※注意
このイベントでは、とあるキャラの核心に触れる、ネタバレを強く含む内容の記事になっているため、閲覧注意になっています。
そのため、ネタバレが苦手な方はブラウザバックをお願いします。
それは、ただ……
ただのみんなの……優しさで……
本当はあたたかくて……、
きっとすごく……いいもので……!
でも……でも!!
ボクはその優しさが
みんなの中に生まれちゃうことがーー
ーーどうしようもなく……嫌なんだ……っ!!
概要
『プロジェクトセカイ』で2024年10月12日18:00~10月19日20:59まで開催されたイベント。
バナーを見れば分かる通り、このイベントは暁山瑞希がメインとなるイベントとなっている。
そして、瑞希の核心を触れる展開の内容であると共に、
25時、ナイトコードで。イベントはおろかプロセカイベント史上類を見ない結末と演出の数々によって、多くのプロセカファンに衝撃を与えたイベントになっている。
あらすじ
一歩を踏み出したまふゆの姿を見て、「自分も前に進みたい」という想いを強くする瑞希。文化祭を前に、今まで話せずにいたことを絵名に打ち明けようと決意するが——。
特徴
開催前
実は当初の予定では、このイベントは、前日の2024年10月11日15:00に開催予定だった。しかし、制作の都合によって、前述したように、次の日の10月12日に開催された(参考。ちなみに、この延期について、一部のファンから、10月11日はカミングアウトデーと被ってしまうため、それと被るのを防ぐために延期したと推察している人も多かった)。
そして、10月11日12:01に、このイベントの開催告知のポストがX(twitter)で投稿された(参考)。
その際に、このイベントで実装されたカード「【失われてしまったもの】★4 暁山瑞希」の特訓前のイラストが公開されたのだが…。
そのイラストが、瑞希が何かしらの出来事によって絶望しているかのようなイラストになっていたこともあり、過去類を見ない描写に多くのファンが衝撃を受けることになった。
実際にSNS上でも、
などのように、多くのファンでも、瑞希がどうなってしまうのかという心配の声が相次いでいた。
また、このイベントの開催告知が投稿される以前、2024年9月27日に、このイベントで追加された25時、ナイトコードで。の書き下ろし楽曲『化けの花』を担当したなきそ氏の
「どうしようもない現実ってあると思います。覚悟の準備をしておいてください。」
というコメントが書かれている意味深なポスト(参考)が投稿されていたこともあり、それに関連して一部のファンも、
などの声が存在していた。
そして、瑞希の声優を担当している佐藤日向氏のX(Twitter)のこのイベントに関連するポスト(参考)でも、
訳がわからないくらい苦しくて
演じたあとも涙がでちゃったな
と書かれており、そのポストのコメントでも、「見るのが怖い」などの意見が多く存在していた。
開催後
そして、多くのファンが衝撃を受けた開催告知から1日後の10月12日18:00に、このイベントが開催されることになるが、その時でも多くのファンが衝撃を受けることになる。
まず、ストーリーの内容は、瑞希の核心に触れるイベントになっていた。前述のあらすじで書かれている通り、絵名に打ち明けようと決意した瑞希だが、その際に、とある秘密がバレてしまうという衝撃的な展開になっている(詳しい事例についてはこちらの「瑞希の秘密について」も参照)。
それだけに留まらず、このイベントは、これまで開催されてきたプロセカのイベントの中でも特殊な事例が存在していた。
- アフタートークなし
プロセカのイベントでは、開催終了時にアフタートークが開催されるということが定番になっていたが、既にX(twitter)で告知されていた(参考)ように、このイベントでは、アフタートークの実施がないという珍しい出来事になっていた。
なお、次回の25時、ナイトコードで。のイベント開催時のアフタートーク内で実施される予定になっている。
- アフターライブの異様な短さ
アフタートークの実施はないものの、同じく開催終了時の定番になっているアフターライブについてはいつも通り開催される…のだが、告知されている公演時間にも、このイベントだけかなり特殊になっている。
普通、開催終了時に開催されるアフターライブの公演時間は通常10分前後になっていることが多い。しかし、このイベントのアフターライブの公演時間については、わずか3分35秒になっている。それだけではなく、アフターライブでも異例の演出が存在していた(後述)。
- 瑞希の衣装について
