「この島に”未来”は見えるか?」
「例えば……このエッグヘッドのような…」
「高い文明を持つ『王国』が”900年前に実在していた”と言ったら…信じられるか?」
概要
少年漫画『ONE PIECE』に登場する天才科学者・ベガパンクが発明した驚異の活動方式〝猫(サテライト)〟で自己へ施した「複製(クローン)」により誕生した存在の1人。
ナンバリングはPUNK-01で、名は「正」を冠して「シャカ」と呼ばれる。
プロフィール
本名 | PUNK-01「正(シャカ)」 |
---|---|
通称 | Dr.ベガパンク |
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
所属 | 海軍特殊科学班SSG |
出身地 | 不明 |
種族 | 猫(サテライト) |
誕生日 | 不明 |
星座 | 不明 |
血液型 | 不明 |
好物 | 不明 |
初登場 | 単行本105巻 第1062話『科学の国の冒険』 |
CV | 阪口周平 |
人物像
容姿
「01」と描かれたフルフェイスマスクを被っており、体型からおそらく男性。
ロングコートや厚めの手袋などで肌を完全に隠している。
服の隙間から僅かに見える首の色は人間の肌の色に近いため、おそらくリリス、アトラス、ヨークと同じ人間型のサテライトと思われる。
性格
一人称は私。口調はまともで、猫たちのリーダー的な立ち位置を果たしている。自分たちはあくまでもベガパンク本体を補佐する存在であり、自分たちの命が危険に晒されようと本体の安全、意向を最優先すべきという考えを持つ。
またPUNK-02〝悪(リリス)〟に対して「科学者のプライド」を説いたり、研究所を訪れた麦わらの一味に対して手荒な歓迎をした〝悪〟とPUNK-03〝想(エジソン)〟とPUNK-04〝知(ピタゴラス)〟を静止するなど、名前通り(彼?なりの)正義感を重んじている。
活躍
エッグヘッド編
リリスがエッグヘッドの海域にて麦わらの一味と遭遇したことを知ると、通信で彼女の立場と現在不利になっている状況を諭し、一味をエッグヘッドに連れてくるよう指示を出す。
一味が研究所に到着すると、リリスとエジソン、ピタゴラスによる新兵器セラフィムの実験を区切りが着くまでは黙認し、フランキーの攻撃を最後に実験を終わらせる。そして一味の足を拘束させたうえでエッグヘッドという島が遥か昔に存在した文明の再現であること、そしてオハラの学者たちが最期に遺した文献の行方と現在モンキー・D・ドラゴンが率いる革命軍の結成の経緯を明かした。
ベガパンク全員を抹殺するため島に上陸したロブ・ルッチ率いるCP‐0を一味と協力して拘束した後は、突如として失踪したベガパンク本体を捜索するべく、研究所内にいる全員の指揮を執る。
コントロールルームに残ったシャカは研究所内の映像を確認していたが、突如として映像がすべて切れてしまい、更にベガパンクと同等以上の威権順位を持つ何者かの命令を受けたS-ベアとS-ホークの襲撃を受ける。そこでシャカは研究所内にいる何者かが所内にいる全員の抹殺を目論んでいることを察した。
セラフィム襲撃の際に目を覚ましたルッチとカクが一時共闘を申し込んできた際には彼らの任務を確認し、そしてルフィに判断を任せた。
その後、本体の居場所を予想したシャカは1人で行動し、研究所の地下にある部屋で軟禁された本体とサイファーポールの構成員たちを発見する。しかし、直後に今回の事件の黒幕と思われる人物に狙撃され頭部を撃抜かれてしまう。
黒幕からは「死んだ」と言われており、1090話ではリリスが同じく死亡したピタゴラスと共にシャカの死を悲しんでいた事から死亡は確定となってしまった。
ちなみに一味と会う前にドラゴンとの通信で自分の死を予期しており、思わぬ形であったが見事に当たってしまった。
考察(火ノ傷の男)
- シャカ説
ロードポーネグリフの最後の1つの持ち主である、あるいは大きくかかわっているのはほぼ疑いない。世界政府に所属しているとされており、現在も秘密裏にポーネグリフを研究しているエッグヘッドに関係の深い人物ではないかと予想されている。ベガパンクはオハラのポーネグリフ研究を「さらに前に」進めたと言及されており、オハラの文献以外にも「新たなポーネグリフ」を手に入れたことが予想されている。(そもそもエッグヘッドは無人の冬島であり元々ポーネグリフはないのだからエッグヘッドにポーネグリフを運んできた人物こそが火ノ傷の男ではないだろうか。)
また渦を起こせるということから悪魔の実の能力者である可能性も高い(魚人や人魚であれば渦は起こせるが複数人がかりである)。エッグヘッド編の冒頭で暖水渦という「巨大な渦」が発生したが、これが火ノ傷の男と関連があるのではないかと予想されている。(敵意をもってエッグヘッドに乗り込もうとしたボニーに「巨大な渦」が発生したシーンは敵意をもって近づこうとした敵船に「巨大な渦」が発生した状況と似ている。)
①1077話にシャカが銃撃されたシーンで頭部から出血しており、エジソン、ピタゴラス、アトラスなどの機械生命体と違いシャカ自体は人間の「肉体」ではないかと考えられている。
②1101話でベガパンクが「私があと5人いれば」という発言があり、
「夢の戦闘兵器を作ってやる」→リリス
「アイデアが止まらん」→エジソン
「一緒に書き出してくれ」→ピタゴラス
「代わりに飯を」→ヨーク
「暴れたい程忙しい」→アトラス
その5人の内訳が分かる発言も同時にしている。
ただしシャカを想定した発言はなく当初想定してた5人の中に含まれていないことが考えられる。シャカが人間の肉体であることを考えるとベガパンクはシャカのマスクの中に重要人物を匿っている可能性が予想されます。
火ノ傷の男は黒い船に乗っていると言われている。他の部位と違い船首部分は竜骨の一部でありマイナーチェンジが難しいとされているが、「黒い船」の船首部分を見るとロックス海賊団の母船の船首部分と酷似していることが分かる。「黒い船」の最有力候補はロックス海賊団の母船ではないだろうか?
