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概要

石ノ森章太郎原作『仮面ライダー』の続編である小説。著者は石ノ森プロ、『S.I.C HERO SAGA』シリーズで知られる早瀬マサト。角川書店の「特撮エース」で連載され、講談社から書籍2巻として出版された。そのため、『仮面ライダーSPIRITS』に広告が載っている(ちなみに同萬画の16巻(『新』以前)に早瀬氏がコメントを毎刊載せていた)。

原作萬画版の続編として描かれ、本郷猛ビッグマシンなどは萬画版の設定で登場する。

仮面ライダー2号以降の昭和ライダーは、ほぼ特撮版で登場。挿絵ではアニメ・漫画タッチで描写されている(本郷、一文字、結城以外はいいところがないが)。

また連載時と書籍で結末が違い、全体のストーリー描写も細かく違っている。

ストーリー

ショッカー壊滅から30年が流れた頃、大地震が起きた後に富士山麓のショッカー基地跡地から再び怪人が出没した。そこに現れた、30年の冷凍睡眠から目覚めた門脇純ガイボーグ。かつての同志であった怪人たちとの戦いや、浦島太郎の如き数奇な運命に悩みつつ、滝二郎(特撮版における滝和也)、立花藤兵衛仮面ライダー4号結城丈二カメレオン怪人らの協力を得て、復活を待ち望むショッカー首領との戦いに挑む!

主人公・門脇純は「ガイボーグ」から、10人ライダーの協力を得て「仮面ライダーガイア」に覚醒する。

仮面ライダーBLACKとの類似点

ストーリーに出てくる改造人間の名称が「○○怪人」とゴルゴムと同じ、門脇純とジェイドの因縁がブラックサンとシャドームーンに似ている(ただしこちらの関係は親友ではなく親子)、ショッカー首領の種子という悪の組織の首領と関係が深い重要な物質をバックルに埋め込まれており、色も純は赤(何故かイラストでは黄色)、ジェイドは緑でキングストーンに酷似している等、BLACKとは非常に似通っている点が多い。

このことから、登場人物には含まれていないが仮面ライダーBLACKの設定も取り入れていることが窺える。