌。彼もまたスマートブレインが生み出したアンドロイドだったため、彼女を抹殺する為に彼が変身した仮面ライダーネクストカイザに執拗にいたぶられてしまう。
しかし、草加型アンドロイドが標的を巧に変えたことで何とか救われ、ファイズに変身していた巧と共闘。ファイズのクリムゾンスマッシュの直前に北崎が変身した仮面ライダーミューズとネクストカイザがファイズに視線を集中した隙に切り裂き攻撃を行い、撃破に貢献した。
戦いを終えた後、巧、海堂、条太郎、ケイと食卓を囲んだ。
玲菜の策略によりオルフェノクになってしまった彼女だが、逆に言えばそれをきっかけに巧との関係が進展したのに加え、ライダーズギアでの変身が可能になったと言える。(特にファイズは本編の序盤などで彼女が変身しようとした仮面ライダーである為、ファンの間ではライダーズギアの中で真っ先に変身するならこっちにしてくれと言われている。)
真の余談
- 脚本担当の井上敏樹氏曰く「真理をオルフェノクにするのは最初に決めた」とのこと。
関連タグ(ネタバレ)
パールシェルファンガイア(深央)、ソーンファンガイア:真理を演じた芳賀女史が演じるライダー怪人。パールシェルファンガイアは脚本家が同じ作品に登場する善玉怪人。
刃唯阿、鞍馬祢音:真理とは逆にネコ科モチーフのライダーに変身するライダーヒロイン。前者は脳にチップを埋め込まれており、後者は神の力で産まれたため、純粋な人間ではない。
イズゼロツー:こちらは仮面ライダーだが、役回りがワイルドキャットオルフェノクに近い。