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センシティブな作品

千織は服を仕立てる際、伝統に囚われないところがある。鋏も布も、使い勝手のいいものであれば良しとする。だが、そんな千織にも絶対に曲げられない規則が存在する。お客さんの順番や裁縫技術の基準などは、一切譲歩しないのだ。

概要

名前千織(日:ちおり/英:Chiori/中:千织)
レアリティ★5
国/所属フォンテーヌ / フォンテーヌ廷・千織屋
使用武器片手剣
神の目(元素属性)
誕生日8月17日
命ノ星座糸切鋏座
オリジナル料理「ファッションショー」(夕暮れの鯛焼き)
CV竹達彩奈

「千織屋」を細かく観察したことがあるわ。店内にはフォンテーヌの貴婦人や、評判を聞いて駆けつけてきた外国人観光客以外に、見るからにやばそうな人もしょっちゅう来てるの!顔に傷跡があってムキムキな人もいれば、覆面で懐に刀を携えてる人もいる…でも、彼らは手にお土産らしきものを持っていて、礼儀正しく丁寧なの。えっと…態度の悪い人は、ぶっ飛ばされて出ていくからね。私はその瞬間を撮ったことがあるわよ!

──千織について…シャルロット

人物

フォンテーヌ廷にて服屋「千織屋」を営み、最先端の流行を生み出し続けている稲妻人のアパレルデザイナー。

リネリネットナヴィアシャルロット(のカメラの外装)、綺良々など、多くのキャラの服飾を手掛けたのも、何を隠そう彼女である。

地元では社奉行・神里家とも交流があったが、ある機を境にフォンテーヌへと渡り居を構えた。

外国人が根付くには風当たりの強いフォンテーヌ、中でも競争の激しいファッション業界で第一線に居続ける実力は本物で、仕事に対して妥協を一切許さず、日々織物の研究にも余念がない。

権威主義を蔑み、社交辞令やお世辞を嫌い、如何なる者にも折れも媚びもしない自身の流儀をもって、店や服に対するマナーがなっていない輩は、それが客であろうと、何なら本物の神であったとしても、全て平等に一切の容赦無く店から叩き出す。

逆に敬意をもって頼って来る者には、多少の無理も承知で全力で腕を振るうという、良くも悪くも我を曲げない職人気質。その"千織屋という国の王"にたとえられる苛烈さとブレなさから「雷鳴の裁錦師」の通り名で呼ばれている。

Ver3.7前半に実装された綺良々のボイスで初めて言及され、登場はVer4.3のテーマイベント「薔薇と銃士」から。グザヴィエが撮影する映画の服飾担当・兼・共同支援者として、出会った旅人達と尽力する。

能力と戦術

ver4.5前半の期間限定祈願「千の雲で彩なす羽織」で追加(限定キャラは限定祈願の開催期間中か、限定祈願3回開催後の集録祈願のピックアップ時のみ入手可能)。

二振りの小刀を鋏のように扱い、不埒な輩を布のようにズバズバ断ち切るサブアタッカー。

防御力参照+元素スキル設置物による追撃メインという点ではアルベドに似ているが、圧倒的な手数・手軽さを持つ向こうに対し、こちらは重火力型といって良く、使用感はかなり異なる。

天賦

  • 通常攻撃「心織刀流」
センシティブな作品

最大4段の二刀流による斬撃。重撃はスタミナを消費しての二連斬。

素の倍率は低く、攻撃と防御を両方伸ばさなければならない都合上、通常運用では主力にはなり得ない。

ただし命ノ星座完凸を成し遂げた暁には防御力をベースにした絶大なバフが付与されるため、メインアタッカーとしても一線級の火力を手に入れる事ができる。

  • 元素スキル「羽袖一触」

「たもと!」

刻晴アルハイゼンと同系統となる、岩元素ダメージの突進斬撃を前方に放つ。同様に長押しで突撃位置の調整が可能。

同時に仕事のモデル兼助手である自動制御人形「たもと」を召喚(クールタイム16秒/持続時間17秒)。たもとは3.6秒おきに敵に岩元素範囲ダメージを与える(威力は千織自身の攻撃力と防御力の合計を参照)。

