CV:黒沢ともよ
概要
本作の侵略宇宙人「ドラクター(自称:シドルの民)」の一員にして、王女・クロウゼードの娘。
背が低く短いツインテールの少女の姿をしており、黒いパーカーを着ている。
付き人のサーザント・エボルと行動を共にしている。
何処か儚げな雰囲気の持ち主で、常に敬語で話すが、幼少期の口調は尊大であった。
ミステリアスな立ち居振る舞いに反して、サーザント同様に微妙に天然な部分もあり、その上、地球人の文化や心情にはまだまだ疎く、そのことで失敗する事もある。
また心優しく、「命は平等で、地球人であろうとシドルであろうと重さは変わらない」と言う考えを持っており「地球人との共存」と言う理想を捨てきれていない。その為、それを見抜いている母からは「血を知らぬ」と言われている。
母親から「ローグのパイロットの抹殺」という使命を帯びており、当初はその使命を全うしようとおもっているものの、心の奥底で「地球人とは共存出来るのでは?」と言う思いを捨てきれず葛藤している。
また、イブリムを粛清するまでは他人を殺した事はないようで、彼を殺した後は、「人を殺してしまった…」と動揺するほどであった。
普段は、町で偶然見つけた神崎明日菜の肉体に意識を移し、(彼女の人となりや、口調などをよく調べもせず)その主導権を奪って行動している。
その過程で一大寺大和に目を付け、その命を狙うが、性格のせいで非情になれない為、失敗を繰り返す。
ついに尾行にバレて大和に詰め寄られた際にサーザントの提案で、(どこで覚えたのかは知らないが)「貴方に恋をしている」と嘘をついた。
…のだが、普段の明日菜を知っている大和からは「お前、そんなキャラだっけ?」とツッコミを喰らい、たまたまその場に居合わせた大和の幼馴染である西野清夏から大和ごと問い詰められる。と言うカオスな状況となってしまう。
この時点では、普通に誤魔化すための嘘であったのだが、表向きは明日菜として大和の人となりを見るにつれて、本当に大和に恋をしてしまい、「地球人と分かり合えるのでは?」と考えるようになる。
そして前述のイブリムから大和を守るために、イブリムを殺害した事と、ブラックハンターの弱点を教えたことを切っ掛けにシドルから離反。
以降、二つの種族を繋ぐべく明日菜への憑依を止め、独自に行動を開始するが、アーシェムに執着するグリファースがサーザントを殺害、連れ去られてしまう。
彼女を救う為にグリファースを追ってきた大和との空中戦の際に落下(その際、バリアが張られていた為大事には至らなかった)。辺境の僻地に不時着した所をヴィクト・イーガーに保護され、シェルターに入れてもらえなかった人々が暮らす街「ソロン」に連れてこられる。
そこで見聞を広めるべく、ヴィクトの薬配りの仕事を手伝い、そこで人々が精神的・身体的に追い詰められつつも、懸命に生きていることを知る。
ソロンの住民がイクシアに移住完了した後はヴィクトとシドルから脱出して来たクロウゼード一派と合流。交流を深めた墜落村の人々と共にシドルとテラーシュの共存に尽力する組織「白の騎士団」を設立。基地となるシドル戦艦に乗り、要塞ゴッドハンマー攻略作戦の支援に駆け付けた。
その後、マーガレットがアーシェムらをもてなす為に開いた祭り『東郷門祭』にて大和と共に行動。
祭りを楽しんだ後、改めて大和に自身の想いを告げ「私達、結婚しませんか?」と交際と言う過程をすっ飛ばして逆プロポーズする。
逆プロポーズされ、戸惑うも満更でもない大和。良い雰囲気で終わるかと思いきや、一人になったところをグリファースによって連れ去られてしまう。
そしてなし崩し的にディクセンベルグ一派との戦いとなり、母クロウゼードの特攻、大和がヨシツネを自爆させ、生死不明という不幸に見舞われ、追い討ちをかけるようにグリファースに襲われた事によって激昂、グリファースを返り討ちにし、肉体を取り込んだ事により女王として覚醒。攻め込んできたエルゼドの軍勢を撃退する事に成功した。
その後、正式に地球人とシドルの和解に成功しなんやかんやあって地球に帰還した大和と再会、そのまま抱きしめてキスをしたのであった。
なお、本来は穏やかで争いを好まない性格だが、憑依状態のまま牙の姿を発現(普通のシドル人は憑依状態では牙の姿になれない)させて刺客のイブリムを瞬殺した他、ローグの操縦経験がないのにもかかわらず、ムサシオーに乗り込んで上級兵のワイバーン(ミーシス機)を追い詰めるほどの高い戦闘力を持つ逸材である。
また、前述でグリファースに襲われた際は触手を発生させ、その際の怒りもあってグリファースを滅多刺しにした。
グリファースを取り込み、女王として覚醒した後は、
- アニマスなるものを操りエルゼドの軍勢を撃退する。
- 大和が地球に帰還した際は、飛行機から飛び降り翼を生やして駆けつける。
など、人間離れした事をやってのけた。
関連タグ
ユリン・ルシェル:同社関連の似たようなポジションのキャラ。アーシェム同様に、主人公と心を通わせたものの、悲劇的な最期であった為、アーシェムも同じような末路を辿るのでは?と危惧されていたが、別にそんな事は無くめでたく結ばれた。
エリカ:『闘将ダイモス』のメインヒロイン。異星人で敵陣営のトップの身内であり、主人公と交流して関係を深めるなど共通する所が多い。