カイザフォン
かいざふぉん
特撮番組『仮面ライダー555』に登場するアイテムの1つ。
9・1・3
《COMPLETE》
概要
「カイザギア」と呼ばれる装備群の一種で、携帯電話(ガラケー)を模したマルチデバイス。
カイザドライバーとの併用で使用者を仮面ライダーカイザに変身させる。
ファイズフォンやデルタフォンに比べて、電子音声が低くくぐもった音声なのが特徴。
形式番号はSB-913P。
機能・構造
超金属・ソルメタルの硬度を更に高めたソルメタル228でできた外装「メタルケース」で覆われおり、理論上戦車に轢かれても壊れる事は無い。
内部にはフォトンブラッドを生成する「トランスジェネレーター」を搭載しており、これが仮面ライダーカイザの力の根源になっている。
超高感度の「マズルアンテナ」により地下でも高精度の通信が可能。フォンブラスター形態時には、エネルギー弾である「フォトンバレット」を撃ち出す銃口となる。
ヒンジ部分が回転するスライド式で、180度回転させると携帯電話型になる。
商品化
2003年4月一般販売の「変身ベルトDXカイザドライバー」に付属。
ドライバー以外にミッションメモリー同梱。
2017年9月13日にプレミアムバンダイで販売開始の「CSMカイザドライバー」にも付属。
新規音声が追加されている。
余談
- モニター部分が著しく小さい。
- デルタフォンに続く携帯電話型デバイスの2号機だがあちらが独自要素の塊なのに対しこちらの要素の多くは後発機に引き継がれている事から、電話型デバイスとしてはこちらが原形と言える。
- カイザドライバーが「呪いのベルト」と言われている原因は、誰でも変身可能だが、エネルギー源であるフォトンブラッドを制御する能力が無いと灰化してしまうため。しかし実際にフォトンブラッドの大元はカイザフォンであり、真に呪われてるのはこの電話である。まぁ変身時は併用なので共犯のような物だが…。
- 注意深く聴き取ると分かるが、実はシステムボイスが何パターンか存在している。初期数話は若干遅回し気味で、特に「エクシードチャージ」のボイスはかなりくぐもっていた。草加雅人が正装着者になってから数話経った辺りから若干早回し気味になったものがデフォルトとなり、カイザポインターの登場を機にエクシードチャージのボイスも一新された。また、PS2やCSMなど、単にファイズフォンのシステムボイスを遅回しにしているだけのものもある。
- 『仮面ライダーガッチャードVS仮面ライダーレジェンド』では「世にも珍しいスライド回転式携帯電話」と紹介されていた。これも時代か…。