NBA

なしょなるばすけっとぼーるあそしえーしょん

National Basketball Associationは、アメリカのプロバスケットボールリーグ。略称の『NBA（エヌビーエー）』で呼称するのが一般的である。

概要

National Basketball Association（ナショナル・バスケットボール・アソシエーション）の略称。『全米バスケットボール協会』と和訳されることもあるが、「NBA（エヌビーエー）」と表記・呼称されるのが一般的である。

2004年時点で、アメリカ合衆国に29チーム、カナダ(トロント)に1チームの計30チームが加盟しており、東西15チームずつのカンファレンスを構成し、さらにそれぞれ5チームずつのディヴィジョンに分かれている。

北米4大プロスポーツリーグと呼ばれる4競技（NBA∶バスケットボール、MLB∶野球、NFL∶アメリカンフットボール、NHL∶アイスホッケー）の中ではNFLに次ぐ人気があると言われている。

2023年9月時点のpixivで「NBA」のタグが付いた作品は1000件を超えており、北米4大プロスポーツの中では最も多い。

また、全米で圧倒的な人気であるものの、世界的には関心度の低いNFL、日本で最も知られているものの同じく世界的には関心の低いMLBと比較して、ヨーロッパやアジアでも大人気で、世界で最も知られたアメリカ発のメジャースポーツでもある。また、NFL、MLBよりスタジアム運営費を要しないことから、国際的な知名度アップのためNBA誘致が盛んである（例でいえばメンフィス・グリズリーズの誘致にはフェデックスがかなり関わっている、など）。

NBAはチームによってレベルがピンキリのリーグであり、トップ層は世界最高峰に恥じぬ活躍を見せる一方で、底辺層は最早「体育の授業」と揶揄されるほどのお粗末な有様である。

とはいえ、4大メジャーでNBAだけにフランチャイズを持つ都市ほど、バスケ熱が高い、熱心なファンが多い。例で挙げるとサンアントニオ、オクラホマシティ、サクラメント、ソルトレイクシティ（ユタ）、メンフィス、ポートランドなどが該当し、basket popular citiesの格付で上位にランクインしている。ほかにもボストン、シカゴ、ロサンゼルス、シャーロット、オークランドなどが挙げられている。

日本では1990年代前半、マイケル・ジョーダンブームとスラムダンク人気が重なったこともあり注目を集めた。しかしその後は日本国内のバスケ人気が長らく低迷していたこともあり、MLBや、サッカーの欧州5大リーグと比較すると国内人気は一歩劣るという状態となっている。

2020年代には渡邊雄太、八村塁の両名が本格的に試合に出場し活躍を見せたこと、またBリーグの発足もありバスケ人気が上向いたこともあり再びある程度注目されるようになっているが、それでも一般的な人気という点ではまだまだ向上の余地が残されているといえよう。(例えば八村に関してはレブロン・ジェームズとチームメイトとなり実際に頻繁に共演しているというかなり凄いことをしているのに、そもそもレブロン自体が一般的にあまり知られていないので世間受けがイマイチ…ということからも、国内人気の現状がうかがえる。)

このような経緯もあり、国内のNBAファンは40代前後(スラムダンクの直撃世代)の割合がやや多くなっている。その点ではファン層が若いとされることが多いBリーグのファン層とは乖離があるとも考えられる。