また、他の岩元素創造物が近くに存在または配置された場合、追加でもう1体召喚されダメージが2体分となる。

また、キャラ突破段階1(Lv20~40)で天賦「量体裁衣」が開封されると、発動直後の行動に応じて追加効果が得られるようになる。

・元素スキルを再度使った場合:たとえ空中であろうと控えのキャラに交代する(交代先は編成画面で千織の次に設定されたキャラ)。その後8秒間、出場キャラの通常攻撃・重撃・落下攻撃に連動した連携攻撃が「たもと」から放たれる(2秒に1回発動 / 元素スキル扱い / 威力は元素スキルの突進攻撃と同等)。

・それ以外の場合:自身の通常攻撃・重撃・落下攻撃が5秒間、岩元素攻撃に変化する。

自身への岩元素付与は完凸でもしないと前線に立てる火力にならないため、「たもと」を召喚して即交代が基本戦術になる。

攻撃周期が長く気軽な置き直しも効かない分一撃が重く、敵を攻撃範囲内から出さない事を意識すれば見る間に敵が溶ける。岩元素設置物と合わせて威力を倍加させる事は忘れずにやっておきたい。

なお、「たもと」は体当たりで押したり、吸い込み効果の対象にできたりもするので、置いたが最後全く動かないというわけではない。

  • 元素爆発「二刀の型・比翼」

「紅に染まって散りなさい!」

反物が舞うエフェクトと共に、周囲に岩元素ダメージの斬撃を放つ。こちらも威力は自身の攻撃力と防御力から算出。

クールタイム13.5秒、元素エネルギー50%とそこまで重くはない。これ単品でも結構なダメージソースになるが、真価を発揮するのは簡易型自動人形「きぬ」の召喚効果のつく命ノ星座2凸後である。

  • 天賦「錦上添花」

キャラ突破段階4(Lv60~70)で開封。近くのチームメンバーが岩元素創造物を設置してから20秒間、自身の岩元素ダメージ+20%。

  • 天賦「衣香襟影」

探索天賦。編成されたチームの任意のキャラのコスチュームまたは風の翼が初期装備ではない場合、チーム全員の移動速度が10%アップする。同様の効果を持つ天賦との重ねがけは出来ない。

ディシアロサリア嘉明と同様の強化が誰か一人外見変更しているだけで時間制限無しに得られるというとんでもない効果を持つ。

条件の鍵となる外見変更もゲーム開始直後のメールで風の翼「見守りの翼」を受け取れるほか、都市評判の達成で風の翼のデザインはどんどん増えていくため、見た目にこだわりがない限り実質的な制限はゼロである。

命ノ星座

第一重「正絹六通」「たもと」の攻撃範囲+50%。また、チームに自分以外の岩元素使いがいる場合、元素スキルの発動と同時に天賦「錦上添花」を起動し、「たもと」を追加召喚する(岩元素創造物による追加召喚分との重複不可)。
第二重「落染五色」元素爆発発動後10秒間、3秒ごとに簡易型自動制御人形「きぬ」を召喚する(持続時間3秒)。「きぬ」は「たもと」の170%分の岩元素範囲ダメージ(元素スキル扱い)を近くの敵に放ち退場する。
第三重「綴錦四分」元素スキルの天賦Lv+3(最大Lv15)
第四重「衣裁三礼」元素スキルの交代効果発動後8秒間、自身のチームキャラが通常攻撃・重撃・落下攻撃を命中させると「きぬ」を1体召喚する(クールタイム15秒)。
第五重「綾羽二重」元素爆発の天賦Lv+3(最大Lv15)
第六重「万理一空」自身の通常攻撃ダメージが防御力の235%分アップ。元素スキルの交代効果発動時、元素スキルのクールタイム-12秒。

サブアタッカーとしての能力を強化するものが主体となる。特に欲しいのは1凸。置き直しがしづらい元素スキルのデメリットを範囲で補い、さらに別の岩元素キャラが創造物を置くのを待たずとも岩元素キャラがいるだけで自身のみで最大火力を引き出せるようになるため、編成の自由度がぐんと上がる。

装備・編成について

サブアタッカーとして、元素スキルや岩元素ダメージを強化する組み合わせが良い。元素爆発のコストは軽めであるため、元素チャージ効率を意識して盛る必要はない。

「アルベドと同じ要求能力だが、攻撃力も腐りはしない」と考えておけばだいたい間違いないだろう。

  • 武器

★5では自身のモチーフ武器である有楽御簾切がベストマッチ。次点では会心率を盛れる「磐岩結緑」だが、他に有効活用できるキャラは多いため、余程こだわりが無い限りは★4から候補を検討した方が良い。また、フリーナと組むことを前提にするなら「静水流転の輝き」も候補になる(フリーナが出る時に彼女のモチーフ武器を態々千織に持たせるのもアレだが……)。