「【失われてしまったもの】★4 暁山瑞希」の特訓後のイラストでは、リボンが目に覆って隠れているようなイラストになっており、今後の展開で不穏な空気を感じさせるイラストになっている。このカードを入手した際に手に入ることが出来る衣装を瑞希に着させると、リボンが目に覆っている姿の瑞希を見ることが出来る。
なお、瑞希のこの新衣装が実装される以前にも、別のソシャゲで目が隠れている衣装が実装された事例は存在している(例:『アサルトリリィ Last Bullet』の「悪蝕のナイトメア」で実装された「カオスナイトメア」衣装の芹沢千香瑠など)。しかし、大抵の場合は片目が隠れていることが多い(前述の「カオスナイトメア」衣装の芹沢千香瑠もこれに該当している)のに対して、瑞希の新衣装の場合は、リボンで両目や耳を覆っているような状態(参考)であり、この点も明らかにこのイベント以降の瑞希の今後に対する不穏な空気を感じさせる。
なお、余談になるが、前述したように、リボンが目に覆っているということもあるのか、以下のイラストのように、目が見えない状況をネタにしているようなイラストもpixiv上で存在しているようだ。
- 瑞希の立ち絵
このイベント以降、瑞希の立ち絵が変化し、瑞希の目のハイライトが消滅している。そして、その瑞希のボイスのトーンも無くなり、台詞もかなり暗い内容に変化している(参考)。
「そういえば今日、バイトあったな。はあ……。サボったら、さすがにまずいかな」
「何かやって気を紛らわせたいのになんにもやる気起きないな」
目のハイライトが失われ、暗い発言をする瑞希の姿を見て、イベストを見る前でも不穏さを感じたファンもいるようだ。
なお、リザルト画面などの場合は普通の瑞希の状態になっている模様(参考)。
- まさかの警告文
このイベントのストーリーの第8話を読む前に以下の警告文が表示されていた。
「このストーリー以降、一時的に暁山 瑞希が「現実世界」に現れなくなります。読み進めてもよろしいですか?」
上記の警告文の存在もあって、この点も多くのファンでも衝撃を受けていた。そして、実際にこのイベントのストーリー第8話を読むと、それ以降は一時的に瑞希が「現実世界」に現れなくなってしまう。このイベントの終盤の展開を想像させるような恐ろしい警告文ということもあって、やはり多くのファンでも衝撃を受けている(参考)。
なお、イベントのストーリーを読む前に警告文が表示される事例が発生したイベントは、本作のこのイベント以外にも別のソシャゲのとあるイベントでも存在していた(但し、警告文の内容は、このイベントの場合は瑞希が「現実世界」に現れなくなるという内容だが、あちらの場合は自死にまつわる過激な表現という感じであり、警告文の内容は異なる)。
- 季節ボイスの変更
さらに、このイベント開始時から、瑞希のみ、季節ボイスからこのイベントの結末を踏まえたひとことセリフが流れるようになる更新が行われている。
- このイベントに関連した4コマ
2024年10月14日には、このイベントに関連した4コマが公開された(参考)。4コマのタイトルは「決意の先」。瑞希がニーゴのメンバーが神高文化祭を楽しんでいるような感じの内容だが、その4コマに至っても、
- 占いの館に着いた際に、瑞希が「未来って見えちゃったら見えちゃったでなんか怖いしさー」と発言した他、占いの館よりもお化け屋敷の方が楽しいと発言している。
- 2コマ目以降の瑞希の回想もこのイベントを見た後だと意味深な回想になる。
2コマ目 |
---|
今日ボクはひとつの決意をしている |
3コマ目 |
ボクたちの関係は今日までかもしれないから…… |
4コマ目 |
今この時間を楽しみたいんだ |
などのように、このイベントを見た後では印象が一気に変化するような内容の4コマであり、多くのファンでも「イベスト読んでから4コマを耐えられた人はいるのか」と感じていた人も少なくなかった(また、4コマ目では、笑顔で文化祭を楽しんでいる瑞希が描かれているため、「ここだけでも笑ってくれて良かった…」などのような感想を持った人も少なからず存在している)。
そして、この4コマの話数は第259話。259の次の数字は260であり、瑞希が所属しているユニットの名前にも使われている「25」という数字が消滅する。たまたまこの数字になっていたという可能性も無くはないが、これに関連して「気のせい……だよね?」などの声が出ていた。
- その他
それ以外にも、キャラクターアーカイブの瑞希ちゃんのエリア会話にイベスト読み終わったあとのエリア会話がないということに気付いたファンも存在している(参考)。
- SNSでの反応
