シュナの旅
しゅなのたび
1983年に宮崎駿が徳間書店のアニメージュ文庫から出した作品で、チベットに伝わる民話を元にしている。(作者は刊行時に、興行的に大失敗した作品のせいで仕事干されてたらしいのでこんな形。アニメ化したかったとあとがきにある)
作中の世界の設定や登場人物、話の展開、動物などは後の『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』などに登場し、『もののけ姫』の原点の一つとなった(ヤックルの他に、『ラピュタ』で3秒くらい、『もののけ姫』で10秒くらい、もふもふする「ミノノハシ」というのがこれに1ページ出てくる あと主人公へなんか示唆するじじいが出てくるが、このシーンが『もののけ~』の主人公とジコ坊の1シーンとそっくり)。
ジブリ映画『ゲド戦記』は原作とは違う原案としてシュナが使われた。
何時とも知れない時代、何処とも知れない地。山奥の深い谷の小さな国の王子・シュナは、ある行き倒れた旅人の遺言と形見として、どんな土地でも豊かに実る黄金の種の存在を知り、やせた国を救うためヤックルに乗って、西へ向け旅に出た。
危険な旅路の果てに黄金の種の手がかりを掴む中で、立ち寄った大きな街で黄金の種が大量に売られているのをみる。その街は人狩り達から奴隷を買い、「神人の土地」に奴隷を売る対価として黄金の種を得ているのだという。シュナはその不浄の街で奴隷の姉妹に出会い、己の勇気と向き合い、彼女たちを救い出す。
追っ手をかわし、姉妹と別れたシュナは、ついに話に聞く地の果ての海の先にある黄金の種が存在する「神人の土地」へ足を踏み入れる。
一方の姉妹は北の地の村に逃れ、シュナと再会するが、新たな困難に向き合う。
『風の谷のナウシカ』にも登場する「ミノノハシ」や、ナウシカ世界の人々が被っていることが多い兜などから、ファンからは概ね『風の谷のナウシカ』と同一世界であると認識されることが多い。
更に、緑色の大柄な人造生物が農耕をしているシーンが、ナウシカの劇中において人造生物ヒドラが農耕をしているシーンと一致することから、ファンの間では「シュナ=土鬼帝国の初代神聖皇帝」という説が有力視されている。
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コメント
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すべて見るあれから5年後・・・
映画「風の谷のナウシカ」から5年後を妄想してみた・・・絵心が無いので小説で。「シュナの旅」を映像で観たいなぁ・・・ 《追記》5/13閲覧数が1000件超えた~~!!金ローの影響って凄い!! このお話より前のストーリーを書きました。 『アスベル物語シリーズ』→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7656926 『続・アスベル物語シリーズ』→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7860965 続編を書きました 『古い伝承…』→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=105788491,004文字pixiv小説作品