★4では元素スキルを強化する紀行武器「狼牙」や、プレイ歴の長い旅人ならver1.2のイベント武器「腐植の剣」やVer2.3のイベント武器でアルベドのモチーフ武器であるシナバースピンドル(ただしアルベド装備時には劣るため、彼が居ない場合に限る)などが良い。

★3からなら会心系を満遍なく強化する「黎明の神剣」。ただしフォンテーヌの自傷環境や侵食ダメージとの相性は最悪なのでHP管理は忘れずに。

  • 聖遺物

防御力と岩元素ダメージを積み増しする「華館夢醒形骸記」4セットか、元素スキルの威力を積み増しする「黄金の劇団」4セットがおすすめ。

時限メインアタッカー運用でも効果を発揮するが強化量はそこまで多くはならない「華館」か、元素スキルの運用のみに絞られる代わりに驚異的な強化量を誇る「黄金」のどちらにするかはガチャ方針と相談しよう。最終的に完凸を目指すのなら「華館」にすると良い。

  • 編成

特に1凸していない環境においては、「たもと」の二重召喚を維持するために設置型スキルを持つ岩元素使いは必須。

具体的には旅人(岩)、アルベド、凝光鍾離荒瀧一斗の5名(ver4.5現在)である。特に鍾離の岩柱とアルベドの陽華は持続的な攻撃判定を持つため、相乗効果でさらに火力が上がる。

余談

  • 服飾デザイナーという職業柄か、彼女が身に付ける衣装はスカートの中など本来は見えない部分にまで装飾が施され非常に凝っている。装飾されている花はアケビと思われ、花言葉は「才能」「唯一の恋」である。
    • 「たもと」も3通りの表情(瞑目、ジト目、開眼)があり、召喚するごとにランダムで選ばれる。
  • 彼女が海外に渡った切っ掛けはかの「目狩り令」。
    • 元々は稲妻の様々な衣服屋で修行していたが、決してブレない性格が災いして様々な裁縫師にことごとく匙を投げられ、唯一受け入れてくれた小倉屋に居着くが、そもそも借り物の居場所自体に馴染めなかった彼女の創作は次第に焦げ付いていった。
    • そんな折、ファッション界の最先端であるフォンテーヌに自身の次のビジョンを見出し行動を開始した途端「神の目」が舞い降り、当時の稲妻にいてもその「願い」を奪われるだけであった為、彼女の才能を惜しんだ小倉澪の後押しと神里家の手引きでフォンテーヌへ亡命した。
    • そのため神里家に大恩があり、子供の頃から仲の良かった神里綾華に洋服を贈るなど懇意にしている。一方、神里綾人に対しては同族嫌悪なのか他と変わらぬズバズバした物言いで、向こうも全く気にしていない。
    • 今でも小倉屋の事は気にかけており、目狩り令が廃止され平和を取り戻した稲妻の事を聞いて安堵の息を漏らしている。
    • このような経緯から、千織は自身とブランドのポリシーを「絶対に屈しない」ことと定め、テイワットのファッション界に己の名を轟かせることを己の流儀を否定するあらゆるモノとの抗争と定義付けている。その道を阻む者は(相応の対価と労力をなげうってでも)全力かつ真正面から叩き伏せ、敗れた輩は例外無く下水溝の感触を尻で味わう事になったという。
  • 好きな食べ物は稲妻の菓子。どちらかというと仕上がるまでの過程が好きで、服に興味を持っていなかったら菓子職人になっていたと零すほど。オリジナル料理にその拘りを見ることが出来る。
  • 嫌いな食べ物は味の濃い料理で、その代表にハギスを挙げ「フライムに泥を浴びせられたかのような心地がする(要約)」とたとえている。
    • ハギスは羊の内蔵を刻みハーブや麦といっしょに胃袋に詰めて加熱した料理で、「下ごしらえの雑なレバニラ」にたとえられる、標準的な日本人の舌にはあまり合わない味の代物である。さもありなん。
  • 育成には稲妻の採集素材とフォンテーヌのボス素材を使用する。稲妻が開封されていない序盤ではまともな育成は不可能なので注意。
編集内容:リンクの追記。余談の改稿。