曖昧さ回避
概要
1968年3月に初代が登場。以後2004年までに、6代にわたって販売が行われた。
日本の道路事情に厳しい大柄の車体ということもあり一時期国内での販売は行われなかったが、
国内ユーザーからの要望もあり2017年9月から再び国内での販売が再開されている(8代目モデル)。
車名の由来は英語で「高級・高品質」のHighと「豪華な」のLuxuryを掛け合わせた造語であり、上記の同名の哺乳類とは関係はない。
上記にもあるように日本の道路事情の関係で国内では少数派ではあるが、海外では絶大な人気を誇っている車種である。オフロードでの走破性、日本車特有の高い耐久性が大きく評価されており、実は海外ではカローラの次に売れているトヨタ車であったりする。特に道路事情などインフラがあまりよくない東南アジアや中東、アフリカでよく使われている。
北米と日本以外では7代目モデルが存在。
北米では5代目を持って輸出・販売が打ち切られ、タコマに移行されているが、このタコマは、初代に関してはハイラックスの北米バージョンと言える存在ではある。
一貫してトヨタのブランドで発売されているが、以前は開発・製造共に日野自動車が主に関わっていた。
これは1961年から1967年4月まで日野が製造・販売を行っていたピックアップトラックのブリスカの流れを汲んだ車だったため。なお、ブリスカに関しては、1967年から1968年3月にかけての短期間、トヨタが販売している(製造は引き続き日野が担当)。なお8代目に関してはタイで生産されている。
4代目と5代目に関しては、派生車種としてハイラックス・サーフが存在した。
5代目については一時期提携を結んでいたドイツ・フォルクスワーゲンの工場でも作られたことがあり、フォルクスワーゲン・タロの名前で発売されていた(ただし一部は日本から輸入)。
2020年 チェコ軍は現在使用中のイギリスのランドローバーと旧ソ連製のUAZ 469ら4×4輪駆動の軽戦術車両を置き換える際の後継車両としてトヨタのハイラックスを選択、現地のGlomexMS社が民生品を一旦購入した後に、軍用車向けのカスタマイズを行い、2021年度よりチェコ軍に納入されるとの事。
武勇伝
ダカールラリーに2012年から参戦しており、2019年と2021年・2022年には総合優勝を成し遂げている。
また、英国BBCの自動車(罵倒兼破壊)番組「TopGear」において、5代目が数々の無茶振り(と言う名の破壊工作)に打ち勝ち、かのお三方を「参りました(要約)」と言わせしめた。
外部リンク
関連項目
テクニカル:本車もピックアップトラックの「お約束」に漏れず、中東・アフリカ等の武装勢力のテクニカル(即席で製造した戦闘車)のベースとして利用されてしまっている。