本作史上最悪の結末を迎えてしまったということもあり、SNS上でも阿鼻叫喚、地獄絵図の状態となっている。X(Twitter)のトレンドでも、このイベントの主役になった瑞希や、騒動の原因を作った男子生徒Aがトレンド入りしているということもあり、ファンの反響が凄まじいことになっている。
また、SNS上では、終盤の騒動の原因を作った男子生徒(特にカミングアウトした男子生徒A)に対して、ファン(特に瑞希が好きである人)を中心に「男子生徒Aは絶対に許さない」などの意見が多くなった。彼らも明確な悪意を持っていた訳では無いので難しい所である。モブキャラに対して反感を抱くファンが増えてしまう事例は、他のソシャゲでもあまり存在していないため、まさに極めて異例な出来事だといえる。
挙句の果てには、2024年10月21日から開催予定の東雲彰人がメインとなるVivid BAD SQUADのイベント「Rekindle the flame」(イベント名は同年10月20日に判明されている)に対して、一部の人が心無い発言(「彰人バナー飛ばして絵名バナーにして」など)をしていたこともあり、彰人バナーに対する無礼な発言に対して一部のファンが苦言を呈するといった事例も起きていた(参考)。
また、このイベントの影響もあるのか、pixiv上でこのイベントに関連するイラストが多数投稿されている。
- 演出面
このイベントでは新しい演出が類を見ないほど多く登場した。
登場した新演出は以下の通り。
・モブから瑞希にかつて放たれた言葉のフルボイス化
・鼓動の音:屋上に向かう途中の瑞希・最悪の形で秘密を知った時の絵名
・まるで走馬灯のように無音で流れる過去のイベントの絵
・各話一覧のそれぞれについている題名とそれに対応するハイライトがあるが第8話のみ誰も映っていない
・第8話開始時の警告文
・類を見ないほどの涙
・背を向けたまま話す
・黒画面のままセリフボックスもでずに瑞希の独白が続きそのままゆっくり暗転する(操作不能)
・そもそも起承転結が成り立っていない(瑞希の独白を「結」として捉えることもできなくもないが)
アフターライブ
その後、2024年10月19日22時~10月20日21時まで、このイベントのアフターライブが開催された。
既にイベントの結末や前述した公演時間の短さもあって、多くのファンから不穏を感じ取っていたが、その内容は、これまで開催されたアフターライブとは全く異なる演出になっていた。
- 披露した曲は「君の夜をくれ」であり、しかも開始早々に披露している。
- 但し、その時の衣装だが、前述の今回のイベントで実装された衣装ではなく、三周年のニーゴ衣装だった。
- 演奏終了後、何も言わず奏、絵名、まふゆ、ニーゴルカの順でニーゴのメンバーの姿がうっすらと消えていく演出が入る。
- しかも、一番最初にうっすらと消えてしまうのは、過去にニーゴに救いの手を差し伸べた奏である。
- そして、最終的に一人ぼっちになった瑞希。
- 最後は「馬鹿だな…もう…みんなとは歌えないのに」と呟いてアフターライブが終了する。
このような、過去前例を持たない想像を絶する演出が見られたということもあって、本アフターライブでは多くのファンが衝撃を受けることとなった。
なお、上記の演出もあって、このアフターライブで披露した「君の夜をくれ」の印象が大きく変わったと感じているファンも存在していたようだ。
余談
瑞希の核心に触れる終盤の内容や、これまで開催されたプロセカのイベストでは見られなかった演出の多さで注目を集めやすいこのイベントだが、それ以外にも、このイベントの見所が少なからず存在する。それが、このイベントで登場した「本気のイカ焼き」関連の出来事である。
文化祭での出来事が描かれた場面では、絵名が「本気のイカ焼き」が書かれているTシャツを着ている場面がある(これは文化祭の出し物でイカ焼きをすることになったため。ちなみに、絵名曰く「ソースのにおいキツいし、(「本気のイカ焼き」が書かれているデザインの)クラTも可愛くない(ちなみに、これはクラスの悪ノリによってこのデザインになったとか)」という理由でモチベが上がらなかったようだ)のだが、その「本気のイカ焼き」に対して、シリアスな展開や異例の演出が相次いだこのイベントの唯一のメンタルケア要素や癒し要素だと感じた人が多かった。
そして、その影響もあるのか、何故か「本気のイカ焼き」がトレンド入りしていたこともあった。
また、このイベントで「【本気のイカ焼きを味わって】★3 朝比奈まふゆ」も実装されているのだが、イカ焼きを食べているまふゆに対して、一部のファンが心の癒しだと感じていたことが多かったようだ。また、このイベストでは、まふゆが、イカ焼きの材料となったイカの産地と種類を気にしている場面が存在していた。
