概要
2005年の『The New Avengers #4』にて、国際諜報組織「S.H.I.E.L.D.」の副司令官として初登場。
直後に始まった『Secret War』を経て失脚したニック・フューリーの後任として、長官になった。
沈着冷静かつ優秀で、確実に任務を遂行していくことのできる人物であるが、常に任務を優先する頭が固いタイプで若干融通が利かないところがある。そのせいで対応としてはヒーロー達の心情によりそっていなかったために状況を悪化させてしまうことも(『シビルウォー』など)。
しかし任務・命令なら、と何でも受け入れるわけでは無く、とある理由で暴走していたマグニートーと新生したニューアベンジャーズが戦っていた際、上層部から「周囲には誰もいないから諸共に吹き飛ばせ」と命令された際には、発射スイッチに手をかけるも苦悶の表情で逡巡の末に「チームが対応中」として断るなど、非情になれるが非道ではない。
『シージ』ではアスガルドに半ば正気を失ったオズボーンが指揮するH.A.M.M.E.R.が攻め込んだ際には、そこらで徴用したと思われる小型トラックの運転手と共に生身でソーの救援に赴くなど、任務以外を優先する面もある。
MCU版
演:コビー・スマルダーズ、日本語吹替:本田貴子
『アベンジャーズ』で初登場。
劇中で明言はないが、コミック同様S.H.I.E.L.D.の副長官。
アベンジャーズ
冒頭では崩れ行くS.H.I.E.L.D.の施設内で、逃亡するロキとカーチェイスを繰り広げる。
フューリーとのやり取りが多く、本音を明かさない彼の真意を代弁するポジションにある。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
ウィンター・ソルジャーによってフューリーが暗殺されるも、実は偽装であった。
そんな彼と、スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ、ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ、サム・ウィルソン / ファルコンをサポートする。
S.H.I.E.L.D.が崩壊する結末を迎えたため、ヒドラから身を守る目的も合わせて、スターク社に入社する。
エージェント・オブ・シールド
シーズン1にゲスト登場。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
『ウィンター・ソルジャー』での行動の結果、トニーのみならず、アベンジャーズ全体の補佐役を担う。
序盤のアベンジャーズ・タワーでのパーティーシーンでは、笑顔で他の参加者と語らっていた。
中盤、ウルトロン対策で身を隠し、フューリーや彼に従う元S.H.I.E.L.D.スタッフと合流。
フィル・コールソンが用意したヘリキャリアで、フューリーとともに最終決戦真っ最中のソコヴィアへ駆けつける。
ウルトロン事件後、フューリーや元S.H.I.E.L.D.を迎えたアベンジャーズ基地で、これまでどおり働く。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
ポストクレジットシーンに登場。
フューリーと共に街中を車で移動中、サノスの指パッチンが起こり、ビルにヘリコプターが墜落(恐らくパイロットが消失)したり、街のいたるところで人が塵になっていく様を目撃する。
そしていずこかへ連絡を取ろうとしたフューリーの目の前で、消えてしまった。
アベンジャーズ/エンドゲーム
アベンジャーズの活躍で復活するも、フューリーともども戦いには間に合わず、すべてが終わった後のとある人物の葬儀に参列する。
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
フューリーと共に、エレメンタルズ事件に対応する。
…が、ポストクレジットシーンにて本人ではなく『キャプテン・マーベル』に登場したスクラル人・ソレンが化けていたことが発覚。
同じくフューリーに化けていたタロスがヴィランに騙されていたことを何とか誤魔化そうとするのを、冷たく批判する。
本人は登場しなかった。
シークレット・インベージョン
『エンドゲーム』以降地球にいなかったフューリー本人とは久々の再会となるらしく、予告編では連絡しても音沙汰のなかった彼を責める場面がある。なお物語の途中で死亡した。
アニメ
CV:渡辺明乃
フューリーの部下で、S.H.I.E.L.D.の副司令。フューリーが更迭されている間には長官代行を命じられたが、組織としての活動は封じられていた。