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シュナの旅の編集履歴

2024-10-11 21:42:32 バージョン

シュナの旅

しゅなのたび

『シュナの旅』とは、宮崎駿のマンガ作品である。

概要

1983年宮崎駿徳間書店アニメージュ文庫から出した作品で、チベットに伝わる民話を元にしている。(作者は刊行時に、興行的に大失敗した作品のせいで仕事干されてたらしいのでこんな形。アニメ化したかったとあとがきにある)

ページカラー漫画というより絵本のように描かれている。

作中の世界の設定や登場人物、話の展開、動物などは後の『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』などに登場し、『もののけ姫』の原点の一つとなった(ヤックルの他に、『ラピュタ』で3秒くらい、『もののけ姫』で10秒くらい、もふもふする「ミノノハシ」というのがこれに1ページ出てくる あと主人公へなんか示唆するじじいが出てくるが、このシーンが『もののけ~』の主人公ジコ坊の1シーンとそっくり)。

ジブリ映画ゲド戦記』は原作とは違う原案としてシュナが使われた。

1987年NHKラジオドラマとして製作・放送し、シュナの声はアシタカと同じ松田洋治が演じた。


大麦その他、をもたらす英雄のお約束として、非合法な入手と罰を受けてしまう主人公、があるが本作でもそれを襲う。


物語

何時とも知れない時代、何処とも知れない地。山奥の深い谷の小さな国の王子・シュナは、ある行き倒れた旅人の遺言と形見として、どんな土地でも豊かに実る黄金の種の存在を知り、やせた国を救うためヤックルに乗って、西へ向け旅に出た。

危険な旅路の果てに黄金の種の手がかりを掴む中で、立ち寄った大きな街で黄金の種が大量に売られているのをみる。その街は人狩り達から奴隷を買い、「神人の土地」に奴隷を売る対価として黄金の種を得ているのだという。シュナはその不浄の街で奴隷の姉妹に出会い、己の勇気と向き合い、彼女たちを救い出す。

追っ手をかわし、姉妹と別れたシュナは、ついに話に聞く地の果ての海の先にある黄金の種が存在する「神人の土地」へ足を踏み入れる。

一方の姉妹は北の地の村に逃れ、シュナと再会するが、新たな困難に向き合う。


余談

『風の谷のナウシカ』にも登場する「ミノノハシ」や、ナウシカ世界の人々が被っていることが多い兜などから、ファンからは概ね『風の谷のナウシカ』と同一世界であると認識されることが多い。

更に、緑色の大柄な人造生物が農耕をしているシーンが、ナウシカの劇中において人造生物ヒドラが農耕をしているシーンと一致することから、ファンの間では「シュナ=土鬼帝国の初代神聖皇帝」という説が有力視されている。


関連イラスト

シュナとテア


関連タグ

宮崎駿 絵本 ヤックル

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