総評
以上の出来事もあり、瑞希の核心に触れる内容でありながら、開催前のバナーのイラストのインパクトの強さ、このイベントの終盤で起きた本作史上最悪の結末、そして、このイベントだけの特殊な仕様やアフターライブの異例の演出などの展開が数多く見られたということもあり、(特に瑞希が好きである人を中心に)数多くのファンが衝撃を受けた。
そして、このイベントの終盤の展開を見た多くのファンは、最悪の形でバレてしまい、そして、目のハイライトやボイスのトーンも失われ、「現実世界」に現れなくなってしまった瑞希の今後について心配の声が相次ぐようになった。
これまでプロセカで開催されてきたイベントでは、このイベント以外にも、例えば、とある人物の真相が描かれ、かなり重い展開が繰り広げてきた(そして、その結果、多くのビビバスファンにとっては激しい賛否両論になった)「Light Up The Fire」や、まふゆの母親に関連したイベント(「イミシブル・ディスコード」など)のように、あまりにも物語の展開が重すぎるイベントが開催される度に、多くのファンが衝撃を受け、SNS(特にX(twitter))上でも騒動になったイベントは何度も開催されてきた(なお、それ以外にも、前々回のイベントであるレオニメインのイベント「This moment with you!」に至っては、かつて公開されたストーリーとの矛盾点が多数見つかった(参考)ということもあり、それによって一部のファンからストーリーの矛盾に対する批判的な意見が殺到し、やはりSNS上で騒動になってしまっている)。
しかし、このイベントの場合、瑞希の核心を触れる展開の内容でありながら、イベント開始前のバナーのイラスト、他のイベントでは見られない演出(前述のアフタートークなしや瑞希が「現実世界」に戻れなくなるという警告文など)、モブキャラ(男子生徒A)が原因によるプロセカ史上最悪の結末など、これまで開催されてきたプロセカのイベントとしては異例となる展開や演出が繰り返されてきたことにより、多くのプロセカのファンにとっては衝撃を与えてしまうことになった。
このようなこともあり、多くのファンにとっては、今回のイベスト及びアフターライブはプロジェクトセカイ史上最恐の絶望イベントと言われている。それに加えて、前述の異例の演出などもあって、これまでリリースされた数多くのソシャゲで開催されたイベントの中でも、最も激重な展開を抱え持ったイベントだと感じている人も存在する(参考)。
考察
瑞希のイベント衣装の目隠しは死刑囚を意識していると言われている。
これは書き下ろし曲である化けの花の歌詞に「生まれた罰を終わらすように」とあった事や、MVにあった目玉の花が種を飛ばすホウセンカに似ており、目隠しは死刑囚の目玉が飛び出るのを防ぐ役割を持つ為。
また、瑞希のイラストの構図が首吊りに酷似していると話題になっている。
そして前述の目隠しと今回のバナーの内容を合わせた結果今後の瑞希の末路に絶対にあってはならないある可能性が浮上している。
関連イラスト
関連タグ
スロウスタート:このイベントの展開と似たような事例が発生していた話が存在する、まんがタイムきららで連載されている漫画作品。該当している話は単行本第8巻の終盤で、このイベントと同じように、その作品の主人公である一之瀬花名がある人物の登場によって、そのキャラの核心がバレてしまうという展開になっていた。また、文化祭に関連した出来事である点(但し、このイベントでは文化祭が開催されたのに対して、スロウスタート8巻は文化祭直前の話である)や、核心を触れられてしまったキャラ(このイベントでは瑞希、スロウスタート8巻では花名)がその場から逃げ出してしまうという展開も似ている。
- そのため、一部のファンから「シリアス度を100倍増しにしたスロウスタート8巻終盤」と言われることもあった(参考)。
- 但し、本作史上最悪の結末を迎えることになってしまったこのイベントとは異なり、あちらの場合はまさにハッピーエンドを感じさせるような雰囲気の展開になっている(仲間達のフォローや、花名の核心を触れたとあるキャラが、核心を触れるきっかけを作った、花名と話した理由が明確に描かれているため。また、花名の核心を触れたとあるキャラは、このイベントで瑞希の核心を触れてしまった男子生徒とは異なり、花名の核心を友達にバレてしまったという責任を感じて、すぐに謝罪している)。
…………………………………ごめん
自業自得だな……
逃げて、逃げて、逃げ続けて……
いっそ誰か話してくれ、って思ってたんだから……
願い通りになったじゃないか。
あーあ、
消えたいな。