『次は……俺だ!!』
『一つ問おう。新時代を作るには何が必要と思うかね?
そう…破壊だ!』
プロフィール
ヴィラン名 | ダークマイト |
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個性 | 錬金 |
誕生日 | 6月10日 |
身長 | 215cm |
CV | 三宅健太 |
概要
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』に登場するヴィラン。
全盛期のオールマイトと瓜二つの容姿を持つ謎の男。
本物が碧眼なのに対して、瞳が翠眼になっている他、両手指には金の指輪のアクセサリーを装備している。また、マッスルフォームの姿をしているものの、画風が変化していない。細かい点でも前髪の部分はそのまま直角に立てた形状をしている(本物はV字型)。
胸ポケットに薔薇を挿した白スーツを着用し、戦闘時ではオールマイトのと同じシルバーエイジ、ゴールデンエイジのヒーローコスチュームを着る。
ヨーロッパ最大の犯罪組織『ゴリーニファミリー』を傘下に持つ。特別な個性を持つアンナ・シェルビーノを連れ拐い、クルーザー型飛行船で日本に襲来。アンナの個性で強化して飛行船を巨大要塞に変え、建物や人を要塞に呑み込んで街を破壊する凶行に走り、攫ってきた避難民や1年A組の生徒をアンナの個性の被検体に利用。「旧態の象徴を破壊する」という名目で避難所となっている雄英高校へと進行しようとする。
ダークマイトという名前も、オールマイト本人との交渉中に「お前は光ではなく闇だ」と言われたことを素直に受け取って勝手に名乗ったものである。
オールマイトを侮辱するかのような容姿と言動故に爆豪勝己からは「おめーがオールマイトを騙ってんじゃねえ!!!」、轟焦凍からは「オールマイトとは似ても似つかない…!!」、緑谷出久からは「関係ない人たちを巻き込むなんて事 オールマイトは絶対にしない!!!」とはっきり拒絶されている。
人物
革製のマスクを被った状態で薄暗い部屋にいた事が諜える描写があり、オールマイトの写真が多く貼られた部屋に置かれたテレビに映るオールマイトの姿とAFOとの激闘後に発した「次は君だ…!」という言葉が彼の心に影響を及ぼした。
しかし、思想はオールマイトが「理想のために力を欲した」のに対してダークマイトは「力そのものを欲してそれに付随する形で地位と名誉を欲する」という対極の立ち位置にあり、それについて先代ゴリーニから指摘されており、「力のみによる支配は恐怖しか生み出さない」と糾弾されている。
個性
個性は『錬金』。
触媒を利用して物体を創造する能力。劇中では、主に金貨を触媒にして物体創造を行っており、攻撃にも転用している。
本来ならば範囲も効果も常人の域を出ないはずなのだが、アンナの個性「過剰変容」に適合したことで周囲のビルを巻き込んで取り込み移動型要塞を創造、巨大な黄金の手を創造して徒手空拳に利用、無数の土柱の錬成なども可能となった。
終盤では自らの肉体に錬金を纏い、オールマイト以上の筋肉で強化した。
必殺技
- BOLOGNA SMASH(ボローニャ スマッシュ)
ボローニャとはイタリアの北部に位置する都市が由来である。
- TORINO SMASH(トリノ スマッシュ)
トリノとはイタリアのピエモンテ州にある都市が由来である。
余談
予告の段階で、そのあまりにもあからさまにパチモノな見た目に解釈違いにも程がある言動と、「次は君だ…!」というオールマイトの言葉を自分と受け取って、やることがヴィラン活動という度を超えたズレ方、そして現れた時期が時系列上社会崩壊後の最終決戦直前というあまりにもクソ迷惑な時期である事で発表当時から轟の台詞から「後にしてくれ!」とネタにされ続けている。
なかには「東映まんがまつりにオリジナルキャラとして出てきそう」なんて言うのも……。
なにより秀逸なのは戦力の損耗を避けたいヒーロー側にとっても勿論、ヴィランにとっても邪魔という全方位に迷惑しかかけていないという点。
そもそもの話として彼はオール・フォー・ワンと(現状)なんの関係もなく、本当にポッと現れた勘違い野郎でしかない。
勿論ヒーロー側の損耗はヴィランにとっては望むところなのだが、その際一番消耗し、真っ先に潰れるであろうヒーローがよりによってAFOが直接倒し個性を奪わなければならないデク=ワン・フォー・オールなのが容易に想像がつく、そのため目的上AFO達ヴィランにとっても、万が一にもコイツに勝たれては困るのである。
また、劇場版特報における台詞(記事冒頭2段目)の「改変しやすく汎用性が高い」点が「違和感なく様々な文章に繋げられる」劇場版のあらすじ説明と相まって「ダークマイト構文」とネタにされている。(例:「新宿決戦前に五条悟そっくりのダーク五条が出てくる」等)
更にダークマイト語録は基本的に自己完結しているため、
- 「なんだお前」と冷めた態度で返される→「ダークマイト」と自己紹介
- 取り敢えず新時代を作るために必要なものを聞く
- 何にでも「次は俺だ」と名乗りを上げる
と屈指の割り込み力を持っており、あちこちで使われ始めている。
なお、本物のオールマイトとの目の色の違いに関して、偶然か製作者側が意図的に当該シーンを踏まえたものかは不明だが、オールマイトのイメージソースの1つと思われるMARVELコミックの登場人物は、ある映像作品で「君の目は純粋な青だと思っていたが、よく見ると違う。少しだけ緑が混っている」と言われた事が有る。
個性名の元となっている「錬金術」は、鉄や鉛から金や銀といった貴金属を生み出す事を目的としたものだが、劇中では主に金貨から他の物質を生み出しており、言葉が持つ本来の目的とは真逆の事を行っている。つまり、彼の意志はオールマイトのそれとは真逆で全くの別物という表現とも捉えられる。
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正体:ネタバレ注意