CV:悠木碧
概要
ヨルハを見ると問答無用で襲ってくる機械生命体の中でも異質な平和主義者。
全高:250cm、重量:360.1kg。(Ver1.1a内キャラクター紹介より)
同じく戦うことを放棄した機械生命体達で集まった村の村長をしており、穏やかで物腰の柔らかい優しい性格。
村の子供達に学問をはじめとした様々なことを教えている先生でもあり、彼らからは「パスカルおじちゃん」と呼ばれて親しまれ、パスカルもまた彼ら村人のことを大切に想っている。
人類や機械生命体の歴史に関心を持っており、本を読んだり機械生命体が奇妙な行動をした際には興味深そうに観察するなど知的好奇心が旺盛な一面も。
「おじちゃん」と呼ばれている通り人格は男性のものだが、声は少女のもの。これは周りの機械生命体やアンドロイドを怖がらせないように、話しかけられて一番安心する声を選んだとのことである(悠木碧女史へのインタビューより)。
アニメのおまけによれば彼が死ぬと機械生命体の勢力的バランスが崩れ、それが原因でレジスタンスは壊滅する恐れがあるという(あくまでアニメのおまけの話で、他の媒体でも適用されるかは不明)。
アプリゲーム『勝利の女神:NIKKE』ではコラボ参戦メンバーとして選ばれている。しかもプレイアブルで(9SがNIKKEの世界観的な事情でプレイアブル出来ないため、パスカルが選ばれた説もあり)。
関連タグ
シリーズ
キャラクター
- 2B/ヨルハ二号B型
- 9S/ヨルハ九号S型
- A2/ヨルハA型二号
- ポッド042
- ポッド153
- ホワイト/ヨルハ部隊司令官
- オペレーター6O
- オペレーター21O
- アネモネ(NieR)
- ジャッカス(NieR)
- リリィ(NieR)
- アダム(NieR)
- イヴ(NieR)
- パスカル(NieR)
- 機械生命体(NieR)
- ボーヴォワール
- N2/赤い少女
- デボル&ポポル/デボル/ポポル
- エミール/実験兵器7号
表記揺れ
その他
同シリーズの似ているキャラクター
- ルイーゼ(ニーア) (中の人が同じ)
※ネタバレ注意
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3周目のA2ルート、「パスカルの絶望」にて彼の村の一部の住人が暴走。
A2の助力もあり、子供達だけは工場廃墟に避難させることに成功する。しかし、すぐに敵性機械生命体が大量に押し寄せたことで普段は温厚な彼もついに激昂。A2と共闘し、超大型兵器・エンゲルスを操作して機械生命体の大軍と敵のエンゲルスを撃破することができた。
その後、避難していた子供達の元に帰った彼。
しかし…………
そこには、子供達が集団自殺した地獄のような光景が広がっていた。
パスカルは将来のために子供達に様々な感情を教えていた。その一つ、「恐怖」は無謀なことで命を捨てないようにと願ったものだった。
しかし幼い子供達はその「恐怖」に押し潰されてしまい、自ら命を絶つことを選んでしまった。
もし彼がその場に残って子供達を安堵させていたなら避けられた悲劇かもしれない……が、この時の敵性機械生命体は相当な数がいた上A2もボロボロであり、パスカルが戦わなければそのまま全滅する以外なく、どちらにせよ詰みの状態であった。
その後、彼の願いで記憶を消すか破壊するか、もしくは何もせずに立ち去るかの三択を迫られる。
記憶を消した場合は村長になってから現在までの記憶が消え、崩壊した村に戻って店を開いている。その売り物の内容と前述のイベントから今作をプレイした者達に強いトラウマを植え付けた。
破壊した場合は換金アイテムであるパスカルのコアを入手し、何もせず立ち去った場合は同じく換金アイテムのパスカルの愛読書が村に置かれ、パスカルは出現しなくなる。
その後、村を訪れた9Sから「パスカル」と呼ばれた際には「聞き覚えがある」と述べており、訂正や別の名を名乗ることもなかったことから元々は名前がなく、パスカルという名前も村長になった後から名乗るようになったものであることが示唆されている。
後の公式展開では記憶を消して生存する展開が正史として採用されており、記憶を消した後も穏健派としてアンドロイド側との和平を成功させている。
『NieR:Automata Ver1.1a』
『第5話』から登場し、出会いも2Bと9Sが村人の案内で、村に向かった原作とは違ってアニメではレジスタンスのリーダーのリリィからお使いを頼まれた2Bと9Sが村に向かうという流れになっている。又、彼の回想において自分と同型達と共に、現在の村にあたる地域で敵と戦っている時に奈落の底に落ちてしまう。そこに村の御神体となる球体と接触して平和主義者になる経緯が描かれた。
物語終盤、『塔』の出現における地殻変動にま巻き込まれて気絶、倒れていたA2を救出し、パスカル村で保護していたが、外部の敵性機械生命体が大群でパスカル村に向かっていると、ポッド042から情報提供があった為、パスカルは村の大人達、そしてA2と共に一時迎撃に成功する。しかし、空からの攻撃に切り替えた敵性機械生命体が自爆型を投下し、爆撃によって村は壊滅、大人達は全員死亡してしまう。その後A2が殿を勤めている間に、生き残っていた子供達をレジスタンスキャンプに避難させた後、A2の所に戻る途中に放棄されていたエンゲルスを接続して操作し、村に向かっていた敵のエンゲルスと戦っていたA2の元に駆け付けた。ここでは原作と同様に激昂しながら敵のエンゲルスを破壊した。その後、エンゲルスから分離してA2の元に駆けつけて彼女が無事な事に安心した。しかしその直後、リリィから緊急連絡が入り、急いでレジスタンスキャンプに向かうが、2人が駆け付けた時にはレジスタンスは全滅しており(※治療とメンテナンスができる双子モデルはリリィの命令でキャンプから既に退避していた)、唯一生き残っていたリリィもウイルス感染していた。実はパスカルが子供達をキャンプに避難させた時、オルゴールを持っていた子供の1人が余りの恐怖に耐えられず、ウイルス(※簡単にいうとコンピューターウイルス)を発症してしまい、パスカルがキャンプを離れた後、子供と接触したレジスタンスのアンドロイドが次々と感染するパンデミックが発生し、感染していない仲間を襲う地獄絵図となってしまっていた。まだ意識があるリリィから感染の経緯を聞パスカルはあまりの状況に唖然としてしまう。そしてリリィから子供達の避難場所を伝えられ、直ぐに避難場所のコンテナに向かうが、そこにはウイルス感染した子供の1人が、他の子供達を全員、食い殺すという凄惨な現場になってしまっていた。パスカルは子供達に「恐怖」という感情を教えた結果、レジスタンス全滅という取り返しのつかない事態にショックを受けてしまう。そしてパスカルは自らの罪にけじめをつける為に、ウイルス汚染された子供を抱き抱えた。その瞬間、噛まれてウイルス感染してしまうも、自らのジェネレーターをオーバーヒートさせ、A2に後の事をを託して自爆するという。原作以上に悲しい最期を迎えた。
そしてパスカルの自爆を見届けたA2はポッド042と共に、『塔』に向かうのだった。