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編集者:Reina
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プロフィール

性別女性
生没年月日1986年10月1日 - 2021年12月18日
出生地東京都世田谷区
死没地北海道札幌市
血液型A型
身長157cm
事務所ファンティック⇒ローブ※

※「ファンティック」に併設して「ローブ」を設立し、2017年5月1日付でローブに移籍することがファンティック公式サイト内で報告された。ローブの代表は松田聖子の実兄。

人物

俳優神田正輝歌手松田聖子の長女で、両親と同じ仕事を選んだ。

2001年に芸能界デビューし、2002年5月15日にthe brilliant greenのベーシスト奥田俊作が作曲提供した「ever since」で歌手としてもデビュー。

が、天才型だという母親と「努力しないとああいう風にはなれない」自分との違いに絶望したことなどから2005年5月から一度、芸能活動を休止する。

その後は居酒屋でアルバイトをして「2階建てのダイニングバーで、2階フロアを1人で回せるようになった(2014年6月27日放送の「バナナマンの決断までのカウントダウン」や2014年8月9日放送の「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」で同じ証言をしている)」そうで、当時は芸能界に戻るつもりはなかったが、そこに憧れていた大地真央との共演の話が舞い込み、「こんなチャンスを逃したら……」と考え直して復帰する。

その後は主にミュージカル女優として経験を積み重ねる一方で、バンド「Silent Lily」(1stライブまでの期間限定ユニット)のボーカルをSAYAKA名義で務めた。またLily名義で「KERA」や「ゴシック&ロリータバイブル」等の読者モデルとして活動していた。

2014年のディズニー映画「アナの雪の女王」の大ヒットに伴って、ANNA役を務めた神田も注目を浴び、第九回声優アワードの主演女優賞に選ばれた。また女優・声優業と平行して歌手活動も活発に行っており、2014年には猫騙のギタリスト・Billyと共に音楽ユニット「TRUSTRICK」を結成している(2016年末に活動休止、2019年に解散)。

2017年に俳優の村田充と結婚したことを発表したが、2019年12月に今後の家庭のあり方についての意見の相違から離婚している。別れは円満なものであり、両者は離婚後も仲良くしていたという。

2020年には黒崎真音とのユニット「ALICes」を結成。

2021年からメディアミックス作品「IDOLY PRIDE」に長瀬麻奈役で出演し、2022年には同役でのライブ出演や、本人が熱望していたというミュージカル「銀河鉄道999」のヒロイン、メーテル役での出演が予定されていた。

訃報

2021年12月18日の朝、舞台出演のため宿泊していた札幌市内のホテルの高層階の部屋から時間になっても出てこず室内にいる様子がないため関係者が警察に依頼して捜索したところ、13時過ぎに同ホテルの屋外スペースで倒れて意識不明状態になっているところを発見された。すぐ病院に運ばれ手当てを受けたが、同日21時40分頃に死亡が確認された。享年35歳。

将来を有望視されていた最中での突然の死去に多くのファンや関係者から死を悼む声が相次いだ。

直接の死因は転落による外傷性ショックと診断されたが、その経緯については神田の名誉の保護のため非公表とされた。

実両親の神田正輝と松田聖子が札幌に駆けつけて身内のみの葬儀を行った。

彼女の愛犬は、元夫の村田が引き取ったことを公表しており、Instagramで彼らの様子をうかがえる。

その内の1匹は2023年5月に17歳で死去している。

またALICesのパートナーである黒崎は神田の誕生星座であるてんびん座にある名も無き星に「sayaka」と命名した。

残念ながらALICesは2023年1月28日に活動停止、さらにその1ヶ月後には黒崎が持病の悪化により神田と同じ35歳で急逝した。

ファンからはお別れ会を開いてほしいという要望も少なくなかった。しかし遺族の精神状態が懸念されたこと、またオミクロン株感染拡大時期であったことなどの事情から、神田の所属事務所はお別れ会ではなく、「ファンからのメッセージを公式サイトのフォーム経由で預かり、両親それぞれに渡す」形でファンとのお別れを行うと表明した。

