「まったく 殺すというのはいい気分だぜ」
概要
CV:中尾隆聖
ピッコロ大魔王の配下の魔族。身長は188cm。体重は74kg。緑色の肌に半魚人のような顔、背中から翼が生えているのが特徴。
殺しに快楽を感じるがターゲットや襲いかかってくる相手以外に対しては無駄な殺戮はしない。
能力
高い飛行能力や口からの気功波、ピッコロ大魔王とのテレパシーを有する。
アニメ版ではコウモリ止まり、舌ロープ、掌からの放電も披露。
本編中の活躍
第22回天下一武道会終了直後、四星球と武道会名簿入手のために武道会場に足を運ぶ。控え室において、天下一武道会アナウンサーを負傷させ、孫悟空のドラゴンボールを守らんとしたクリリンの首の骨を折ることで死に至らしめる。クリリンの悲鳴を聞いた悟空たちは悲鳴の聞こえた控え室に向かうも既にタンバリンは飛び去っていた。アニメ版ではレストランでクリリンを待っている最中、クリリンの助けを求めているような声が聞こえた悟空が武道会場に戻り、仲間たちも後を追う展開となり、原作では明確に描写されなかったクリリンの死因も頭部へのキックとなった。
クリリンの仇を討たんとする悟空との戦いにおいては悟空が天津飯との決勝戦を終えた直後で消耗していたために優位に立ち、筋斗雲を気功波で消し去ったことで身動きできなくなった悟空を両拳叩きつけで地上に墜落させた。アニメ版では落下していきながらも如意棒を伸ばした悟空の抵抗を一蹴した上、悟空の生死を確認するために地上に降り立ち、まだ息の合った悟空を痛めつけ、動かなくなったことで帰還する展開となった。
四星球をピッコロ大魔王に届けた後、魔封波を使う者が現れないように武道会名簿を頼りに戦士たちを次々と殺害。原作で明らかになったのはナムとギランの2人でギランは明確に死亡シーンが描かれた。アニメ版ではチャパ王とその弟子たち、パンプット、バクテリアン、男狼の殺害シーンも描かれている。ギラン殺害時、ギランの暴れぶりにうんざりしていたパンダ親子から感謝されながらも親子を威嚇するシーンも描かれたが先のアナウンサー同様に命までは奪わなかったあたり、最低限の温情といえる。
ギラン殺害後、ヤムチャを7人目のターゲットにすることに決めたがピッコロ大魔王から先にシンバルの仇を討つように命じられために中断。アニメ版ではヤムチャのいるカメハウスを探しながらもヤムチャは亀仙人たちと共に別の島に身を潜めていたために見つからずにいたが道を尋ねに足を運んだ島でヤムチャと遭遇・交戦。ヤムチャの足の怪我が癒えていないことから押していくもトドメを刺す寸前にピッコロ大魔王からの指令が入ったために中断する流れとなった。
シンバルの仇であるヤジロベーと彼が持っている一星球を奪おうとするもその前に生きていた悟空と交戦。以前圧勝したことからの油断と悟空が全快状態であったことから先日とは打って変わって、圧倒されてしまい、飛んで逃げ出すも如意棒で追撃してきた悟空のかめはめ波を受けて、木端微塵に消し飛ばされた。
クリリンと筋斗雲の仇を討った悟空であったがヤジロベーとの約束である「タンバリンも食わせる」を忘れてしまった為、ヤジロベーとの約束を破ってしまったというコミカルさも描かれたがタンバリンまで死んだことから、ピッコロ大魔王が前線に出てくることにへとなった。
余談
- 演じた中尾は後にアニメ『ドラゴンボールZ』でフリーザを演じており、2回もクリリンを殺していることを自分でもネタにしている。
- クリリン同様に鼻がないデザインはバクテリアン対策ではないかと冗談半分で話題になることもある。
- ドラゴンボール超の第75話で修業の島を訪れたクリリンと悟空の前に幻影として再登場。クリリンはこの時点で3回も他殺の憂き目に遭っているが2度目と3度目の下手人であるフリーザや魔人ブウの幻影より怯えるなど、彼の心に相当な深手を負わせていることを知らしめた。
関連項目
フリーザ：上記のとおり、演者が同じで2人ともクリリンを殺害している。
ベビー(ドラゴンボール)：悟空から逃げようとしてかめはめ波でトドメを刺された悪役。