ロックス海賊団の主要メンバーで生死が不明なのは「銀斧」のみとなっている。現在ロックス海賊団の母船を所有しているのは「銀斧」の可能性が考えられる。おそらく「銀斧」が火ノ傷の男の正体であろう。
https://ameblo.jp/shinzato123/entry-12829769109.html
トラファルガー・ローとの関係性に関しては「シャンブルズ」で説明できるかもしれない。ピタゴラス、エジソン、アトラスなどのサテライトがロボットの「肉体」にベガパンクの「魂」が入っている状態であるが、これはパンクハザードで「シャンブルズ」でキャラクターの「魂」を別の「肉体」に移し替えた方法で実現可能であろう。おそらくサテライトを作成する際にトラファルガー・ローは深く関わっていると予想される。
火ノ傷の男のオマージュ元はヴィシュヌ神が考えられる。
ヴィシュヌ神の化身(「アヴァターラ」)という言葉はアバター(仮想空間の自分の分身体)の語源とされており、サテライトの元ネタではないかと考える。
ヴィシュヌ神が関わった神話の一つに「乳海攪拌」がある。「金色の亀」を中心に「巨大な渦」が発生した神話である。これはエッグヘッド編冒頭で「金色の球体」を中心に「巨大な渦」が発生した「暖水渦」に似ており「乳海攪拌」をオマージュしているのではないだろうかと考える。
ヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)の一つに「シャカ」と銀の斧を持った「パラシュラーマ」がいる。
「シャカ」はヴィシュヌ神の第9の化身(アヴァターラ)とされ「第三の目」を持つと言われ「未来予知」をしたと伝承されている。シャカがエッグヘッド冒頭で自らの死を予言したシーンはおそらく「第三の目」をオマージュしていると考える。三つ目族または卓越した見聞色を持っている可能性が予想される。
「パラシュラーマ」は第6の化身(アヴァターラ)とされ銀の斧を持って描かれることが多い。聖仙(あらゆる知識に精通している人)の一人とされており、あらゆる知識に精通しているという点は天才ベガパンクまたはそのサテライトを連想させる(6番目の化身であることも意味深です。当初想定してた5人に入ってなかった点が合致する)。また斧の名人とされ銀の斧を持って描かれていることから「銀斧」を連想させる。また「パラシュラーマ」は「不死者」とされ、この点は「不老手術」と関連するのではないかと考える。作中でシャカは銃撃されたがもし不老手術を受けた人物だった場合五老星のような異様な回復をしている可能性が考えられる。さらに逸話としてやりたい放題の王族らを21回殲滅したという話が有名だが「やりたい放題の王族」という部分が「天竜人」を連想させ今後世界政府と対峙していくであろう「麦わら一味」とどう関わっていくのかが注目される。
ちなみに第8の化身(アヴァターラ)であるクリシュナはインド神話の有名な登場人物であるが元ネタは実在する人物で「太陽神信仰」を広めた人物とされている。「太陽神信仰」はワンピースでよく出る言葉なので注目してもいいかもしれない。第10の化身(アヴァターラ)であるカルキは人類が終末を迎えた時に登場すると予言されている救世主であるとされている(つまり登場すると予言されているが未だ姿を見せない約束された救世主です)。最終章で一度だけ登場するとされているが未だ姿を見せない約束されし「眼帯の海賊」はもしかしたら麦わら一味の「10人目」かもしれない。
関連タグ
〝猫(サテライト)〟
- PUNK-02〝悪(リリス)〟
- PUNK-03〝想(エジソン)〟
- PUNK-04〝知(ピタゴラス)〟
- PUNK-05〝暴(アトラス)〟
- PUNK-06〝欲(ヨーク)〟