また所属事務所は沙也加の公式動画を可能な限りそのまま残し、運営することも発表している。

2022年12月14日に、ポニーキャニオンから、神田がリリースしたポップスとボカロカバーの2種類のメモリアルアルバムが発売された。

ボカロカバーアルバムの編成は投票により決定された。

生前に以前共演した前山剛久と交際していたことが明らかとなった。

逸話

  • 両親は1997年に離婚したが、親権は母である松田聖子が持った為、名字が母の旧姓である「蒲池」になる可能性もあった。しかし聖子は学業の途中で名字が変わることを憂慮し、籍を抜かず新たに「神田」姓の戸籍を作った為、母娘の名字は「神田」姓となった。
  • 離婚と同年の4月23日に聖子(当時35歳)が発売したシングル「私だけの天使~Angel~」は娘の沙也加(当時10歳)を守っていきたいという一人の母親としての視点から書かれた曲である。そのため、彼女の訃報を知って真っ先にこの曲を連想した人も多く、皮肉にも沙也加は聖子がこの曲を出したのと同じ歳でこの世を去ってしまった。
  • ロリィタファッションが好みで、音楽活動でもゴスロリ風の衣装を着用していることが多い。さらにいえばアニメ好きで、ネットスラングも使いこなすほどの自他共に認めるオタクである。ダンガンロンパシリーズのファンを公言してやまず、全舞台作品への江ノ島盾子役としての出演、V3主人公・赤松楓役の声優、さらにはアニメOP・ED曲の担当など、同作品とは切っても切れないほど手広く関わっている。
  • 大地真央は芸能界における母と呼べる存在で、神田を芸能界に連れ戻した張本人でもある。また神田が死去直前に演じる予定であったマイ・フェア・レディのイライザ役は、大地も過去に熱演しており、神田は少女時代に何度も各地に遠征して見に行っていたほどの憧れの役であった。
  • ふなっしーの大ファンであり、ふなっしーの関連グッズを持っている。バラエティー番組『笑神様は突然に…』(NTV系)で初めてふなっしーとロケで対面したときは大興奮。以降、同番組で何度かふなっしーとロケ・共演をするようになっていた。
  • 2015年、ディズニーのミュージカル映画「イントゥ・ザ・ウッズ」の日本公開に際し、神田が宣伝ナビゲーターに就任したが、実は彼女が初めて出演したミュージカルこそ、2004年の宮本亜門演出の「イントゥ・ザ・ウッズ」だった。神田は当時を振り返り、初めては右も左も分からなかったが宮本に「あなたはあなたのままで自信を持っていいんだよ」と言われ、気持ちが楽になった。と語っている。
  • デビューと同時に始めての仕事として出演したCMはグリコ「アイスの実」であり、作詞を手がけた母の歌「bless you」も雪にまつわる歌で、初主演のドラマは「たった一度の雪〜SAPPORO・1972年〜」。そして、ブレイクのきっかけになったのが「アナと雪の女王」。と、何かと節目を迎える時には「雪」がキーワードになることが多い。
  • 2010年頃からは芸能活動と並行して声優の専門学校に通っており、その時の師匠が声優の速水奨で、2014年7月7日放送分の「しゃべくり007」(NTV系)で再会を果たしている。
  • 声優の三森すずこは中学時代のクラスメイトかつ友人で、「すず」「さーや」と呼び合う仲だった。互いに芸能界に進んでからは会う機会が無かったが、アニメロサマーライブ2015で神田がTRUSTRICK、三森がμ'sとして出演した際に再会を果たすことになる。因みにリハーサル時にさいたまスーパーアリーナの廊下で出会った時に思い切りハグし合ったため、μ'sの他のメンバーは驚きのあまりきょとんとしてしまったという。尚、新田恵海は神田が主演を務めた「キューティブロンド」で共演することになった。
  • Instagramにて、村田充氏との結婚を父親とのスリーショット写真を掲載し報告した(当該投稿は削除)。
  • いわゆる「二世タレント」としてではなく、上記のようにミュージカル女優として実績を積み、「アナと雪の女王」によってその存在が広く一般に知れ渡ったため、一周回って「松田聖子の娘」だということを知らない人が実は多かったらしく、結婚発表の際、事実を知って驚く声がネット上で多数あがった。これは聖子と沙也加、それぞれのファンの世代が違うことに加え、「松田聖子の娘」として注目を集めていた時期の芸名が違うこと、活動休止期間があったことなどが原因となっている。

出演

舞台

ポニー・デ・ブランボン@薔薇とサムライコゼットレ・ミゼラブル
ポニーポニーby天魔

漫画・ゲームなどの実写化(2.5次元

江ノ島盾子※@ダンガンロンパ THE STAGE
センシティブな作品

※:2016年の再演版でも担当。2018年の「ダンガンロンパ3 THE STAGE」では映像出演。

映画

ビーン・ケーキ(おはぎ)(1999年) - ヒロイン・三原およし 役

ドラゴンヘッド(2003年8月30日、東宝) - ヒロイン・瀬戸アコ 役

スクールウォーズ・HERO(2004年9月18日、松竹) - 和田道代 役

イマドキジャパニーズよ。愛と平和と理解を信じるかい?(2008年3月1日、ネイキッド) - 主演・キョウコ 役

アメイジング グレイス 儚き男たちへの詩(2011年8月13日、グアパ・グアポ) - 浅水シズク 役、主題歌「Amazing Grace」担当

3D彼女 リアルガール(2018年9月14日、ワーナー・ブラザース映画) - えぞみち 役(声の出演)

吹き替え

アナ(※3)@アナと雪の女王
アナアナbyはれ

代役・後任

出演予定だった舞台・ミュージカルは一部公演中止および払い戻し対応の措置が取られた。

声の仕事に関しては、現状では以下が発表されており、他は生前に収録済みのボイスを継続して使用している。

(※1)後任は松田利冴。生前に歌唱した楽曲に関しては、引き続き神田沙也加名義で使用される。

(※2)後任を立てず、生前の収録音声を継続使用する方針。

(※3)後任は清水理沙東京ディズニーシーのように生前の収録音声を使用する媒体も。

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