CV:伊瀬茉莉也
概要
侵略者ドラクターに対抗すべく結成された組織「オブリビオンベイ」の女性司令官。
良くも悪くも冷静沈着で淡々と任務をこなす仕事人間で、人との馴れ合いを好まず、常に一定以上の距離を保っている。
感情表現も殆どせず、基本的に組織の人間には漏れなく冷淡に接すが、浅海輝にだけは、一応の信頼があるらしく、彼の忠告や提案は素直に聞いている。
人類の切り札であるムサシの力を深く信頼している一方で、一大寺大和の柔軟かつトリッキーな戦闘センスにも一目置いているが、本人はそれを頑なに認めようとしない。
起床と同時に怪しげな薬品を注射している、初見の筈の敵機の素材を見抜く等、謎めいた部分も多い。
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以下、ネタバレ注意!
その正体は異星人ドラクターことシドルの民であり、注射していた薬品は環境適応薬である。
しかし、物語序盤のアーシェム・ライアやサーザントと異なり、テラー種(地球人)に対する害意や悪意は持っておらず、寧ろドラクター襲来以前の地球に警告文を送信するなどの行動から、彼女は穏健な思想の持ち主であると思われる。
不穏な行動はミスリードであり、実際はスパイ活動を行ってはいない。
追われる存在と言えるほど追い詰められた立場では無いが、ドラクター陣営にとっては裏切り者であり、そこには既に居場所が無いものと思われる。
加えて、環境適応役の効果も薄れており、ますます余裕のない状況が迫りつつある。
以下、更なるネタバレ注意!!!
地球が侵略された日、彼女は浅海輝を炎上する戦艦から救出しており、それ以来仲を深めていった。
輝だけは彼女の素性を把握しており、適応薬の効果が薄まって不調に陥りやすい彼女を周囲に悟られない範囲で気を遣って行動をしているように思われる。
2人の関係性は友人というよりも、恋人であり、実際に肉体関係を持っている事を示す描写も存在する。
だが、第11話にて、ドラクターに魂を売った赤城町長に撃たれ、致命傷を負ってしまう。赤城町長が芥川の活躍で取り押さえられた後、すぐさまメディカルルームに運び込まれるも、地球にドラクターを治療する術もなく、そのまま死亡した。
その死後、輝に対して自動音声を送り、「世界を変えるのは兵器でも戦略でもなく、人の力」と伝えた。生前にはマーガレット・ブレクネンに正体を明かし、彼女に指揮官を指名していた。
遺体を調査していく中でサイモン博士の研究チームはある重大な事実を発見する。
1つはドラクターの血液成分や遺伝子配列が1.4%の相違点がありながら、骨格をはじめ、人間に著しく近い体構造を持っていた点。サイモン博士は地球人とドラクターはルーツが同じであり、地球人もまた宇宙からの来訪者ではないかと仮説を立てた。
もう1つはなんと胎内に輝との子供を宿しており、その子供は母の死後も生き続けているというものであった…。
関連タグ(ネタバレ)
- カララ・アジバ…同じ異星人であり、地球人と恋に落ちて子供を身籠った者繋がり。射殺されると言う最期や死んだ後も身籠った子供が生きている点も一緒である。ただし、こちらは顔面に銃弾を何発も撃ち込まれると言う悲惨な死を遂げている(無論、即死の為治療のしようがない)。