『水の民 ウェディ』
海に浮かぶ美しい島々で 自由に生きる
青き水面のような色の 身体を持つ者たち。
束縛を嫌い 歌と恋を大切にする彼らは
速さと 強さという特性を生かして
愛する者を守る時にだけ 本気で戦った。
概要
『ドラゴンクエストⅩ』に登場する種族であり、主人公の転生先候補の一つ。魚人をモチーフにしている。「ウェディ」というネーミングについては、プロデューサー曰く「語感」とのこと。
青い海に浮かぶウェナ諸島を主な居住地としている。
種族神は水の神「マリーヌ」。美しい女性の姿で象られることが多く、作中にはマリーヌの像に一目惚れしてしまった者までいた。
当初は他の種族と比べてすばやさが高く、氷耐性を持っていたが現在は種族の性能差はなくなっている。
ただし、ウェディのみ「足ヒレ」を装備しなくても速く泳げるという特徴がある。現状では唯一の種族差と言える。(足ヒレなしで早く泳ぎたいがためにウェディにするほど泳ぐコンテンツがあるか?足ヒレを付けないメリットがあるか?と言われると無いと言っていいので誰も気にしていないのが現状だが)
『ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ』の主人公ソウラもウェディである。
外見
青い肌で魚の鰭(ヒレ)のような耳が特徴。背中にもヒレがあり、各種装備をすると背ビレが見えるようになっている。
鳥山明による公式絵では、紫の髪・瞳、青の裾の長い衣装で、ターバンをしている。加えて、腕輪・首飾りなどの装飾品がある。
魚人ではあるが公式絵では哺乳類の特徴が描かれており、魚のような卵生生物ではない模様。
また、作中では季節イベントで人魚のNPCが登場するが、そちらはまた別の種族のようだ。
身長はオーガに次いで高い。細身のためか、武器を持ったり振ったりする際は重そうなモーションを取ることがある。走る等一部の仕草はヨタヨタフラフラとしている気怠そうなモーションであり、「チャラい若者」然とした雰囲気をより強めている。
また、アイテムを使う際、懐を弄りつつ何やらポイポイと捨てるような動作をする、レシートとか何となくしまっておいた飴とかどうでもいいものが雑多に詰められているのだろうか
プレイヤーからの愛称は「ウェディ男」「ウェディ子」だが、専ら「魚男」「魚子」と呼ばれることが多い。
オーガと対を成す「大人のお姉さん」需要のキャラだがこちらはまな板
人口調査ではガタイがいいため巨乳でセクシーなオーガ、スレンダーでクールビューティな雰囲気のウェディと人気を二分しており、双方を合算した数値とほぼ同等になるのがロリっ子になるエルフである。
美男美女、特にイケメンを作りたいプレイヤーに人気が高く、特に容姿端麗なウェディ男は「イケディ」と呼ばれ親しまれて(?)いる。
性格
恋多き種族というだけあり、ノリが軽い…というか、チャラいNPCがやや多め。
もちろん真面目な性格のウェディも多いのだが、リーネさん等の目立つウェディNPCにそうした言動のキャラクターが多いためか、ウェディはチャラいというイメージを持たれてしまっている。
実際職業「遊び人」のマスターNPCも如何にもチャラ男である(ただし、「遊び人を復活させるにあたりかつての遊び呆けるだけの遊び人ではダメ」という向上心も持っているためダメ人間ではない)
総じて、恋愛に限らず他者への情が深く思い切った行動力を持つキャラクターが多いと言える。
名前には長音(ー)がよく使われている。また、濁音や半濁音の入る名前が他種族に比べやや少なめ。
主人公として
主人公の転生先として選んだ場合は、レーンの村で育った孤児となる。
幼馴染にヒューザ、アーシク、ルベカがおり、アーシクの結婚式におけるシェルナー(仲人のようなもの)の立場をヒューザと争っていた。
ヒューザと剣の手合わせをしている時に、主人公となる青年がよそ見をしてしまったところにヒューザの一撃がモロに入ってしまい、命を落とすことになる。
その葬式の最中に、主人公の魂が入り込み息を吹き返すところから物語が始まる。
元の身体の持ち主は、自分の両親を探し出すのが夢だったらしい。
後に元の身体の持ち主と精神体として会話した際には、レンダーシアにいるであろう自分の両親を探し出して欲しいと頼まれる。
やはりというか、この時会話する元の身体の持ち主もやや言動がチャラい。冥王ネルゲルを「ネクラ野郎」呼ばわりもする。
主なキャラクター
レーンの村
- ヒューザ ※主人公ウェディ時のみ